ヴェッキ, オラツィオ(1550-1605)
Search results:2 件 見つかりました。
オラツィオ・ヴェッキはイタリア後期ルネサンス音楽の作曲家。マドリガル・コメディの作曲家として音楽史上に名を残しています。彼はモデナで生まれ、地元で聖母マリアの下僕会の修道士サルヴァトーレ・エッセンガに師事し、さらに上級聖職者として研修を受けるべくベネディクト会の修道院に入り、1577年までに叙階されます。1581年から1584年までサロー大聖堂の教会楽長に就任、その後は各地を転々とし、1597年にはヴェネツィアで「カンツォネッタ集」を出版、1598年にはチェーザレ・デステ大公の宮廷楽長となります。マドリガル・コメディとは「軽快で劇的な娯楽音楽」であり、オペラの前身というよりも、オペレッタに近いもの。このアルバムは彼の最も有名な作品「ランフィパルナーソ」(パルナッソス山巡り)で、若い恋人ルシオとイザベラ、羊飼いたち、スペイン人の船乗りカルドーネ、とんでもない老人パンタローネらが入り混じり、賑やかな物語を繰り広げるものです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.553312 |
難しい話はさておいて、とにかく耳を喜ばせる古楽を探すなら必ず通っておきたい道があります。その一つがドイツのミヒャエル・プレトリウスによる全五百曲を超える曲集「テレプシコーレ」。音楽史の本では声楽曲のイメージが強い作曲家には例外的な器楽曲で、多種多様な楽器をとっかえひっかえして合奏する、リズミカルで音色変化の刺激が楽しい舞曲の缶詰です。聴き手は、作曲家名や時代などを気にせず、頭を空っぽにして音に身をゆだねられます。実は古楽演奏にも熱心な国スウェーデンのアンサンブルの快演で。普段は古楽を聴かない愛好家の方にもお薦めです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.553865 |