シャイン, ワン
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(2018/03/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :2.110350 |
繊細な感情を持つシューマン(1810-1856)は、その作曲姿勢にも独特なものがあり、例えば作品を書く時にも、ある時にはピアノ曲ばかり、その次は歌曲、そして交響曲などと、特定のジャンルに集中的に取り組む傾向がありました。そんなシューマン、1841年に到来した「交響曲の時期」を過ぎると、次は室内楽曲の時期が来たようです。ピアノ五重奏曲やピアノ四重奏曲(どちらも変ホ長調)の代表作は1842年の作曲で、以降、シューマンは幅広いジャンルの作品を、精神の不均衡と戦いながら書きあげていくのです。このファイン・アーツ弦楽四重奏団とピアニストのワン・シャインの演奏は極めて表情豊かなもので、ピアノ五重奏曲の冒頭の胸の滾りを表すかのようなパッセージにも、細かな感情の揺らぎが見て取れる、痒いところに手が届くような素晴らしい演奏となっています。1853年に書かれた「おとぎ話」は、彼の神経の糸が切れてしまう直前の作品ですが、そこには驚くほどに明るく豊かな世界が広がっています。(2012/10/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572661 |
スクリャービン(1872-1915)の珍しい初期作品から悪魔的様相を見せる晩年の作品まで全てを楽々と弾きこなすのは中国生まれのシャイン・ワン。確かなテクニックは勿論のこと色彩的な音楽を壮大に表現できる現代でも稀有の才能です。スクリャービン14 歳の作品である2 つのワルツからして油断して聴いている訳にはいきません。まっすぐな道を歩いていたのに、いつの間にか別の世界へ行ってしまうような不安感が漂う作品です。作品番号順に収録されているので聴き進むうちに聴き手の心は一層混迷の度合いを増していくことでしょう。そんなミステリアスな世界を安心して彷徨える素晴らしい演奏です。(2009/07/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570412 |
ダニエルプール(1956-)は、日本ではほとんど知られていない作曲家ですが、現代音楽好きの方ならば、10年ほど前に発売されたエレジー(歌手F・フォン・シュターデの父の手紙をテキストにした歌曲集)を記憶されているのではないでしょうか?彼は管弦楽曲から器楽曲まで広範囲に渡る作品を書いていますが、その根源にあるのは、常に「夢と記憶」で、抒情的な作風を貫くことで、現実と空想の世界を自由に行き来するものです。このピアノ曲集も、彼の記憶にある情景が歪曲され、不思議な形として立ち現れます。(2011/05/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559669 |