ベーム, カール(1894-1981)
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ドイツ系の作品を重厚に弾くピアニスト。そんなイメージが先行するバックハウスですが、実のところ、キャリアの若い頃はヴィルトゥオーゾとして腕を鳴らしていました。ショパンの練習曲集におけるこなれたピアニズムはあまりにも有名ですが、このCDに収録されたブラームスにおいても、重装戦車並みの迫力あふれた名人芸を披露しています。超巨大協奏曲である第2番変ロ長調はもとより、ワルツやハンガリー舞曲ではところどころバス音を下げ炸裂させるなど、ロマン派の流儀を見せています。(2004/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110766 |
読譜・暗譜を含め、音楽的能力におそらくもっとも恵まれていたピアニストの一人であったギーゼキング。彼にとっては、大曲である協奏曲一つにおいても、曲全体の構成ばかりでなく細部に至るまで、頭の中にネガのようにしっかりと焼き付けられていたと考えられます。その能力は彼の演奏に、音楽が自然に流れ出し、ピシリと完結するという端正さを与えていました。このCDにおける協奏曲においては、オーケストラとの絶妙なアンサンブルが光っており、独奏から合奏、またオケから引き継ぐ際の作為のない滑らかさは、ギーゼキングが、オケ・パートまで完全に掌握していたことを指し示しています。(2006/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111112 |
1954年、ウィーン国立歌劇場のロンドン引っ越し公演のライヴ録音。演目はベームが得意とする《フィガロの結婚》で、当時のウィーンで全盛を誇っていた歌手たちが勢揃いしたロイヤル・フェスティバル・ホールでの素晴らしい演奏です。当時の評論家ハロルド・ローゼンタールが「Opera」誌上で絶賛した上演は、まさにウィーンの舞台がそのまま再現されたかのような仕上がりであり、オーケストラが紡ぎ出すゆったりとした美しく洗練された音楽はもちろんのこと、ベームとクリップスによって確立された「モーツァルト・アンサンブル」はとりわけ見事で、クンツ、シェフラー、デラ・カーザとユリナッチらの歌唱は人々を魅了しました。初出音源となります。(2018/04/27 発売)
レーベル名 | :ICA Classics |
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カタログ番号 | :ICAC5147 |