ロスラヴェッツ, ニコライ・アンドレイェヴィチ(1881-1944)
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20世紀終わりから21世紀にかけて「退廃音楽=ナチスによって迫害された音楽」の復興が盛んになっています。このアルバムに収録された5人の作曲家の作品も、第二次世界大戦時には演奏が禁止されたり、作曲家が追放されたり、一旦はこの世から抹消されてしまったものばかりです。しかし、これらの作品に通じるユダヤや東欧の民族意識と心からの叫びは、現代に生きる人の心に強い衝撃を与え、少しずつ演奏機会も増えてきました。デュオ・アールデコ・ウィーンは、ヴァイオリニスト、ナジュファー=ナーヴィとピアニスト、シューマッヒャーによるデュオで、このような埋もれた作品を積極的に演奏することで、争いのない世界を提案しています。(2018/03/23 発売)
レーベル名 | :Austrian Gramophone |
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カタログ番号 | :AG0008 |
スクリャービン後期の作風を、さらに先鋭な方向に推し進めるようにして、独特の無調音楽に到達したことから、「ロシアのシェーンベルク」とも呼ばれるロスラヴェッツの音楽は、20世紀の終わり頃から盛んにリヴァイヴァルされるようになってきました。前衛的な和声と、ロマン派ヴィルトゥオーゾ風の趣が強い器楽書法の融合は、聴衆に対して絶大なアピール力をもっているといえましょう。当盤収録曲では、冒頭のソナタ6番はやや穏健、調的な作風ですが、その他の曲は、聴いている方が恐ろしくなってくるほどのハイテンションで、鋭い響きのパッセージが次から次へと飛び出してきます!(2007/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557903 |
モスクワ音楽院で作曲を学ぶも、同時代の印象派の影響を強く受けたため、ロシアの音楽家の中でも特異で革新的な曲を残したロスラヴェツ(1880-1944)。このアルバムに収録された作品は、とりわけアヴァンギャルドで神秘的な音に満たされています。彼はアーノルト・シェーンベルクの《月に憑かれたピエロ》について最初のロシア語論文を執筆したことでも知られており、音列にも非常なこだわりを見せた人です。あまりにも前衛的だったためか、1930年代に起こった「ソ連社会主義の芸術路線」の波にのまれ、一時は忘れ去られてしまいました。そんな彼の作品が見直されたのは、彼の姪であるエフロシーニャの尽力によってであり、最近では彼自身の名誉も回復され、作品の演奏機会も多くなっています。(2011/05/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570996 |