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ルイス=ピポ, アントニオ(1934-1997)

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    ギターリサイタル:デニス・アザバジッチ

    奏者のアザバギッチは72年ボスニア=ヘルツェゴビナ出身の新星、既に数々のコンクールで優勝するという実力を誇ります。プログラムにはバリオス「大聖堂」のようなギター・ファンには御馴染みの名曲もありますが、奏者より少し年長の作曲家リヴェラの作品にご注目、今後流行しそうです。特にアフリカの部族のリズムを用いた終曲のかっこよさなど、21世紀のギター音楽の傾向を予見させる逸品といえるでしょう。全体に中南米の詩情と美しいメロディーラインを持つ作品が多く、前途洋々たる新人のテクニックと感性を存分に味わえるアルバムとなっています。(2000/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554555

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    ルイス=ピポ:ギターを伴う作品集 1 (ヴァイゲル/ゾンダーマン/ミシェル/イブラヒミ/マドリード・アルカナ弦楽四重奏団)

    スペイン、グラナダで生まれた作曲家でピアニスト、ルイス=ピポ。地元の音楽院でアリシア・デ・ラローチャに学んだ後、ピアニストとしてデビューを果たし、パリではコルトーの晩年の弟子となったことで知られています。しかし作曲家としての彼はギター曲に魅力を感じていたようで、多くのギターのための作品を書き、その何曲かはナルシソ・イエペスに献呈され、演奏されたことでルイス=ピポの名は世に知られることとなりました。彼の作品は技術的に難しく、常にエキサイティングで演奏家泣かせではありますが、巧みに演奏すると素晴らしい演奏効果をもたらすことができます。このアルバムには1970年代から1997年までの作品が収録されており、どの曲にも彼が愛したアンダルシアの風景が織り込まれています。このアルバムで主役を務めるヴォルフガング・ヴァイケルは1954年ザールブリュッケンに生まれ、リューベックで研鑽を積んだギタリスト。南米のレパートリーを好み、知られざる作品の普及に努めています。(2019/01/25 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573971

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    ルイス=ピポ:ギターを伴う作品集 2 (ヴァイゲル)

    スペインで生まれた作曲家ルイス=ピポ(ルイス=ピポー)。パリに留学し、ピアノと作曲を学び、優れたピアニストとして活動しながら、多くの作品を書きました。中でも親友ナルシソ・イエペスのために書いたギター作品「歌と踊り 第1番」は、彼の名を飛躍的に高めたことで知られています。第1集(8.573971)に続くこのアルバムには、前述の第1番を含む「歌と踊り」、彼の友人の思い出に捧げられた「秋の小品」、ナルシソ・イエペスのために書かれた2曲の前奏曲、昭和を代表する日本のギタリスト小原安正に捧げられた7曲の前奏曲が収録されています。演奏しているヴァイゲルは1992年にピポと出会い、作品の改訂などで協力したギタリスト。1995年にはギター協奏曲をピポから捧げられるなど強い信頼関係を築いていましたが、1997年に作曲家が急逝し、多くのプロジェクトが中断してしまったのは残念です。この録音でヴァイゲルは、ピポのために心からの賛辞を送っています。(2020/08/28 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.574167