モルゲンシュテルン, クリスティアン(1871-1914)
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(2008/01/16 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777291-2 |
ドイツ・リートの歴史に大きな足跡を残したディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ。1947年ライプツィヒで最初のリサイタルを行い、その翌年にベルリン・ドイツ・オペラのバリトン歌手としてデビュー。伴奏ピアニストとして大きな名声を築いたジェラルド・ムーアや、作曲家としても名高いアリベルト・ライマン、晩年には名手ハルトムート・ヘルらと共演し、次々とアルバムをリリース。いずれも高い評価を得ました。ORFEOレーベルにもライヴやセッションによる録音を数多く残しており、既発売の第1集(C992205)、第2集(C993204)に収録された作品からもフィッシャー=ディースカウの音楽的な視野の広さが垣間見えますが、この第3集では更に珍しい作品を聴くことができます。ドイツ・リートの名歌手が歌うラヴェルや、彼が得意としたヒンデミット、信頼関係にあったライマンのソロ・カンタータは特に聴きもの。フォルトナーとロイターのアルバムでは、フィッシャー=ディースカウの歌唱は一部のみですが、ステラ・ドゥフェクシスら他の名歌手たちの歌唱が含まれており、こちらも貴重です。ブックレットには今回初公開となるフィッシャー=ディースカウの自画像を掲載。こちらも一見の価値ある資料です。(2020/09/25 発売)
レーベル名 | :Orfeo |
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カタログ番号 | :C994205 |
2022年に没後60年を迎える作曲家ハンス・アイスラー。アルノルト・シェーンベルクの高弟でありながら、政治上の対立を理由に決別。以降劇作家ベルトルト・ブレヒトと協力し、劇音楽と映画音楽で独自の路線を追求しました。この2枚組には、アイスラーの創作活動のほとんどをカバーするオーケストラ曲と劇音楽、歌曲を収録。中でもカール・クラウスの劇「人類最後の日々」のための音楽『最後の夜』は、戯曲の風刺的な内容を音楽に反映することに成功しており、アイスラーの思想と音楽性が最大限に発揮された傑作といえます。アイスラー作品の権威者として知られるHKグルーバーの指揮でどうぞ。【HKグルーバー】本名「ハインツ・カール"ナリ"グルーバー」。1943年オーストリア生まれの作曲家、指揮者、コントラバス奏者、歌手であり、作曲家としてはウィーン楽派の第一人者として活躍しています。「きよしこの夜」の作曲家であるフランツ・クサーヴァー・グルーバーの子孫とのうわさもありますが、真相ははっきりしていません。幼い頃にはウィーン少年合唱団のメンバーであり、ニックネームの「ナリ」はその時の名残です。彼は様々なスタイルの作品でも書くことができ、ジャズの演奏も高く評価されています。指揮者としてはチェルハやアイネム作品の録音の他、ハンス・アイスラーとクルト・ヴァイルの録音も行うマルチな音楽家です。(2022/01/14 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5434 |
ベルクの『ルル』とガーシュウィンの『ガール・クレイジー』をひとつのアルバムで出会わせるという痛快な成功例でAlphaレーベルに颯爽と登場、グラミー賞クラシック声楽部門のみならずカナダJuno賞でもクラシカル年間最優秀賞を獲得するなど、絶好調なすべりだしをみせたバーバラ・ハンニガン。ブリテン、ストラヴィンスキー、バルトーク、ベルク……と20世紀レパートリーの演奏史をあざやかに塗り替え続けてきたこの異才歌手はいま、オランダを中心に現代音楽シーンを賑わせてきた指揮者であり「ユニークなサティ弾き」でもあるレインベルト・デ・レーウと「ウィーン世紀末(世紀転換期)」をテーマに、妖艶・蠱惑的にして多彩な歌の数々をまたしてもユニークな音世界に結晶させてみせました。音楽家だけでなく建築家や哲学者などさまざまな知の巨人たちとも交流をもち、時代に独特の存在感を残した(グスタフ・マーラー夫人として知られる)アルマ・マーラー=ヴェルフルを軸に、ツェムリンスキーやヴォルフ、新ウィーン楽派の異才たちがどんな空気感のなかに生きていたか、21世紀の気配と100年前とを軽やかに行き来するハンニガンの歌い口はどんな聴覚体験の刷新をもたらすのでしょう?毎回かなりこだわりのあるアルバム制作理念をアピールしてくる彼女だけに、国内仕様での解説訳・訳詞にも注目です。(2018/09/28 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA393 |
ブダペストで生まれ、コダーイと一緒に学んだというマティアーシュ・シェイベルの合唱作品集。フランクフルトでは高等音楽院のジャズ部門で教えるも、1933年にナチス政権を逃れ、イギリスに亡命。この地に定住し作曲を指導、数多くの弟子を育てました。また合唱団「ドリアン・シンガーズ」を組織して数多くのコンサートを開催し、冒頭の「不実な恋人」など、どこかで聴いたような親しみやすい旋律に英語の歌詞をつけることで、聴衆たちにユーゴスラビアやハンガリーの民族音楽を広めることに尽力した功績でも知られています。このアルバムはシェイベルの没後50年を記念して製作されたもの。彼の多彩で魅力的な作風に触れることができます。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0105 |
2014年、リヒャルト・シュトラウスの生誕150周年を祝して、入念に準備された「ピアノ伴奏による歌曲全集」の登場です。
全てを監修したのは、往年の名メゾ・ソプラノ、ブリギッテ・ファスベンダー。彼女は舞台を退いてからも、後進の指導を積極的に行っていることで知られており、この全集でも現在最高のシュトラウス歌手13人を結集し、歌唱についてのアドヴァイスを与えることで、ここに最高の「全集」が完成したのです。
これまで全集としてリリースされていたアルバムは(後に新発見の2つの歌曲…子ども時代より:CD1-20、秋の夕暮れ TrV 226:CD1-19が追加され、現在は全集とは銘打っていません)、2人の歌手が歌い分けていただけであり、今回のような細かいニュアンスの違いには対応していないこともあり、この全集における「歌唱法からドイツ語の発音、そして作曲年代によるスタイルの違い」までが丁寧に考慮され、もちろん各歌曲にふさわしい声質も選択されるというコンセプトは聞き手にとっても魅力的なものであることは間違いありません。
各々の曲は、概ね作曲年代順に並べられ、母親の助けを借りて仕上げたであろう6歳の時の「クリスマスの歌」から、84歳の時に名歌手マリア・イェリッツァのために書かれた「あおい」(実質上、彼の最後の作品)まで、「歌曲」というものに彩られたリヒャルト・シュトラウスの生涯をじっくり辿ってみませんか。(2014/06/25 発売)
レーベル名 | :TwoPianists |
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カタログ番号 | :TP1039312 |
現代ドイツにおける映画音楽の第1人者であるエンヨット・シュナイダー。彼の作風はとても柔軟であり、ある時はマイケル・ナイマン風、ある時はニーノ・ロータ風の作品を易々書くかと思えば、新古典派の作品と見紛うばかりの激しいオルガン・トッカータを書くなど、本当に変幻自在な人と言えそうです。このアルバムに収録されている3つの作品も、当然の如くただものではありません。大真面目な風を装って書かれている「明けの明星」、なぜ愛なのか説明してほしい「愛の変奏曲」、そして少しだけ以前の世界を跋扈したインターネット・チャット(今ではLINEか?)。どれも真っ向から対峙しても理解するのは難しそうな曲たちです。しかし、これらをひたすら楽しく聴かせてくれるのが、ドイツで最も人気を博しているヴォーカル・グループ「ジンクフォニカー」の面々です。芸術とは何か、人生とは何か・・・うん。考えなくてもよいか。(2013/12/18 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC878 |
メランコリー=憂鬱…この揺れめく切ない気分は、詩人や音楽家たちにたくさんのインスピレーションを与え、様々な作品が生まれてきました。このアルバムにはロマン派から近現代の「憂鬱」な作品を集めたもの。通常はピアノで伴奏される歌曲が、ピアノと弦楽四重奏版という形で奏されます。曲によってはオリジナルの形であったり、アリベルト・ライマンによって編曲を施されていたりと様々ですが、ここではどの曲も、しっとりと荘厳な雰囲気を帯びて、重苦しく切なく響きます。歌手ルチア・ドホニョーヴァはスロヴァキア生まれ。名歌手ルチア・ポップの推薦でステージに立ったという彼女の声は、とても伸びがよく美しい響きを持っています。彼女のトゥリーナのアルバムは2010年のグラミー賞「ベスト・ヴォーカル・パフォーマンス賞」にもノミネートされています。最後におかれたルクーの「夜想曲」が絶品です。(2014/09/24 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5144 |