ロンドン交響楽団
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ロシアのバス歌手フョードル・シャリアピン(1873-1938)は、その力強く朗々とした歌声と、圧倒的な舞台での存在感により、バス歌手の概念を地味な脇役から主役へと一変させた、革命的な存在です。モスクワのボリショイ劇場で活躍したのち、1907年から西側へ進出、大人気を得ました。彼が外題役を歌う《ボリス・ゴドゥノフ》は、それまでまったく知られていない作品だったにもかかわらず、彼の登場によって一気に人気作品となりました。このCDは1902年から36年までの長い録音歴から、代表的な録音をあつめたもの。東京録音もあります。(山崎浩太郎)(2003/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110748-49 |
やっぱりストラヴィンスキーといえば「春の祭典」! まさにこの音楽で扱われている題材である、人間の持つ原始的な興奮を本当に喚起してしまう、恐るべき音楽といえましょう。しかも、そのベースとなっているのが、大胆な不協和音と変拍子の駆使、精緻極まりないオーケストレーションという、人類の到達した最高の英知なのです。作曲者との親交で知られるクラフトの快速、かつ精密な演奏は、そういったこの楽曲の両面性をよく表現しているのではないでしょうか。「ナイチンゲール」も、オーケストレーションの妙と、不思議なエキゾティシズム溢れる名品です。三大バレエ以外の作品では、最も親しみやすいものの一つと申せましょう。コッホ・レーベル(春の祭典)、MusicMasterレーベル(ナイチンゲール)の再発売盤です。(2005/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557501 |
当盤でお届けするストラヴィンスキー作曲の2つのバレエ音楽は、他人の作品をネタに使用するという点では共通していますが、性格はかなり異なります。「プルチネッラ」は、冒頭を一度聴いただけで、陽気で明快な音符に合わせて体を揺すぶりたくなるような楽しさでいっぱい。18世紀イタリアの作曲家、ペルゴレージの歌曲の編曲を含みますが、ネタが何であろうと、現代的な感覚が息づいています。「妖精の口づけ」はチャイコフスキーの初期のピアノ曲や歌曲の旋律を借用しながら、よりオリジナリティに富んだ、大規模な管弦楽作品に仕立てています。共にストラヴィンスキーを深く知るために欠かせない作品です。コッホ・レーベルの再発売盤です。(2006/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557503 |
ストラヴィンスキーは、生涯の間に驚くほど作風を変えていきましたが、生涯こだわり続けたのがやっぱりバレエ音楽。残念ながら三大バレエ以外は人気薄ですが、食わず嫌いの方に是非とも聴いていただきたいのが、当盤収録のギリシャ三小?バレエです。「アポロ」と「オルフェウス」は新古典主義的な作風によるもので、清澄な響きが大変に美しい典雅な作品です。そして彼の最後のバレエ作品となった「アゴン」では、部分的に12音技法が導入されています。この技法を一度は否定し、シェーンベルクと大喧嘩をしたストラヴィンスキーですが、シェーンベルクの没後に「転向」し、70才を超えてから、その技法を自らのものとして消化していったのにはオドロキです。MusicMastersとKoch International Classicsからの再発売盤。(2005/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557502 |
エルマンの有名な警句、「ヴァイオリンは歌う楽器である。」その言葉を誰よりも体現したヴァイオリニストは、他ならぬエルマン自身でした。現在の美学的基準からすると、彼の演奏スタイルはあまりに奔放であるかのように聞こえるかもしれません。しかしヴァイオリンからかくも濃厚な調べを引き出し、旋律線を歌わせる演奏者が他にいたでしょうか?チャイコフスキー(エルマンはこのCDの収録において、アウアー版に自身のヴァリアンツを加えています。)の節回しだけに限らず、ヴィエニャフスキにみられる「リズムの脈動感」という点においても、エルマンは自在なテクニックをもって、曲に「唄」というべき生命を与えています。(2002/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110912 |
父イフレイムが家を去り残された息子エベンは、腹違いの兄弟シミオン、ピーターと農場で暮らす。父が再婚したと知ると2人の兄は、かねてからの願い通りゴールド探しにカリフォルニアへ。父が連れて帰った後妻アビーは何とエベンと恋に落ち、彼女は息子を出産するが、エベンの子と噂に。農場の跡継ぎ話のもつれからエベンも家出をしようとし、混乱したアビーは自分の愛を証明するため遂には息子を殺し...。このドロドロ話、さぞや難解は音楽にと思えばさにあらず、クラシックとポップス双方の音楽語法を身につけたトーマスは幻想的に、時には気恥ずかしいほどの旋律を用いてわかりやすく、登場人物の心理を赤裸々に描写します。(2003/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.669001-02 |
このアルバムはシュナーベルのJ.S.バッハの商業録音を全て含んだものです。シュナーベルのレパートリーはあまり広くなく、どちらかというと、シューベルトやベートーヴェン、モーツァルトなどを得意としていた彼にとっては、バッハはあまり親密な作曲家とは言えなかったようで、ハ短調のトッカータでも特異な解釈を繰り広げています。とは言え、死の前年に録音された「前奏曲とフーガ ニ長調」の穏やかな美しさは一聴に値するものです。(2008/07/16 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111286 |