アルスター管弦楽団
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海外で活躍する日本人指揮者、もうひとり忘れていませんか。英国や東欧で高い評価を得ている湯浅卓雄その人を。その実力を確かめるチャンスがやってきました。曲は現代音楽のヒット・メーカー、マイケル・ナイマンの作品。映画「ピアノ・レッスン」の音楽を再構成した「ピアノ協奏曲」、そして同じく映画「プロスペローの本」の音楽をベースにした「蜜蜂が踊る場所」。繊細かつ躍動的なこの2曲は難しそうな現代音楽と違って、ジャズやロックのようなノリも楽しめます。颯爽と振りこなす湯浅のカッコよさにも注目!(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554168 |
今日では、むしろ指揮者、あるいはヘンデル作品の編曲者として知られるハーティですが、この時代の指揮者の多くがそうであったように、ピアニスト、作曲家でもありました。そんな彼のピアノ協奏曲は、まさにロマン派ピアノ協奏曲マニアが泣いて喜びそうな、ツボを押さえた感傷的旋律美と分厚いヴィルトゥオジテ満載の作品で、さながらアイルランド風ラフマニノフ!?といった具合です(ちなみに初演はハーティ独奏、ビーチャム指揮で行われました)。オーケストレーションも非常に巧みで、ブラスセクションの活かし方など、随所に個性的、かつ効果的な響きが飛び出します。併録の2曲も、職人芸的な筆致が冴えた快作です。(2006/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557731 |
アイルランドに生まれ、アメリカ合衆国に帰化したチェリスト・作曲家ハーバート(1859-1924)のチェロ協奏曲集です。幼い頃から音楽の才能を発揮していたものの、家庭の事情で正規の教育を受けることが叶わず、15歳になってようやくチェロを弾き始めたといいます。しかし、すぐに上達し、18歳の時にはチェリストとして中央ヨーロッパに演奏旅行に出かけるほどの腕前となります。やがて当時隆盛を誇っていたヨハン・シュトラウス2世の楽団員になり、渡米後はメトロポリタン歌劇場管弦楽団の首席チェリストになります。作曲家としても数多くの作品を書き、それらは当時のアメリカで大人気を博しましたが、彼のもう一つの功績は、米国作曲家作詞家出版社協会(ASCAP)を設立したことであり、こちらのシステムは現代アメリカでの音楽家たちの権利をしっかり守っています。そんな偉大なハーバートの作品は、驚くほどにメロディが美しく、そして充実したオーケストラパートを持つものです。とりわけ劇的な第2番は、同じ頃に作曲されたドヴォルザークの協奏曲と比べてみても、なんの遜色もないほどの名作と言えるでしょう。(2016/05/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573517 |
1954年ミラノ生まれの女性作曲家、エリザベッタ・ブルーサの管弦楽作品集。2002年に第1集と第2集が発売された後、10年以上の空白期を経て2015年に第3集、そしてこの第4集の発売という息の長いシリーズです。交響曲第2番はスケッチの完成に10年を要した大作。更にオーケストレーションが施されるまでに7年の歳月が必要とされました。古典的な4楽章形式で書かれており、豊かな響きに彩られた印象的な作品です。第1楽章は、金管のファンファーレが至るところに出現する第1主題を経て、マーラーの第6番の緩徐楽章にも似た美しい第2主題が続きますが、平穏はすぐに乱され、また騒乱の音楽が戻ってきます。第2楽章は穏やかな中に不安を秘めた音楽。第3楽章はせわしないスケルツォです。決然とした最終楽章では、冒頭の動機が最後まで曲を支配し、うちのめされるかのように曲を閉じます。ブルーサが「悲しみに満ちた短い“言葉のない歌”」と呼ぶシンプリー・ラルゴも美しい音楽です。(2020/12/11 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574263 |
管弦楽作品集第1集(8.559747)で、その強烈な魅力を存分に見せ付けた作曲家ジョン・ノウルズ・ペイン(1839-1906)。彼はアメリカ独自の音楽を構築した作曲家たち、A.フット、E.ビーチやE.マクダウェル、そしてA.コープランドたちの先駆者であり、ヨーロッパとアメリカの架け橋でもあるのです。ポートランドの楽器商の息子として生まれた彼は、まずドイツ移民の音楽家から音楽を学び、その後ドイツに留学します。1870年代にはアメリカで最初の大学用の音楽カリキュラムを開発し、数々の音楽家を育て上げる基盤を作るのです。彼自身の作品は、聞いていただくとわかるように、シューマンやブラームスの影響を強く受けたもので、特に「交響曲第2番」はもともとベルリンで初演を行う心つもりで書いたものですが、結局は実現せず(その時は第1交響曲が演奏された)、1880年3月にボストンで初演されました。これは大成功を収め、アメリカの管弦楽作品として始めて印刷されたものです。音楽的に洗練され、優雅なメロディに満たされたこの作品、第2楽章の力強いスケルツォなどは、同時代のロマン派の作品と比べても、全く遜色のない素晴らしいものです。2つの管弦楽作品も聞き所たっぷり。再評価が待たれる作曲家です。(2015/04/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559748 |
19世紀最後の四半期のアメリカは、前例のないほどに音楽が成長しました。もちろん当時の生粋のアメリカ人たちも主にヨーロッパで訓練を受けたため、その作品もヨーロッパの形に基いてはいたものの、次第に独自の語法を身に着け、その流れは次世代の作曲家たち…A.フット、E.ビーチやE.マクダウェル、そしてA.コープランドに伝わって行ったのです。ジョン・ノウルズ・ペイン(1839-1906)はその開祖の一人であり、恐らく初めてアメリカ国内で名声を博した「生粋のアメリカ人音楽家」であると言えます。彼はポートランドの楽器商の息子として生まれ、幼い頃から店内で演奏を行っていました。そんな彼が作曲を学ぶためにドイツへ旅立つ時には地元の有志らも応援。大きな夢を抱きドイツへと渡りその才能を開花させたのです。帰国後はボストンに活動の拠点を置き、1873年にはハーヴァード大学に設置する音楽学部の教員として招かれます。そのまま作曲と教育に力を入れ数多くの作品を発表しました。もちろん作風にはベートーヴェンやベルリオーズの影響が感じられますが、そんなことは関係ありません。さあ、この楽しい世界を体験いたしましょう。(2013/10/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559747 |
(2007/11/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570573-74 |