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ラトリー, オリヴィエ(1962-)

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  • クープラン: 修道院のためのミサ

    【現代最高の名手ラトリーが理想的環境で弾く、ルイ14世に仕えた鍵盤奏者の「本職」!】数々の一流オーケストラとの共演でも知られ、2019年火災に遭ったパリ・ノートルダム大聖堂のオルガンの正規奏者として、被災前最後の録音も制作している名手オリヴィエ・ラトリー。古楽から現代作品まで、常に演奏曲目の本質を見据え、音響環境をよく見定めて楽器の魅力を最大限に引き出す解釈を聞かせてきた彼が、フランス・バロック最大の鍵盤音楽の大家F.クープランによるオルガン曲の大作と向き合いました。しかも録音場所は、この大家が仕えたルイ14世の治世下で長年にわたる計画の末に完成されたヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂。現存するクープラン唯一のオルガン曲集に収録されている『修道院のためのミサ』は、ミサの祈祷文の朗誦と交互にオルガン演奏を挟んでゆく当時の礼拝習慣にあわせて書かれた長大な作品。詩節ごとに細かく分かれた楽章の数々には使う音色が曲題として明記され、明瞭な音の動きの中でフランス音楽ならではの色彩感豊かな響きが味わえる内容。ラトリーはフランス古楽シーン有数の歌手たちによる比類なく玄妙な歌唱を得て、同じく王室礼拝堂に仕えた17世紀の大家デュモンやニヴェールの歌を交え、当時の礼拝の文脈に乗せてこの傑作を「いま」に甦らせます。ヴェルサイユ王室礼拝堂のオルガンは設置当初の形に復元されており、クープラン自身の演奏でも味わえたであろう音響を追体験できるのも貴重。ALPHAレーベル初期の名盤群で知られる録音技師ユーグ・デショーが、礼拝堂の残響や佇まいを自然に伝える美しいエンジニアリングで、オルガンと歌声の交錯を鮮やかに伝えてくれます。(2022/11/11 発売)

    レーベル名:Château de Versailles Spectacles
    カタログ番号:CVS082

  • クープラン: 教区のためのミサ

    【本来の文脈に沿った声楽入り演奏で真意に迫る、ラトリー満を持しての全曲録音】サン=サーンスやドビュッシーら、フランス近代の作曲家たちも注目したフランス・バロック最大級の作曲家クープラン。クラヴサン(チェンバロ)のための個性的な独奏曲が昔から脚光を浴びてきましたが、その本職はオルガン奏者でした。一族が代々仕えたパリの聖ジェルヴェ教会で実力を養った後にルイ14世の王室礼拝堂オルガン奏者となり、生涯最初に発表した曲集も、ここに収録された作品を含む2作のミサ曲からなる内容でした。17世紀当時のフランスでは礼拝に際して祈りの言葉がグレゴリオ聖歌で唱えられる中、式次第の進行に合わせてオルガンが奏でられ、奏者は音栓を駆使して多彩な音色を使い分け、祈りの詩句を彩っていましたが、クープランの曲集はその流れに沿った無数の小品の連続でできています。声部ごとに音栓を別々にして室内楽のように対話させてゆくその音楽は、個々に完成度の高いオルガン曲として演奏されることも少なくありませんが、名手オリヴィエ・ラトリーはここで、声楽陣を交えて当時のミサ式次第をなぞる流れで全曲を録音。それぞれの作品がどのような存在として扱われていたのか、当時流の演奏再現でクープランの真意に迫ります。パリ・ノートルダム大聖堂の専属奏者として、2019年の被災直前に残したバッハ録音が有名なラトリーですが、この傑作の彼にとっての初録音とは思えない堂に入った解釈は流石というほかありません。かつて作曲家自身も専属奏者の一人として奏でた歴史的銘器で、フランス・バロックの素顔に触れられる貴重な新録音です。(2023/03/24 発売)

    レーベル名:Château de Versailles Spectacles
    カタログ番号:CVS083

  • 詳細

    プーランク:オルガン協奏曲 ト短調/サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」/バーバー:祝典トッカータ(ラトリ/フィラデルフィア管/エッシェンバッハ)

    (2010/08/09 発売)

    レーベル名:Ondine
    カタログ番号:ODE1094-5