ヤンドー, イェネ(1952-)
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ソナタなどに比して、ハイドンのピアノのための変奏曲は今ひとつ知名度に恵まれないようですが、機知に富む作曲家だけに、この形式との相性はよく、いずれも楽しい作品ばかりです。「神よ守りたまえ」による変奏曲など、主題の知名度の高さや(「皇帝賛歌」の名でも知られるドイツ国歌、ハイドンその人の作)、対位法や半音階的楽句などを巧みに使用した変奏技法の巧みさにより、名変奏曲たる条件は十二分に満たされているといえましょう。またディヴェルティメント「先生と生徒」は、ハイドンとしては珍しい連弾用作品ですが、広い音域を豊かに使い、二人の奏者を一体として用いたり、対照的に用いたりする切り替えの見事さなど、こちらも連弾のよきレパートリーとして、申し分ありません。(2006/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553972 |
ハイドンの活躍した18世紀後半は、鍵盤楽器が目覚ましい発展を遂げた時代でもありました。ハイドンの鍵盤作品もその変遷に沿って書かれており、初期の頃はチェンバロやクラヴィコードのために、後期の作品はフォルテピアノのために書かれており、使われる音域も少しずつ広がるなど楽器の可能性が存分に追求されています。このアルバムには1750年代から1790年代までの作品を収録、もともと鍵盤楽器のための作品だけでなく、ピアノ三重奏曲からの楽章(トラック2)やオーケストラと演奏したメヌエット(トラック4)など多彩な曲が含まれています。ヤンドーは小さな曲の一つ一つまで丁寧に心配りした演奏を聴かせます。(2019/01/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573934 |
ハイドンの交響曲はアイデア満載。当時は珍しいトライアングルなどの打楽器が楽し過ぎる「軍隊」、フィナーレで舞台上の楽員が一人ずつ退場する奇想天外な「告別」、まさにそのまんま「時計」、音楽会で眠る貴族を起こすエピソードがお馴染みの「驚愕」、これだけがロンドンで初演されたわけではないのに何故か初演都市の名がついた「ロンドン」。トランペット協奏曲の根明かさもいいし、ピアノ協奏曲もチャーミング。室内楽のゆったり楽章は和みの時間を約束します。最近なぜか人気のないハイドン、まずはこの一枚から聞いてみませんか。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556668 |