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ファレッタ, ジョアン(1954-)

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    フックス:太陽への頌歌/芸術家たちよ、団結せよ(ジョーンズ)

    前作(8.559224)で、その豊かな抒情性をたっぷり味わわせてくれたフックスのまた別の表情を楽しむ1枚です。冒頭の勇ましく晴れやかな行進曲調の「芸術家たちよ~」、うって変わって極めて叙情的な「土地の静けさ」など聴き進めていけばいくほどにこの作曲家の作品の多彩さに舌を巻かずにはおれません。もちろん圧巻は「太陽の頌歌」。フレンチ・ホルンの限界に挑戦したかのようなスゴイ曲。話題の指揮者ファレッタが手堅くまとめます。(2008/04/09 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559335

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    フックス:フォーリング・マン/ムービー・ハウス/無垢と経験の歌(R. ウィリアムズ/ロンドン響/ファレッタ)

    ここに収録された「落ち行く男」は、フックス(1956-)における重要なテーマであり、以前リリースしたピアノ曲「落ち行くカノン」や「落ち行く三重奏曲」(8.559733に収録)と密接な関連があります。これらのテーマ、もともとは2007年に発表されたドン・デリーロの小説「Falling Man」であり、9/11の事件の際、破壊されたワールド・トレード・センターの瓦礫に躓き、恐怖と混沌の感情に襲われた男を描いたものですが、この作品に強い感銘を受けたフックスが、この物語からこの歌を創り上げ、それを様々な作品に転用。そのどれもが衝撃的な風景を思い思いに映し出すのです。この悲しみは永遠に消えることはないでしょう。「ムーヴィー・ハウス」はジョン・アップダイクの小説「金持ちになったウサギ」に触発された作品で、アメリカ人の完成と欲求を象徴的に描いたものです。「無垢と経験の歌」はボルコムの作品と同じく、ウィリアム・ブレイクの詩に基づいたもの。人間の存在の厳しさと牧歌的な無邪気さを併せ持つこの詩は、多くの芸術家に刺激を与えましたが、このフックス作品は独特の視点でこの詩を自らのものにしています。(2014/09/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559753

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    フックス:ピアノ協奏曲「スピリチュアリスト」/生命の詩/氷河/ラッシュ(ビーゲル/コーエン/スパー/マカリスター/ロンドン響/ファレッタ)

    アメリカの現代作曲家ケネス・フックスの最新作を収録した1枚。ファレッタが指揮するロンドン交響楽団が演奏するフックスのアルバムはこちらで5枚目となり、2005年の「アメリカン・プレイス」はグラミー賞にノミネートされるなど、作品も演奏も高く評価されています。このアルバムでは、現在フックスが魅了されているというアメリカの抽象画家、ヘレン・フランケンサーラーの絵からインスパイアされたというピアノ協奏曲がメインに置かれています。フックスは1983年に初めて彼女の絵を見て以来、その自由でクリエイティヴな美学に強い影響を受けたといい、これまでにも3つの作品が生まれていますが、このピアノ協奏曲は、彼の作品スタイルにも変化を与えるほどにインパクトの強い作風となっています。3つの楽章にはそれぞれフランケンサーラーの絵画のタイトルがつけられていますが、決して難解な作風ではなく、自然で美しい曲調を持った楽しい作品です。他にはカウンターテナーが歌う「生命の詩」、エレキギターが活躍する「氷河」、ジャズ風の「Rush」の3曲が収録されています。ジャケットに使用されているのはフランケンサーラーの「Silent Wish」です。(2018/08/29 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559824

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    ヘイルストーク:交響曲第1番/3つの黒人霊歌/アン・アメリカン・ポート・オブ・コール/ホイットマンの旅(ヴァージニア響/ファレッタ)

    ニューヨーク生まれの作曲家、大学教授ヘイルストークの作品集です。今回は彼の3曲ある交響曲から第1番(既発売、第2&3番…8.559295),と、その他の特色ある作品を収録することで、彼の描き出す色彩感豊かで郷愁誘う世界を味わっていただけます。交響曲第1番は1987年にニュージャージー州の夏の音楽祭から委嘱されたもので、20分程度のコンパクトで古典的な趣きを持っています。雄大な第1楽章を経て、第2楽章のアダージョはまるでドヴォルザークの作品のような懐かしさに溢れています。騒がしいスケルツォ、全てを総括する終楽章と、聴きやすさも満点です。「3つのスピリチュアルズ」はオルガンのために書かれた作品の管弦楽編曲でありアメリカ民謡が至るところに使われています。ちなみに弟2曲の「クン・バ・ヤ」とは1930年代から変わらず愛されている黒人霊歌で「Come By Here」を省略した言葉とも言われています。高らかに奏される「アメイジング・グレイスによるファンファーレ」も心が高揚します。NAXOSイチオシの女性指揮者ファレッタのしなやかな指揮でお楽しみください。(2012/07/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559722

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    ペイン:管弦楽作品集 2 - 交響曲第2番/オイディプス王 - 前奏曲/ポセイドンとアンフィトリテ(アルスター管/ファレッタ)

    管弦楽作品集第1集(8.559747)で、その強烈な魅力を存分に見せ付けた作曲家ジョン・ノウルズ・ペイン(1839-1906)。彼はアメリカ独自の音楽を構築した作曲家たち、A.フット、E.ビーチやE.マクダウェル、そしてA.コープランドたちの先駆者であり、ヨーロッパとアメリカの架け橋でもあるのです。ポートランドの楽器商の息子として生まれた彼は、まずドイツ移民の音楽家から音楽を学び、その後ドイツに留学します。1870年代にはアメリカで最初の大学用の音楽カリキュラムを開発し、数々の音楽家を育て上げる基盤を作るのです。彼自身の作品は、聞いていただくとわかるように、シューマンやブラームスの影響を強く受けたもので、特に「交響曲第2番」はもともとベルリンで初演を行う心つもりで書いたものですが、結局は実現せず(その時は第1交響曲が演奏された)、1880年3月にボストンで初演されました。これは大成功を収め、アメリカの管弦楽作品として始めて印刷されたものです。音楽的に洗練され、優雅なメロディに満たされたこの作品、第2楽章の力強いスケルツォなどは、同時代のロマン派の作品と比べても、全く遜色のない素晴らしいものです。2つの管弦楽作品も聞き所たっぷり。再評価が待たれる作曲家です。(2015/04/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559748

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    ペイン:序曲「お気に召すまま」/テンペスト/交響曲第1番(アルスター管/ファレッタ)

    19世紀最後の四半期のアメリカは、前例のないほどに音楽が成長しました。もちろん当時の生粋のアメリカ人たちも主にヨーロッパで訓練を受けたため、その作品もヨーロッパの形に基いてはいたものの、次第に独自の語法を身に着け、その流れは次世代の作曲家たち…A.フット、E.ビーチやE.マクダウェル、そしてA.コープランドに伝わって行ったのです。ジョン・ノウルズ・ペイン(1839-1906)はその開祖の一人であり、恐らく初めてアメリカ国内で名声を博した「生粋のアメリカ人音楽家」であると言えます。彼はポートランドの楽器商の息子として生まれ、幼い頃から店内で演奏を行っていました。そんな彼が作曲を学ぶためにドイツへ旅立つ時には地元の有志らも応援。大きな夢を抱きドイツへと渡りその才能を開花させたのです。帰国後はボストンに活動の拠点を置き、1873年にはハーヴァード大学に設置する音楽学部の教員として招かれます。そのまま作曲と教育に力を入れ数多くの作品を発表しました。もちろん作風にはベートーヴェンやベルリオーズの影響が感じられますが、そんなことは関係ありません。さあ、この楽しい世界を体験いたしましょう。(2013/10/23 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559747

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    ペルト:ラメンターテ/ソナチネ/パルティータ(ファン・ラート/オランダ放送室内フィル/ファレッタ)

    「現代人の心の癒し」として、その作品が幅広い人気を得ている現代作曲家アルヴォ・ペルト。しかし、このアルバムから最初に聴こえてくるのは、メカニカルで他動的な音楽です。そんな「ソナチネ」は1950年代の終わり、彼が20代の頃の作品でした。しかしその作風はソヴィエト政府の怒りを買う事になり、模索を重ねた結果、彼は「西洋音楽の根底」へ回帰することとなります。使われる音符は少なくなり、リズムは単純になっていきます。そして「アリーナのために」では無調も捨て去り、2006年の「アンナ・マリアのために」ではまるでモーツァルトか、リチャード・クレイダーマンのピアノ曲のような明快さを得ています。2002年に書かれた「ラメンターテ」はインドのアーティスト、A.カプーアの彫刻「Marsyas」にインスパイアされた作品で、ここでは、いつもの静謐なペルトだけではなく、激しい音の応酬も聞こえてくる音による記念碑です。(2011/11/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572525

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    ホルスト:ウォルト・ホイットマン序曲/交響曲「コッツウォルド丘陵」/冬の牧歌/日本組曲/インドラ(アルスター管/ファレッタ)

    ホルストといえば、「イギリス音楽の代表格」の作曲家ですが、実は様々な国の文化の影響を受けている人でもありました。Op.7の序曲は1899年、彼が王立音楽大学を卒業した頃に作曲されたもので、当時の作曲仲間に刺激を受けながらも、まだ自らの独自性を開発しきれていなかったホルストらしく、思い切りワーグナーの影響が見受けられる明るく朗らかな作品となっています。また、当時傾倒していた社会主義を唱えたウィリアム・モリスに触発されて作曲したのが「コッツウォルド交響曲」であり、こちらはイギリス民謡も多様されています。それ以前の「冬の牧歌」(1897)は学生時代の習作です。アルバム中、最も注目されるのは、日本の振付師、伊藤道郎から委嘱を受けた「日本組曲」で、こちらは全編を通じて日本民謡が使われているというもの。日本人ならたまらない音楽であることは間違いありません。交響詩インドラはインド哲学からインスパイア作品。彼の父の2度目の妻が神学者であり、その影響も多分にあることでしょう。録音 2011年10月11-12日 UK ベルファスト,アルスター・ホール(2012/07/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572914

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    マーラー:大地の歌/さすらう若人の歌(編曲:A. シェーンベルク)(プラッツ/レイド/ウィリアムズ/ファレッタ)

    1918年の秋、シェーンベルクはウィーンで「私的演奏協会」を立ち上げました。それは当時の"現代音楽"を人々にきちんと広めることを目的とし、入念なリハーサルを行い、工夫を凝らしたプログラムを週1回演奏するというもの。ここでは立ち上げの翌年から1921年、インフレのために活動停止を余儀なくされるまでの3年間に、117回のコンサー卜が行われ、154もの作品が演奏されたのです。ただし、交響曲や管弦楽などの大規模な編成を必要とする曲は、資金面などの様々な理由でそのままの形ではなく、シェーンベルクと彼の弟子たちによって、小さな編成に編曲が施されて演奏されました。このアルバムに収録された2つの作品はどちらもシェーンベルク自身の編曲によるもの。若きシェーンベルクが敬愛していたマーラーの作品が瑞々しく、また透明感溢れるアンサンブルに生まれ変っています。(2016/10/28 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573536

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    モーラン:狂詩曲集/交響詩「山国にて」/仮面劇への序曲(フリス/アルスター管/ファレッタ)

    イギリス近代の音楽はどれも牧歌的で淡い・・・そんな感想を抱いている人にぜひ聴いていただきたいモーラン(1894-1950)の音楽。彼の作品はどれも活気に満ち、確固たる意志を伝えています。彼の作曲家としてのスタートは遅く(初期にいくつかのピアノ曲はあるもののの)1930年代に発表したト短調の交響曲の成功までは、作品が評価されることもほとんどなかったと言います。そんな彼ですが、このアルバムに収録された2つの狂詩曲や、実質的に「初めての管弦楽作品」である「山国にて」は師であるアイアランドの影響を受けながらも、洗練された表情を持つ素晴らしい作品です。メロディはどこまでも幅広く優しく、そして優雅な雰囲気を持っています。時々現れる民謡風なメロディもとことん魅力的です。ピアノが静かに活躍する第3ラプソディの魅惑的なメロディ、そしてまるで映画音楽のような仮面劇のための序曲など、一度引き込まれたら離れがたい音楽です。(2014/02/19 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573106