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トーニ, カミッロ(1922-1993)

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    トーニ:「墓場なき死者」による3つの習作/フルート・ソナタ/ヴァイオリン・ソナタ/弦楽三重奏曲(エクス・ヌォーヴォ・アンサンブル)

    カミッロ・トーニは20世紀イタリアの作曲家です。若き頃にはカセッラたちと学び、様々な技法を習得しました。(ピアノはアンフォッシとミケランジェロに学んでいます)しかし彼の作風は後期ロマン派の様式を有し、そこには明らかにシェーンベルクの影響が見て取れます。このアルバムには彼の30年間の仕事が収められていて、彼の愛した詩人や作曲技法を伺い知ることができます。サルトルの詩を用いた「3つの習作」は、歌のメロディはフランス風で全音階的ではなく半音階的。4つの音符の音列を用いて曲を発展させることに力を注いでいるようです。興味がある人は分析を試みてください。(2009/04/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572074

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    トーニ:ピアノ作品全集 1 (オルヴィエート)

    カミロ・トーニ(1922-1993)は20世紀イタリア音楽界の中でも代表的な人物の一人であり、現在では彼の名を冠した国際コンクールも開催され、こちらは名ピアニストへの登竜門として素晴らしい役割を果たしています。彼はシェーンベルクから多大なる影響を受け、1951年から1957年までダルムシュタットの音楽祭に参加、そこでは偶然音楽にも興味を抱いています。とはいえ、初期の作品は古典的なものを踏襲しており、難解で緻密な書式はなかなか興味深いものになっています。また、このアルバムにはバッハとマーラーの2つの作品を編曲したものが含まれていて、ここにはトーニが目指した音楽の到達点が表出されているかのようです。マーラーの「アダージェット」からは、頽廃的な響きはすっかりそぎ落とされ、まるで血潮が滴る筋肉を見せつけられる思いがしますが、これはバッハからシェーンベルクに至る間に、音楽が纏ってきた衣や贅肉をそぎ落とすという、彼が行った実験の結果なのかもしれません。トーニのピアノ曲シリーズは全4枚が予定されています。(2013/08/21 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572990

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    トーニ:ピアノ作品全集 2 (オルヴィエート)

    イタリアの作曲家カミロ・トーニ(1922-1993)。彼は教師としても優秀であり、次々と素晴らしい音楽家を世に送り出したことで知られています。18歳の時に初のピアノ曲「セレナータ 第1番」Op.10を作曲したトーニ。この作品が彼の芸術的発展に決定的な転換をもたらしたのです。無論この時代に生まれただけあって、初期の作品と言えども、シェーンベルクの12音の影響を受けた渋いものでした。彼がシェーンベルクの作品を初めて出会ったのは19歳の時。アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリが演奏する幾つかの作品でしたが、その中でOp.25の小品はトーニに強い印象を与えたと言います。「それは魅力的であるというよりも、恐怖に近いものだった」とまで語る彼。その後はこの12音システムを拡大し、自身のアイデアを付け加え、ここで聴けるようなユニークな音楽を創り上げたのです。(2014/05/28 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572991

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    トーニ:ピアノ作品全集 3 (オルヴィエート)

    20世紀イタリアを代表する作曲家の一人カミッロ・トーニ(1922-1993)。カセッラに作曲を学び、ピアノはミケランジェリに師事、シェーンベルクから多大な影響を受け、1951年から1957年まではダルムシュタット音楽祭にも参加、実験的な音楽を創り上げた人として知られています。このNAXOSのシリーズでは彼のピアノ全曲リリースが進行中、このアルバムが第3集となります。トーニ作品と言えば、なんと言っても第1集(8.572990)に収録されていたマーラーの「アダージェット」の乾いた響きが衝撃的でしたが、ここに収録されているベルク「抒情組曲」の連弾用編曲版を聞けば、彼の語法をより詳しく知ることができるのではないでしょうか?初期の作品である一連のセレナータは、半音階進行を追及したもので、こちらは確かにシェーンベルクの影響が強く感じられますが、晩年の「3つの幻想的スケルツォ」は想像以上に調性に回帰した曲(良く知られた曲のパラフレーズでもある)で、何か仕掛けがあるのか?と聴き進むうちに曲が終わってしまうという不思議な感触も残ります。 【トーニ:ピアノ作品集 第1集…8.572990 第2集…8.572991】(2016/06/29 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573430

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    トーニ:ピアノ作品全集 4 (オルヴィエート)

    カセッラに作曲を学び、ミケランジェリにピアノを師事したイタリアの作曲家トーニ。多彩な様式を駆使したピアノ曲は、書かれた時代によって全く違う作風を見せますが、この第4集には1940年から1944年の作品が収録されており、十二音技法や、半音階技法などが用いられた小品を聴くことができます。初期の時代に数多く作曲されたシェーンベルクを想起させる「セレナータ」も3曲収録。この中には第1集や第3集に含まれた「あからさまな過去の作品へのオマージュ」はなく、どの曲も極めて独創的であり、個性に富んだ表情を持っています。/(2018/02/23 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573431

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    トーニ:ピアノ作品全集 5 (オルヴィエート)

    生涯に渡ってピアノを愛したイタリアの作曲家、カミッロ・トーニ(1922-1993)のピアノ曲全集第5集。シリーズの完結となる今回は、カセッラに作曲を学び、実験的な音楽を創り上げた彼の初期作品を中心に収録しています。13歳の時に書かれた「即興曲」「練習曲 変ニ長調」はショパンやリストを彷彿させますが、その2年後に作曲された「ピアノのための小品」では、すでに調性から脱した、トーニらしいユニークな作風が見られます。最後に置かれたモーツァルトのピアノ協奏曲のための2つのカデンツァは、彼の師であるベネデッティ・ミケランジェリへの賞賛が込められたもの。ここではトーニの作風の変遷を感じ取ることができます。1949年の「第25番のためのカデンツァ」は、モーツァルトの旋律が自由に展開していくのに比べ、1990年の「第24番のためのカデンツァ」ではモーツァルトらしさはほとんど感じられず、自由な旋律のみが溢れています。シリーズを通じてアルド・オルヴィエートが全作品を演奏しています。(2020/07/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573986

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    トーニ:フルート作品集(ファブリチアーニ/ドロウ/サルダレッリ/ダメリーニ/ネーリ/コンテル)

    20世紀のイタリアを代表する作曲家の一人、カミッロ・トーニ。15歳の時に、同郷で当時18歳のピアニスト、ミケランジェリが演奏するシェーンベルクの作品を聴き強い感銘を受けました。新古典派の音楽が流行していた当時のイタリアでシェーンベルクが演奏されることは非常に珍しく、トーニは生涯その体験を忘れることなく、折りに触れ思い出していたと言います。すっかり十二音の世界に魅せられたトーニは、1951年にダルムシュタットのサマースクールに参加した際にフルート奏者ガッゼローニと出会ったことをきっかけにフルート・ソナタOp.35を作曲。翌年ガッゼローニによって初演されましたが、残念ながら聴衆からの反応は良くありませんでした。しかしトーニはそれに憶することなく、このアルバムで演奏しているファブリチアーニを友人とし、助言を受けながらフルート曲の作曲を続け、自らの主張を曲げずに神秘的な作品を生み出すことに成功しました。(2017/09/29 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573731