ヤンドー, イェネ(1952-)
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19世紀には星の数ほどもピアノ協奏曲が作曲されましたが、シューマンのものはやはり別格、「あぁ青春!」といわんばかりの、気恥ずかしくなるくらいの爽やかさを、30分間振り撒き続けます。名人芸的要素は控え目であるにもかかわらず演奏効果も高く、聴衆にとっても、ピアニストにとっても、永遠の名曲であり続けることでしょう。カップリングの2曲は、演奏機会も少ない隠れた存在ですが、序奏と協奏的アレグロの方は、山田耕筰の「赤とんぼ」に酷似したフレーズが出てくるということで(旋律線、和声ともにソックリ!)、知る人ぞ知る迷曲の地位(日本国内限定)を獲得しているという説も......。*既発タイトル3枚(8.553182/8.550506/8.550118)からシューマン作品だけを選び、まとめました。(2005/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557547 |
シューマンで最も人口に膾炙している曲を挙げるならロマンチックな「トロイメライ」でしょうか。「ピアノ協奏曲」が人気テレビ番組「ウルトラセブン」の最終回で大活躍したこともありましたが、作曲家の知名度の割には曲に大衆性が不足。でも例えば「予言の鳥」を聞いてみましょう。この謎めいた小品は音楽の深淵を垣間見させてくれて、こんなところにシューマンの本質が表れているのかもしれません。一筋縄では行かない曲たちを、作曲家の心の動きを探りながら聞く、BGM的に聞き流すのではなくじっくりシューマンを味わってみませんか。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556662 |
スカルラッティのソナタは、ホロヴィッツを代表格とする技巧に優れたピアニストに愛奏されてきました。それは彼一流の急速な同音連打やアルペジオ、あるいはオクターヴ奏法などをフルに活用した名人芸的書法が、単なる技巧の羅列に終始しているのではなく、優れた演奏にかかれば楽器の可能性を100%開花させ、圧倒的な音楽を紡ぎ出させるツボを突いたものだからです。それは彼の音楽が演奏技巧だけに秀でているのではなく、旋律や和声の美しさにおいても瞠目すべきものを持っているゆえといってもよいでしょう。当盤ではお馴染みヤンドーが、モダン・ピアノの機能をフルに活かして、そういった作品の美質を見事に表現しています。(2001/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555047 |