カロミリス, マノリス(1883-1962)
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「ギリシア音楽の父」として称賛される作曲家カロミリス(1883-1962)。もともとはオスマン帝国スミルナ出身、イスタンブールで音楽を学びましたが、ウィーンに留学後はアテネに在住。アテネに国民音楽院を創設し、ギリシア音楽の発展を目指しました。民謡に基づくオペラや交響曲が有名です。ワーグナーとリムスキー=コルサコフを賛美していたといい、自身の作風もドラマティックで重厚なものとなっています。このアルバムには、ピエルネが管弦楽用に編曲した狂詩曲や、朗読を伴う「聖ルークス修道院にて」など6つの作品が収録されています。作品はギリシアの民族音楽のリズムと複雑な対位法を多用した、独特の息の長い旋律線を持つ特異なものばかり。どことなく東洋的な雰囲気も漂わせるという、まさに百花繚乱の世界です。(2011/01/12 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572451 |
ギリシャ国民楽派の父とも言われるカロミリスの音楽が、世界初録音で登場です。基本的には濃厚な後期ロマン派の作風で、細部まで緻密に書き込まれ、金管や打楽器のパワーを存分に解放した豪奢なオーケストレーションは聴きものです。「管弦楽のための三連画」は、首相を長く務めたギリシャの大物政治家ヴェニゼロスの追悼のために書かれた音楽です。第2楽章は感動的な葬送行進曲となっていますが、彼の妻の語るところによれば、ヴェニゼロス死去の報せを受けたカロミリスは、涙を流しながらピアノに向かい、この楽章を作曲していたということです。ともかくどの曲も驚くべきほどのパワフルさで、聴くものは圧倒されるばかりです。(2007/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557970 |
オスマン帝国出身、イスタンブール、ウィーン、ウクライナのハリコフを経由して、28歳の時にアテネに定住し、近代ギリシャ音楽の発展に寄与した作曲家カロミリス。“現代ギリシャ音楽の父”と讃えられますが、カロリミス自身はワーグナーとリムスキー=コルサコフを支持していたため、その作品にはロマン派風の響きと、ロシア国民楽派風の豊かな響きが入り混じっています。ピアノ作品は決して多くありませんが、「バラード」や「狂詩曲」と題された初期の作品は、タイトル通りショパンやリストの影響が強いものの、後期の作品はカロミリスが後半生に熱意を注いだ「ギリシャ民謡研究」の成果ともいえる独特なリズムが用いられた前衛的で独創的なテイストで書かれています。/(2017/10/27 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP748 |