ダルヴァローヴァ, エルミラ
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以前はプッチーニのトゥーランドットの補筆完成者としか認知されていなかったアルファーノ(1875-1954)ですが、以前リリースされたチェロ・ソナタ(8.570928)の暗く蠢く情熱的な音楽で、若干人気も高まったかのようです。このアルバムでも、そんなアルファーノの個性的な音楽を聴くことができます。最初のヴァイオリン・ソナタはフランスの印象主義の影響も受けていて、流麗でありながら、不確定な和声が続く色彩豊かな曲です。ピアノ五重奏曲は、彼の最後の室内楽作品でありながらも、深い抒情性に満ち、決して無調にはならず、聴き手に安心感すら与えてくれる美しさがたまりません。魅力的な「ネニアとスケルツォ」は、彼が訪れた様々な国の思い出や、スラブ民謡などが入り混じって聴こえてきます。優しくくつろいだ雰囲気を持つ小品です。(2011/10/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572753 |
最近では、プッチーニの未完のオペラ「トゥーランドット」の補筆者としてのみ知られるアルファーノですが、彼自身才能に溢れた作曲家でもありました。その作品のほとんどはオペラでしたが、ここで聴けるような大規模な室内楽も素晴らしい出来栄えを誇っています。「コンチェルト」と題されたピアノ三重奏曲には、バスク地方の民族音楽と、漂うような抒情性が相俟って、独自の美しい響きが醸し出されています。冒頭から恐ろしいほどの緊張感を漲らせたチェロ・ソナタはドビュッシーやラヴェルの影響も感じさせる流麗さも兼ね備えています。これらの曲の狂おしいほどの美しさには息が止まる思いがすることでしょう。(2009/09/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570928 |
ブラームスの3曲のヴァイオリン・ソナタは多くのヴァイオリン奏者たちが一度は演奏したいと願う記念碑的な存在です。このアルバムでヴァイオリンを演奏しているのはエルミラ・ダルヴァロヴァ。4歳からヴァイオリンを始め、ジョーゼフ・ギンゴールド、ヘンリク・シェリングに教えを受け、メトロポリタン歌劇場管弦楽団のコンサート・ミストレスに就任。カルロス・クライバーを始めとした大指揮者たちと共演を重ねた彼女は、グラミー賞にもノミネート経験があり、2011年に設立された国際コンクール「グローバル・ミュージック・アワード」で2017年、2018年で金賞を獲得した名手です。これまでにゲーリー・カーとのボッテジーニや、フランコ・アルファーノの室内楽作品集、新しいところではブルネッティ:タンゴのアルバムなどで高い評価を受けており、現代音楽にも積極的に取り組んでいますが、今回はヴァイオリニストの原点に立ち返り、ブラームスのソナタを真摯に演奏。豊かな経験と音楽性が反映された素晴らしい演奏を聴かせています。(2019/04/26 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM295 |