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ホーレ, ピーター

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    ベートーヴェン:カンタータ「栄光の瞬間」/合唱幻想曲(マッコーリー/シティ・オブ・ロンドン合唱団/ロイヤル・フィル/ウェットン)

    楽聖ベートーヴェン。彼の名前を知らない人はいないでしょう。しかし・・・ベートーヴェンの多くの作品が遍く演奏されているわけではありません。例えばこのアルバムに収録されている「合唱幻想曲」でさえ、初めて聞く人は「これって第9のパクリですか?」と思ってしまうという代物(メロディが良く似ているせいもあります)。メインとなるカンタータ「栄光の瞬間」に至っては、タイトルすら知られていないのが実情です。さて、そんな「栄光の瞬間」はナポレオンが敗退後に開催された「ウィーン会議」の際に演奏された祝祭的なカンタータです。ヨーロッパ諸国の代表が集い、メッテルニヒ外相が議長を務めたという歴史的な会議であり、ここで演奏されたということは、ベートーヴェンにとっても鼻高々であったに違いありません。(2012/06/20 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572783

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    ワーグナー:楽劇「ジークフリート」(オニール/ホーレ/フォッレ/ニグル/ゼーリヒ/カンペ/バイエルン放送響/ラトル)

    【ラトルとバイエルン放送響の新時代開始を告げる《ジークフリート》!】任期中に急逝したマリス・ヤンソンスの後を受けて、2023/24シーズンからバイエルン放送響の第6代首席指揮者に着任するサイモン・ラトル。その新シーズン幕開けに合わせてリリースされるのがこの《ジークフリート》です。このコンビが2015年から進めてきた《ニーベルングの指環》演奏会形式上演のライヴ録音の第3作で、今回も実力のある歌手陣と世界最高峰の機能性を誇るオーケストラの妙技で聴きどころがいっぱいです。《指環》の中では少数の歌手で演じられる《ジークフリート》。それだけに歌手たちの表現力とアンサンブルの妙が成功のカギとなります。ここでは題名役ジークフリートを現代最高峰のワーグナー歌手の一人サイモン・オニールが歌い、ミーメには現代オペラを中心に演技力のある歌唱で人気を博すピーター・ホーレ、さすらい人には《ラインの黄金》でヴォータンを歌ったベテランのミヒャエル・フォッレ、ブリュンヒルデには人気と実力を兼ね備えたアニャ・カンペと、それぞれの役柄に合った歌手たちが登場します。森の小鳥役のダナエ・コントラの清冽な歌唱も注目です。前2作ではヘルクレスザールが会場でしたが、今回の会場「イザールフィルハーモニー・イン・ガスタイクHP8」はより大きく、豊田泰久と彼の事務所「永田音響」が手掛けた音響設計の妙と相まって、更なる空間の広がりを感じられる録音となりました。 「《ジークフリート》には、ワーグナーが書いた音楽の中でも最もドラマティックで色彩豊かで魅惑的な音楽があります」というラトルの言葉通り、バイエルン放送響の精妙な音色、精緻なソロ、スケールの大きなトゥッティと響きを紡ぎ出しています。(2023/10/06 発売)

    レーベル名:BR-Klassik
    カタログ番号:900211