ボッテジーニ, ジョヴァンニ(1821-1889)
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アメリカを代表するクラリネット奏者リチャード・ストルツマンによる古典派とロマン派、印象派の協奏曲集。ウェーバーの2曲はもちろんのこと、パリ音楽院卒業試験のために作曲されたというドビュッシーの「狂詩曲」、ボッテジーニが得意とするコントラバスとの絡みが楽しい「二重奏曲」、どの作品もクラリネットの妙技を存分に楽しめます。チャイコフスキーの「秋の歌」は、原曲のピアノ曲を武満徹が編曲。まるで映画音楽のようなドラマテックな作品に変貌しています。(2017/05/19 発売)
レーベル名 | :Navona |
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カタログ番号 | :NV5801 |
「コントラバスのパガニーニ」と呼ばれるボッテジーニは1821年にイタリア北部、クレマで生まれました。彼は5歳から音楽を学び、教会の聖歌隊で歌い、そして地方のオーケストラでティンパニを演奏していました。ここに収録された2つのコントラバスのための作品は、彼が学生時代に書いたもので、どれも楽器の特性を存分に生かしたすばらしいものとなっています。「ロッシーニの主題による幻想曲」は激しいタランテラで始まり、感傷的な中間部を経て、また嵐のようなフィナーレで曲を閉じます。華麗なパッション・アモローザと、ピアノ伴奏とは言え、とてもかっこよい協奏曲。そして大二重奏曲は2台のコントラバスのみのオリジナル版にて演奏。どの曲も低音楽器ならではの深い音色にしびれてしまうことでしょう。(2010/07/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572284 |
ミラノ音楽院に入学し、たまたま奨学生の空席があったコントラバスを選んだボッテジーニは瞬く間に上達し、「コントラバスのパガニーニ」と呼ばれるまでになりました。彼はそれまで単なる低音伴奏楽器であったコントラバスを立派な独奏楽器へと高めた天才でした。彼によって楽器の音域は飛躍的に拡大し、このアルバムからもまるでヴァイオリンのようなフレーズが聴こえてきます。彼の作品は歌に満ち、旋律も美しいのですが、現在に至るも演奏至難な弩級の難曲ぞろいとなっています。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554002 |
スペインの地方都市アルバセテ出身のコントラバス奏者アントニオ・トーレス・オルモのリサイタル・アルバム。地元の音楽院で学び、数々の賞を受賞した後、パリのエコール・ノルマル音楽院に留学、更なる研鑽を積みました。数多くの指揮者と共演するだけでなく、これまでに何枚かのアルバムの録音にかかわってきたオルモですが、このアルバムでは「自分が演奏したい」と強く願っていた作品を選択、思うままに見事な演奏を繰り広げています。ボッテジーニやフォーレでは、控えめな響きを駆使して曲の美しさを描き出していますが、ファリャやピアソラでは激しい感情表現を交えており、共演のハマディと激しい攻防を繰り広げるなど、聴きどころの多い1枚です。(2020/03/06 発売)
レーベル名 | :IBS Classical |
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カタログ番号 | :IBS-82015 |
家が貧しかったため、音楽を学ぶために、音楽院の奨学金枠に空きのあった「コントラバス」を選択したというイタリアの作曲家ボッテジーニ(1821-1889)。結局彼がこの選択をしたおかげで、現代におけるコントラバスのレパートリーがどれほど豊かになったかはご存じの通りです。そんな彼は指揮者としても才能を発揮し、一番有名な仕事としては、ヴェルディのアイーダの世界初演を果たしたことで知られています。そんな才能溢れる彼のレクイエムは、1877年に彼の弟ルイージの死を悼んで作曲されたもので、(当時女性が教会で歌うことを許されていなかったため最初は女声なしで書かれています)、初演の一年後にはミラノの国立音楽博覧会で銀メダルを受賞するほど評判となりました。しかし、どうしてもその3年前に書かれたヴェルディの「レクイエム」と比較されてしまい、演奏機会もなくなり、1979年に蘇演されるまではすっかり忘れられてしまったのです。改めて聞いてみると、ヴェルディの作品にはないバランスの良さや繊細さなどが際立つ「隠れた名曲」であることが理解できるのではないでしょうか。(2013/03/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572994 |