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クニュプファー, セバスティアン(1633-1676)

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  • J.S.バッハ: モテット集

    【みずみずしく伸びやかな解釈、充実した器楽編成付でバッハの多声音楽世界へ】2019年にバッハの『マニフィカト』初演版の録音(CVS009/NYCX-10097)で鮮烈なCDデビューを飾った、フランスの新世代指揮者ヴァランタン・トゥルネ率いるラ・シャペル・アルモニーク。Chateau de Versailles Spectaclesレーベルではその後ラモーの《優雅なインドの国々》(CVS031)や《レ・パラダン(遍歴騎士たち)》(CVS054)といったオペラのみずみずしい録音も聴かせてくれた彼らですが、今回のモテット録音もバッハ作品への深い愛が見事な結実を見せた注目すべき内容となっています。二重合唱で各パート2~3人となる小規模編成の声楽陣に、ヴァイオリン2・ヴィオラ2・チェロとコントラバス各1にオーボエ2・ターユ(中音域オーボエ)1・ファゴット1とオルガンからなる器楽が参加。ヴァイオリンのダヴィド・プランティエやオーボエのブノワ・ローラン、オルガンのフランソワ・ゲリエらヴェテラン勢が加わった充実の器楽陣が、合唱の単なる補助以上の効果をもたらし、色彩感溢れる多声部の絡み合いでア・カペラとは違う豊かな作品像を描き上げます。大バッハに大きな影響をもたらした親族ヨハン・クリストフ・バッハのモテットではバロック期の一部の習慣に従い、器楽にカンマートーン(A=390Hz)、合唱にコーアトーン(A=465Hz)とピッチを別々に設定、約短三度の音程差を音符の読みかえ(器楽陣が in E♭ 読み)することで補正し、当時の音響感覚に迫るという興味深い試みも。また大バッハ自身が筆写した17世紀の作曲家クニュプファーも収録し、ドイツの伝統とバッハの繋がりを浮き彫りにするプログラム構成も秀逸です。(2022/06/24 発売)

    レーベル名:Château de Versailles Spectacles
    カタログ番号:CVS067

  • 消滅、そして永遠 ~ヴォルフェンビュッテル、ヘルツォーク・アウグスト図書館所蔵の珍しい曲集

    ハノーヴァー少年合唱団と北ドイツ放送の共同企画である「知られざる合唱作品」の発掘の一つであるこのアルバムは、ドイツのヘルツォーク・アウグスト図書館に所蔵された知られざる作品を集めたものです。この図書館はブラウンシュヴァイク・リューネブルク公領を治めたヘルツォーク・アウグストⅡ世(1579-1666)のコレクションを基本としており、とりわけルター派教会にまつわる資料の蔵書量は他の追随を許しません。収録作品のほとんどは、まず他で聴くことのできないものであり、資料的にも貴重ですが、何より演奏の素晴らしさも特筆ものです。(2013/10/23 発売)

    レーベル名:Rondeau Production
    カタログ番号:ROP6054

  • アントニーニ/クローチェ/エルベルディン/パーセル:合唱作品集(ゾロトゥルン聖ウルズス聖堂児童合唱団)

    スイスの都市ソロトゥルンにある由緒正しき聖ウルス大聖堂。ここで活動する児童合唱団は、様々な時代の作品を自在に歌いこなす柔軟なスタイルを持つことで知られています。このアルバムでも17世紀の合唱曲から現代作品まで様々な曲に挑戦。複雑な二重合唱によるクローチェやクヌッファーの作品を始め、民謡やロック風の曲などで妙技を披露しています。(2019/03/22 発売)

    レーベル名:Rondeau Production
    カタログ番号:ROP6171

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    エーベリング/グライヒ/クニュプファー/シャイン:17世紀ドイツの葬送音楽(ヴォーチェス・スアーヴェス/シュトロープル)

    【欧州古楽界の最前線をゆくバーゼルの俊才たちが刻んだ、ドイツ・バロックの傑作】シュッツの代表作のひとつ『音楽による葬送』を軸として、初期ドイツ・バロックの多声作品を集めたArcanaならではのプログラム。バーゼル・スコラ・カントルム出身の精鋭が集うヴォーチェス・スアーヴェスによるアルバムです。『音楽による葬送』は1636年、ザクセン選帝侯宮廷の音楽監督としてキャリアを重ねていたシュッツが手がけた、ドイツ語の声楽曲。彼の故郷ケストリッツの領主で、生涯親交のあった人文主義者ハインリヒ・ロイスに捧げられたこの傑作は、ブラームスの『ドイツ・レクィエム』の先駆としても早くから注目されてきました。ヴォーチェス・スアーヴェスはこれを17世紀ドイツ語圏の音楽の中に改めて置くことで、新旧世代の間でのシュッツの音楽の特性を浮き彫りにしてゆきます。世紀初頭のシャインから数十年後のローゼンミュラーまで、「バッハ以前」のドイツ宗教音楽の充実が「葬送」というテーマの中でありありと実感される選曲と言えるでしょう。歌手それぞれが音楽の構成をよく踏まえて声を重ねてゆくことで充実した響きが生まれており、音楽学的知見を紐解いた解説とともに、その作品美を堪能する「欧州古楽最前線」を聴く一枚です。(2021/02/12 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A483

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    クニュプファー:合唱作品集(ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス/コルデス)

    ライプツィヒの伝統ある教会の一つ、聖トーマスは信仰と音楽の分野で重要な役割を果たしていることで知られます。1212年に修道院が設立されると同時に、少年合唱団も創設され、J.S.バッハをはじめとした音楽家たちが聖歌隊を指揮し少年たちを指導してきました。このアルバムのカンタータを作曲したクニュプファーは、1657年に前任者トビアス・ミヒャエルの死去に伴い、聖歌隊指揮者に就任し、約20年に渡ってこの地位にあった作曲家です。その当時の彼の人気はとても高く、その周囲には才能ある音楽家たちが集まる中でも中心的存在として活躍。その名声は他の都市にも轟き、たくさんの招聘依頼がありましたが、彼は聖トーマスを離れることなく、三十年戦争後の混乱したこの地で音楽を続けていたのです。そんなクニュプファーのカンタータは、福音書と詩篇からテキストを採り、優れた対位法と美しいメロディーに彩られた、17世紀の伝統的なスタイルを取り入れた見事なものです。“知られざる名作”の発掘に尽力するコルテスとブレーメン・ヴェーザー=ルネサンスの演奏で。(2017/01/25 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777884-2