サルキシャン, ヴィリー(1930-)
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アルメニアの司祭、音楽学者、作曲家、歌手、聖歌隊指揮者として知られるコミタス(本名:Soghomon Gevorgi Soghomonian)は、アルメニア近代音楽の擁護者として知られています。幼い頃に両親を失い、孤児となった彼はアルメニアの宗教的中心地であるエチミアジンに送られ、神学校で教育を受けます。その後司祭となった彼は、ベルリンに行き西洋音楽を学び、自国で失われかけていた多数の民族音楽を収集。1904年に初の「クルド民謡集」を出版するなど、その普及に努めました。しかし、悪名高き「アルメニア人ジェノサイド(大虐殺)」の騒動に巻き込まれ、1915年4月に収容所送りとなり、ここで精神的ダメージを受け、失意のまま晩年を過ごし、1935年に苦しみの末この世を去りました。彼の悲劇的な生涯は大量虐殺の殉教者として、アルメニア国家における重要なシンボルになっています。このアルバムには、アルメニアの風景を思わせるシンプルな旋律や詩的なスケッチ、悲惨な情景を描いた曲など、さまざまなコミタスの歌曲をヴィリー・サルキシャンがピアノのためにアレンジした35の曲を収録。アルメニア音楽の持つ独特のイントネーションを見事に伝えています。(2022/02/11 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP895 |