シュトローベル, フランク
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シュニトケ(1934-1998)の音楽を論じるのはとても困難なことと言われます。なぜなら彼は時代に即してその作風を変えてきたからです。このアルバムではショスタコーヴィチの影響を受けたと思われる最初期の作品からセリー、12音、多様式と時代に合わせて形を変えてきた彼の音楽性を楽しむことができます。26歳の時に書かれた最初のピアノ協奏曲(2005年にクピエツが公式に演奏するまで忘れられていた作品)と、4手のための協奏曲など3つの協奏曲がすべて収録されています。(2008/10/22 発売)
レーベル名 | :Phoenix Edition |
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カタログ番号 | :Phoenix103 |
1944年から1946年にかけて制作された映画「イワン雷帝」は、16世紀半ばに実在したイヴァン4世の生涯を描いた作品。残虐、非道な人物で、第1部で一旦は世間から引きこもるも、第2部では民衆の支持を受け大粛清を行うという内容が、当時の権力者スターリンを暗に批判しているとされ、上演禁止となってしまい、予定されていた第3部が制作されることはありませんでした。プロコフィエフの音楽はロシア正教会の伝統を踏まえながらも、色彩豊かな音が溢れています。この作品、1961年にプロコフィエフのアシスタントの一人であるレヴォン・アトヴミャンがオラトリオの編曲を手掛けましたが、こちらは演奏されることなく、同じ時期に指揮者、作曲家のアブラム・スタセヴィチがオラトリオ化したものが通常演奏されています。しかし今回の録音は、プロコフィエフ自身が書いたオリジナル・スコアを再構築したヴァージョンを使用。通常とは違ったナンバーがじっくり楽しめます。(2018/02/23 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5311 |
無声映画「伯林-大都会交響楽」は、1927年のベルリンのある一日をひたすらとり続けたドキュメンタリー。全体は5部に分かれていて、機関車の疾走に始まり、市井の人々の生活を交えながら大都市の一日の姿を克明に描き出すこの映像は、「音楽派映画」,「純粋映画」と呼ばれ、今でもその映像は伝説的な人気を博しています。 このアルバムはドイツのZDFテレビとの共同制作で、当時演奏された音楽をもう一度復元し、フィルムのリマスターとあわせ、完全なる作品としてよみがえられることに成功したもの。85年前のベルリンの姿は驚くほど近代的ですが、人々の生活は現代となんら変わることがありません。大いなる意思を持った大都会の中で精一杯生きている人の姿に寄り添うマイゼルの音楽は、メカニカルさとシニカルさを前面に出しています。動画サイトなどで閲覧可能な映像を見ながら、このアルバムを聴くと、何とも贅沢な喜びを味わうことができるのです。
また、この映画に音楽を付ける試みは他にも行われていて、2009年にはスペインの Alberto Novoa Rodriguezが見事な曲をつけています。(2012/05/16 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5067 |
マスカーニと言えば、歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」のみが良く知られていますが、実はかなりの多作家であり、15曲のオペラを始め、管弦楽曲やピアノ曲、歌曲など優れた作品を残しています。そんなマスカーニ、実は映画音楽も手掛けており、この「サタンのラプソディ」はニノ・オクシリア監督によるサイレントムーヴィーに付けた音楽です。映画自体は静かな人気を誇っていて、日本でもたびたび上映される隠れた名作として知られています。ニーノ・ロータの「山猫」はルキノ・ヴィスコンティが監督した名画で、1860年代の激動のイタリアを舞台としたもの。ロータの重厚な音楽が物語を彩っていることで知られています。シュニトケを始めとした様々な映画音楽の演奏で知られるシュトローベルによる演奏です。(2015/09/23 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5246 |