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カーン, ロバート(1865-1951)

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    カーン:ヴァイオリンとピアノのための作品集(ヴァハラ/トリンドル)

    リヒャルト・シュトラウスと同時期に活躍しながらも、その作風はかなり穏健であるとされるマンハイム生まれの作曲家、ロベルト・カーン(1865-1951)。確かにここに収録された作品はどれも調性がしっかりと感じられ、時にはブラームス風の端正さをも備えています。しかし、カーンはユダヤの血を引いていたため「退廃音楽である」とナチスによって作曲活動を禁じられてしまいます。そこで、1938年にイギリスに移住し、この地で数多くの作品を生み出すこととなります。そんな彼の作品のほとんどは出版されることもなく忘れられていましたが、最近になってようやく少しずつ復興の兆しが見えてきました。このヴァイオリン・ソナタも自筆稿からそのまま演奏されるなど、まだまだ出版、研究の余地のある作曲家、まずはこの2枚組を聞いてみてください。(2016/08/26 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777785-2

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    カーン:室内楽作品集 1 (ブシュコフ/ハリトノフ)

    ロマン派の作品が隅々まで発掘されている現代において、この人の作品を聞く機会も多くなってきたように思います。ロベルト・カーン(1865-1938)は、マンハイムで裕福な家の7人兄弟の2番目の息子として生まれ、ベルリンで最初の音楽教育を受け、その後はミュンヘンでラインベルガーに師事、やがてウィーンでブラームスに出会い、その作品に強く影響を受けたといいます。しかし彼はブラームスに師事することはなく、兵役を終えてから作曲家として独り立ちし、現在のベルリン芸術大学で教鞭をとることとなります。指導者としても優秀であり、作曲家のスカルコッタスやピアニストのヴィルヘルム・ケンプら素晴らしい後進を輩出したことでも知られています。彼は一時期ベルリン芸術アカデミーのメンバーにも選出されましたが、「ユダヤの血」を引いていたことが理由で、役職を解かれ、結局その作品も出版、上演禁止となってしまったため、すっかり忘れられてしまったのです。このヴァイオリン・ソナタは実に精妙なスタイルで書かれていて、ブラームス的な香りも感じさせながら、もっと未来を予見させるものでもあります。(2015/01/28 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0021

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    カーン/ダンディ:クラリネット三重奏曲集(バワンディ・トリオ)

    ハンブルク州立歌劇場とハンブルク・フィルのクラリネット奏者Patrick Hollichを中心に結成されたトリオ「Bawandi」のデビュー盤。とりあげたのはブラームスに高く評価されたロベルト・カーンと、セザール・フランクの後継者と目されたヴァンサン・ダンディの2人のクラリネット三重奏曲。名クラリネット奏者リヒャルト・ミュールフェルトに捧げられ、彼によって演奏されたカーンの三重奏曲、師フランク譲りの循環形式を採り入れたダンディの三重奏曲、どちらも現在ではほとんど演奏される機会がありませんが、今回、若き奏者たちの新たな視点でこれらの作品がよみがえります。(2023/04/28 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555596-2

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    カーン:チェロ・ソナタ第1番、第2番/チェロとピアノのための3つの小品(テデーン/トリンドル)

    ドイツ、マンハイム生まれの作曲家ロベルト・カーン。ユダヤ系であったため、晩年はナチス政権により作品の演奏を禁じられてしまい、忘れられた存在になってしまいましたが、最近、作品の演奏機会が増えてきました。ほぼリヒャルト・シュトラウスと同世代でありながら、その作風は穏健であり、彼が薫陶を受けたブラームスの影響が色濃く感じられます。とりわけチェロのための作品はその傾向が顕著であり、このアルバムに収録された3つの作品は内省的な雰囲気を湛えるとともに、ブラームス作品に匹敵する高い完成度を誇っています。また「3つの小品」はシューマン風であり、カーンがいかにこの時代の作風を愛していたかがうかがい知れます。テデーンとトリンドル、2人の名手が表現力豊かに演奏、作品の魅力を伝えます。(2019/04/26 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555139-2

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    レーガー/ダルベール/ベッカー/ブレッヒ:ドイツの声楽作品集(ダムラウ/ミューレマン/ナズミ/シュヴァイガー/バイアヌ)

    ベルリンの出版社「August Scherl」が1899年から1944年に刊行していた週刊誌「Die Woche」。ここで1903年に開催されたコンペティション“im Volkston-新しい民謡“のために30人の作曲家が曲を提出、特別号に掲載されました。どの曲も「民謡の形式」を持ってはいましたが、少々芸術的になり過ぎてしまって、本来の目的「簡潔で美しく歌いやすい曲を発見する」には至らず、出版社は2回目のコンペティションを開催することになりました。今回は出版社から作曲家に直接依頼することはなく、自然に集まった様々な曲をWoche誌に掲載。大好評を得ました(残念なことにレーガーの「森の孤独」は素晴らしい出来栄えにも拘わらず落選、誌面では発表されませんでした)。このアルバムでは、全ての応募作中から美しい作品を選び演奏したものです。(2017/10/27 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC1875