ダンディ, ヴァンサン(1851-1931)
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【フランス、ベルギーのヴァイオリン秘曲を集めた好企画!】フランスはベルギーに近いリール出身、IntegralやContinuoといったレーベルでのフランス秘曲開拓に定評のある名手プルヴォストと、ゴダール(GP683、GP684)、タンスマン(8.572266、8.573021)、バクリ(8.572530)などのアルバムで高い評価を得ているベルギーのピアニスト、レイエス。知られざる作品に光を当てることに長けた二人が手を組み、フランスとベルギーの作品を集めたアルバムを製作しました。ダンディのソナタはそれなりに演奏されるものの、若き日に書かれたアンダンテや、フランスのオルガン奏者ボナルの小品、ベルギーの作曲家デュピュイによるソナタなどは、ほとんど知られていないもの。いずれも抒情的なメロディ・ラインが魅力的な歌心溢れる作品ばかりで、しなやかで優美な二人の演奏が、曲の魅力を十二分に引き立てています。(2020/03/13 発売)
レーベル名 | :En Phases |
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カタログ番号 | :ENP007 |
幼い頃からピアノを学び、パリ音楽院ではフランクに師事し作曲家となったヴァンサン・ダンディ。師であるフランクと、当時フランスでも流行していたワーグナーからの影響が感じられる管弦楽作品を多く書いただけでなく、総合的な音楽学校「スコラ・カントルム」を創設。数多くの弟子を育てあげ、フランス音楽を牽引しました。このアルバムにはギリシャ神話から題材を得た劇音楽「メデー」、民族音楽の要素を取り入れた「カラデック組曲」、花の妖精を主人公にした「サルビアの花」の3曲を収録。どれも壮大な物語を繊細な音で描いた作品です。なかでも「サルビアの花」はワーグナーの《トリスタンとイゾルデ》にも似た悲恋が描かれており、半音階的進行を多用した濃厚な音楽が特徴です。これらをブザンソン国際指揮者コンクールで優勝したダレル・アンの見事な演奏でお楽しみください。(2019/05/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573858 |
フランス音楽の伝統の中で、無視できない存在であるのがヴァンサン・ダンディ(1851-1931)です。彼の作品自体は「フランスの山人の歌による交響曲=セヴェンヌ交響曲」をはじめとした何曲かのみが、現代のレパートリーに残っていますが、パリ音楽院や彼と仲間たちが創設した「スコラ・カントルム」からはたくさんの弟子たちが巣立ち、フランス音楽文化を盛り立てた功績は非常に大きなものと言えるでしょう。そんなダンディの交響曲第2番は、ブルックナーやワーグナー作品のような緊密な構造を持つ大作。陰鬱な序奏に導かれた第1楽章は、まるで中世のゴシック様式の大聖堂を思わせる重厚で荘厳な雰囲気を持ち、ゆったりとした第2楽章は穏やかな牧歌的風景を感じさせます。第3楽章は民謡風のメロディが様々な楽器で歌い継がれていき、鮮やかな情景が目の前を通り過ぎ終わります。そしてそのまま終楽章に移行、見事なフーガを経て最後は勝利のコラールで終わるという曲。密接な動機の関連性やオーケストレーションなどが興味深い作品です。他には、亡くした妻に捧げた「思い出」、古代アッシリアの叙事詩に基づく「イシュタル」、ダンディの初のオペラ「フェルヴァール」の第1幕への前奏曲の3曲が収録されています。(2016/09/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573522 |
【大作ソナタを含むダンディのピアノ作品集】セザール・フランク門下生としてパリ音楽院に学び、スコラ・カントルムの創立に関わるなど近代フランス音楽史に決して小さくない足跡を残したダンディですが、その作品が今日演奏される機会は多いとは言えません。50代の円熟期にあった彼が書いたピアノ・ソナタは、演奏時間40分を超す知る人ぞ知る大作で、変奏曲形式の第1楽章、トリオとコーダを持つスケルツォ・スタイルの第2楽章、ソナタ形式の第3楽章と構造も意欲的なものとなっています。「旅の画集」は様々な印象を綴った多彩な小品集ですが、全13曲からここでは約半数の7曲、作者の心象風景を思わせる憂愁の影さす曲が特に選ばれています。1943年生まれのフランスのピアニスト・アルマンゴーは、近代作品に対する深い造詣と高い学識で知られる大御所。ここでも母国が誇る大作曲家の真価を知らしめるべく、その音楽の奥深さを雄弁に展開しています。(2019/08/09 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP756 |