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シュナーベル, アルトゥル(1882-1951)

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    ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番 - 第10番(シュナーベル)(1932-1935)

    シュナーベルが先陣となった「ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ録音協会」盤には、シュナーベルの演奏によるベートーヴェンのピアノソナタ全曲と、変奏曲、バガテルなどが収録されていますが、今回ナクソスではCD化するに当たり、従来のLPが持っていた問題~ノイズあるいは過度のイコライジングによる歪みを除去し、原音に最も近い形で再プレスしました。第3弾に当たるこのCDでは中期のソナタ4曲を収録。もっとも美しいとされる7番・8番の緩除楽章において、旋律をたゆみなく歌わせるシュナーベルの卓越した集中力が聞き所です。(2003/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110695

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    ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第11番 - 第13番(シュナーベル)(1932-1934)

    ベートーヴェンのピアノ・ソナタを全体で見た場合、その作風の大きな転換点がいくつか見て取ることが出来ます。このCDに納められた作品22から27にかけては、いわば古典派の模範的ソナタからの脱却をベートーヴェンが図ろうとした時期とみなすことができます。作品22がその萌芽とも言える曲で、作品26においては形式面で完全に独自の形式、即ち第1楽章が実質的には欠けるという大胆な形を取っています。優れた理論家でもあったシュナーベルは当然のことながら作曲家のこれら実験的試みを見逃すことなく、極めて知的な解釈を披露しています。(2003/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110756

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    ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」、第15番「田園」、第16番(シュナーベル)(1933-1937)

    ロマン派の多くのピアニスト達が、標題的あるいは情緒的な解釈をベートーヴェン作品に施していたのに背を向け、シュナーベルは楽譜上に書かれたものを、青写真を解析するように解釈しました。しかし彼の演奏は杓子定規で冷たいものではなく、常に古典的品格と清澄さが漂うものでした。「月光」の第3楽章のように名人芸が要求されるところでも、けっして行き過ぎた芸当をひけらかすことなく、常に彼独特の解釈の支配下に置かれています。「田園」はとりわけ彼のそうした古典的解釈のもっとも成功した例で、格調の高さとメロディーの歌わせ方は傾聴に値します。(2003/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110759

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    ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番、第18番、第21番(シュナーベル)(1932、1934)

    「ドラマ的ソナタ期」とも分類される1802~1808年にかけて、ベートーヴェンは従来の古典的ソナタを脱却し、斬新なソナタを編み出しました。提示部における転調、突発的に挿入される楽句、やがてそれらが渾然と一体となり展開された後、高らかに再現部で解決されるという、それは一連のドラマ仕立てともいえるソナタとなっています。また「テンペスト」に見られるようなレシタティーヴォ的部分や、「ワルトシュタイン」における華々しいグリッサンド楽句など、ピアノの表現力も大きく前進させたのでした。学究肌と思われがちなシュナーベルですが、彼はこの時期の壮大な様式のソナタを、隅々まで分析・解釈し、朗々と歌い鳴らしています。(2004/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110760

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    ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第22番 - 第26番(シュナーベル)(1932-1935)

    ベートーヴェンのピアノ・ソナタのうち、「熱情」こそ、創作の絶頂期に書かれた最高傑作と紛うことなくいえるでしょう。一見相反するかに見える緻密な構築性と爆発的な音楽性とが共存している難曲ですが、シュナーベルはまずは構築性の側から攻めて、堅固な解釈を施しています。「熱情」とは極性の反対に位置するともいえる「告別」。派手さはないものの、旋律線の美しさ、和声の芳醇さあふれるこのソナタ、シュナーベルの演奏は、もっとも柔和で情緒豊かなものの一つと数えることが出来るでしょう。(2004/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110761

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    ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第27番 - 第29番(シュナーベル)(1932-1935)

    楽聖のソナタ中、最大規模にしてもっとも怪異な作品とされるハンマークラヴィア。その規模の大きさ、速度指定の謎、アダージョ楽章の美しさと物議を醸す要素満載のこの作品は、作曲者の経済的欲求からバラ売り(楽章別)にされたという経緯もあります。このスフィンクス的ソナタの謎を如何に紐解き、説得力ある演奏として提示できるかは、過去の銘ピアニストたちにとって試金石でもありました。リストはこのソナタを演奏することによってベルリオーズを熱狂させましたが、シュナーベルは同様に当時の評論家タウプマンを、とりわけ緩徐楽章で感銘させたのでした。(2005/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110762

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    ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番、第31番、第32番 (シュナーベル)(1932)

    最後のピアノ・ソナタに達するに至り、ベートーヴェンはもはやこれら作品を,聴衆を意識して作曲することをやめたかのようでした。自己の編み出した音楽観と形式との対話ともとれるこれら孤高の作品群は、フーガ・変奏曲といった作曲技法をとりながら、きわめて内省的な音楽となっています。ソナタ全集を録音し続け、ここにたどり着いたシュナーベルが、つまるところもっとも美しい形で残したのがこの最後期の作品群であったことは、ベートーヴェンに生涯をかけた彼にとって、喜ぶべきことなのかもしれません。(2005/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110763

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    ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番、第2番(シュナーベル/ロンドン響/ロンドン・フィル/サージェント)(1932、1935)

    19世紀ロマンティシズムの流れの中、リストと並び賞される名教師レシュテツキー門下に出現した異端児にして、知的なピアニストはベートーヴェンに魅入られ、後半生をその作品解釈と演奏にささげました。そのピアニストの名はシュナーベル。このCD〈特に2番の協奏曲の2楽章〉を聴くと、現代の演奏よりもロマンティックに聞こえるかもしれませんが、当時としては過剰な感傷や独善的な解釈を排した、革命的とも言えるものでした。現代につながる演奏史上の転換期の証拠ともいうべきCDです。(2001/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110638

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    ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番、第4番(シュナーベル/ロンドン・フィル/サージェント)(1933)

    反ロマンティストにして理論家であったシュナーベルは、ベート-ヴェンの作品に入念かつ知的な解釈を「文章」としても残しています。突き詰めるところ、彼の望んだものは現代につながる「客観性」な解釈といえます。しかし彼が実際に体現したのは、現代の演奏者の多くが陥る「客観性」=無味乾燥な即物的解釈ではなく、充分に個性的で詩情と色彩に満ちた演奏でした。この盤の3番の協奏曲の、コラール風のラルゴはまさしくその最善の見本といえましょう。演奏に於いては、彼は決して衒学者ではなかったのです。(2001/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110639

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    ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」/チェロ・ソナタ第2番(シュナーベル/ロンドン響/サージェント/ピアティゴルスキー)(1932)

    アルトゥール・シュナーベル(1882~1951)はポーランド南部に生まれ、オーストリア、ドイツ、アメリカでの活動を経てスイスで亡くなったピアニストです。史上初のベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集、ピアノ協奏曲全集の録音を完成、戦前にはベートーヴェン弾きとして、絶対的な評価を得ました。この《皇帝》はその代表盤です。組み合わせはグレゴール・ピアティゴルスキー(1903~76)とのチェロ・ソナタの第二番。ピアティゴルスキーはロシア出身ですがベルリンで活動、両大戦間にはシュナーベル、カール・フレッシュと三重奏団を結成していました。(山崎浩太郎)(2001/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110640