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ポラック, クリスティアン

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    J. シュトラウス I :作品集第14集

    J.シュトラウスの音楽をまとめて聴くシリーズの第14集です。今回も珍しい作品で溢れています。なかでも面白いのは第2曲の「レーサーのワルツ」です。当時流行の題材を何でもワルツにしてしまうシュトラウスの作風について、当時の評論家たちは決して良い評価を与えていたわけではないようです。しかし今ではこんなに興味深いものはありません。この「レーサーのワルツ」もそんな1 曲。1841 年5 月24 日に実際に行われた競技が題材です。当時はおよそ9 キロを走るのに40 分かけていたとか。だからこんなにゆったりとした曲調なのでしょう。ちなみに現在は10000 メートル走の世界記録はおよそ26 分です。これを音で表せば、すごくせわしない曲になるでしょうね。(2009/07/29 発売)

    レーベル名:Marco Polo
    カタログ番号:8.225334

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    J. シュトラウス I :作品集第15集

    J.シュトラウス1世の作品集もようやく第15集まで来ましたが、まだまだ数多くの曲があるようで、ファンならずとも先行きが楽しみです。今回も楽しい曲が目白押し。なかなかタイトルだけでもそそるものばかりです。たとえば「ヴァルハラ乾杯の辞」は前年に完成されたレーゲンスブルクのヴァルハラ寺院のためのワルツ。このワルツが初演された舞踏会の日の気温は37.5℃もあったとか。「季節のカドリーユ」は当時の流行が取り入れられた興味深い作品で、こんな音楽が流行っていたのだな。と想像しながら聴くのが乙です。(2009/09/16 発売)

    レーベル名:Marco Polo
    カタログ番号:8.225335

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    J. シュトラウス I :作品集第16集(スロヴァキア・シンフォニエッタ/ポラック)

    マルコ・ポーロの好評シリーズ、J.シュトラウス1世の作品集第16集です。このアルバムは彼の名声を確立するのに役立った作品ばかりが収録されています。1842年11月23日に初演されたワルツ「悪魔」は、ウィーンの大きな舞踏会のために書かれたものです。自らの作品を、ただのダンス音楽として発表することは、自尊心が許さなかったであろうシュトラウスの渾身の作です。他には1835年にオーストリア皇帝の座についたフェルディナント1世の聖命名日を祝う「フェルディナントのカドリーユ」(トラック2)や、その妻となった皇后マリア・アンナのための「アンナのカドリーユ」(トラック5)、そしてウィーンの小児科病院の慈善音楽会のために書かれた「ローレライ=ラインの歌」は10年以上も彼の最高傑作と讃えられた曲も収録されています(惜しくもその記録はラデツキー行進曲の大ヒットで破られてしまいました)。(2010/06/16 発売)

    レーベル名:Marco Polo
    カタログ番号:8.225336

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    J. シュトラウス I :作品集第17集(スロヴァキア・シンフォニエッタ/ポラック)

    J.シュトラウス1世の管弦楽作品第17集です。1843年から1844年という充実の時期に書かれた9つの作品は、どれも完璧な美しさを誇ります。なかでもトラック9の「祭典のカドリーユ」は、皇帝フェルディナント1世の聖命名日祝日のために作曲された曲、そして「オーロラの祭典の響き」は1847年の春のフェスティバルで30000人を超す聴衆のために演奏されるという、壮観で祝祭的な雰囲気を持った作品です。ちょうどその頃、息子ヨハンも自らの楽団を組織し、ワルツを発表して成功。ウィーンはまさにワルツが花盛り。毎日毎日、舞踏会ではワルツが奏されない日はなかったのです。(2011/02/16 発売)

    レーベル名:Marco Polo
    カタログ番号:8.225337

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    J. シュトラウス I :作品集第19集(スロヴァキア・シンフォニエッタ/ポラック)

    「ワルツの父」J.シュトラウス1世(1804-1849)の1845 年から1846 年に書かれた作品集です。これらの曲の豊かな旋律と、煌めく装飾性、そして独創的な創造力は、当時の批評家や、聴衆から大絶賛されました。当時のシュトラウスは、妻との不幸な結婚生活や、息子「シュトラウス2世」との確執など、私生活では様々な問題を抱えていたのですが、美しい調べからは、そのような問題は微塵も感じられません。ローマ神話の女神を記念した「調和の踊り」は、シューマンが自分の批評誌上にこの上なき賛辞を贈ったことでも知られています。(2011/09/14 発売)

    レーベル名:Marco Polo
    カタログ番号:8.225339

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    J. シュトラウス I :作品集第20集(スロヴァキア・シンフォニエッタ/ポラック)

    今作は1846年前後の作品を収録しています。名手であったシュトウスの元には、様々な演奏会のための曲の依頼が舞い込み、その都度ふさわしい作品を書き上げていたのです。例えば、1945年に発生したモルダウ川の洪水は、地域に大きな損害を与えたのですが、その復興のために書かれた「モルダウの響き」はプラハ市民の心の支えになりました。トラック6の「エピオン」とは、健康の女神の名前(ヒュギエイアの母)で、医師会の舞踏会のための曲につけたオシャレなタイトルです。どの曲も晩年のシュトラウスの円熟した作曲技法が感じ取れる美しいワルツです。(2012/02/15 発売)

    レーベル名:Marco Polo
    カタログ番号:8.225340

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    J. シュトラウス I :作品集第21集(スロヴァキア・シンフォニエッタ/ポラック)

    1846年から1847年にかけて、ヨハン・シュトラウス1世はさまざまは記念日や、貴族、各界の名士のために、数多くのワルツやポルカ、カドリーユを作曲しました。1940年代には彼の楽団とともに、ウィーンの郊外にあるカジノに定期的に出演、その際に演奏したカドリーユにつけられた「Charivari」というタイトルは、最初「カラフルな品ぞろえ」という意味でしたが、のちに「どんちゃん騒ぎ」と言った意味が加えられるなど、不思議な広まり方をしたようです。他にも、医師たちの集まりのために書かれた曲や、当時最高のソプラノ歌手ジェニー・リンドのために書かれた「スウェーデンの歌」など、19世紀中頃のウィーンの世相を感じさせる作品が集結しています。(2012/05/16 発売)

    レーベル名:Marco Polo
    カタログ番号:8.225341

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    J. シュトラウス I :作品集第22集(スロヴァキア・シンフォニエッタ/ポラック)

    1847年、43歳のヨハン・シュトラウス1世は、相変わらず精力的に創作活動に勤しんでいました。彼は1827年に自らの楽団を率い、何度かオーストリアのための“分列行進”を行っていましたが、このOp.209の作品は1847年の8月のパレードで演奏されたもので、熱烈な拍手で迎えられたと記録に残っています。Op.211のカドリーユは、当時大変流行していたオベールのオペラから題材を得たものであり、同じ素材を用いてJ.シュトラウス2世もカドリーユを作曲しています。また「カティンカ」とは、当時ボヘミアの女性を総称した呼び名です。他にもステキなワルツとカドリーユが盛りだくさんです(ちなみにカドリーユとは、4組の男女のカップルが四角い形を作って踊る舞曲です)。(2012/07/18 発売)

    レーベル名:Marco Polo
    カタログ番号:8.225342

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    J. シュトラウス I :作品集第23集

    ヨーロッパにおける1848年は「激動の年」でした。2月にフランスで勃発した「2月革命」は次第にヨーロッパの各地に伝播し、中でも3月にドイツ連邦、オーストリアで起こった革命は「3月革命」と呼ばれ、時の宰相クレメンス・メッテルニヒが失脚、亡命するなど政治的に不安定な時期を迎え、市民たちの生活も少しずつ脅かされていったことは間違いありません。とは言え、ヨハン・シュトラウス(1804-1849)の創作意欲は衰えることなく、次々と名作が書かれた年でもありました。トラック1の「幸運のポルカ」は、この年がうるう年であったことを記念して発売された「宝くじ」のために書かれた曲です。トラック3は革命の勃発に伴い、国民の士気をあげるための行進曲です。他には女神の名を採った作品や、自由のための行進曲など、心を昂進させる傾向の曲が多い1枚です。何といっても一番有名なのは「ラデツキー行進曲」です。3月革命に伴う、北イタリアの独立運動を鎮圧した名将ヨーゼフ・ラデツキーを讃えて書かれた名作です。ここでは、あまり演奏されることのない第1稿が収録されています。(2013/01/23 発売)

    レーベル名:Marco Polo
    カタログ番号:8.225343

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    J. シュトラウスI :作品集第24集(スロヴァキア・シンフォニエッタ/ポラック)

    1848年のヨーロッパは激動の年でした。2月にフランスで革命が勃発、その翌月にヨーロッパ全土に拡大し「3月革命」となり、この2つの革命は「諸国民の春」と呼ばれ、ウィーン体制が事実上崩壊することとなったのです。しかし、そんな時期でもJ.シュトラウス1世の創作意欲は全く衰えることはなく、次々と円熟のワルツが生み出されていったのです。もちろん第1曲目の行進曲や第2曲目のワルツは、多くの国民の士気を盛り上げるのに一役かったことでしょう。しかしワルツの扇動的なタイトルは、出版社によって革命終了後に無難なものに変更させられたのでした。その翌年の4月は、シュトラウス(1804-1849)は彼のオーケストラと共にロンドンに演奏旅行に出かけ、ヴィクトリア女王のために演奏し、ここでも喝采を受けています。(2013/10/23 発売)

    レーベル名:Marco Polo
    カタログ番号:8.225344