シャルヴェンカ, クサヴァー(1850-1924)
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録音黎明期とも重なる時期、ピアノ・ロールによる記録が盛んに行われました。まだ時間制限が短く、取り直しの出来なかった録音に比べ、修正がきき、時間も比較的長く記録することが出来るという理由から、ピアノ・ロールを好んだピアニストたちもいました。そのためか、演奏にのびのびとしたところが感じられるという長所もあります。録音に比べ、ダイナミックスや微妙なペダリングの再生は望めないまでも、演奏家たちの指さばきや間の取り方など、当時のスタイルをしのぶ貴重な音源といえるでしょう。(2004/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110679 |
ポーランドのピアニスト、作曲家フランツ・クサヴァー・シャルヴェンカ(1850-1924)のピアノ協奏曲です。15歳の時に家族とともにベルリンへ移り住み、兄ルートヴィヒとともに音楽教育を受け、才能を開花させました。1869年にピアニストとしてデビュー、併せて作曲家としても人気を獲得。室内楽などいくつかの曲が出版され、このアルバムにも収録されている「ポーランド舞曲第1番」は発行部数100万部を記録するほどの大人気となったと言います。このピアノ協奏曲第4番は1908年に作曲され、1910年にはニューヨークで、当時訪米中であったマーラーの指揮により初演されています。またストコフスキーの指揮でも演奏するなど、当時大変人気があった曲ですが、一時期すっかり忘れ去られてしまいました。アール・ワイルドなどヴィルトゥオーゾ系のピアニストによって、細々と人気を保っていましたが、最近になって彼の人気が復興。華麗なピアニズムとむせ返るようなロマン性は、確かに一度聴くと病みつきになるはずです。(2011/08/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572637 |