ローレ, ヨハン・ハインリヒ(1716-1785)
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少年合唱団の独特なオーラを持つ音色は、男声の声が持つ鮮明さ、特にボーイソプラノの明瞭な音、そして特別な訓練から生まれる高いアンサンブル能力から生まれるものです。このアルバムで歌うシュタットジンゲコーア・ハレはライプツィヒ近郊の都市ハレにある少年合唱団。その歴史は1116年まで遡り、アーヘン少年合唱団、レーゲンスブルク少年合唱団と並ぶドイツで最も古い歴史を持つ3つの合唱団の一つです。アルバムの中心となるのはタイトルでもある詩篇46番の言葉であり、ルターが改革の象徴と名付けた「神はわれらの確信なり」の精神を反映した力強く美しいモテットなど、神を賛美する歌が歌われています。ハレの歴史あるゴシック様式のサン・モリッツ教会での残響を生かした素晴らしい録音です。(2018/08/24 発売)
レーベル名 | :Rondeau Production |
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カタログ番号 | :ROP6158 |
毎年リリースされる、ヴィレンズとケルン・アカデミーによる厳選されたクリスマスのため作品集。2016年のアルバムに収録された5つのクリスマス・カンタータはいずれも初録音の作品で、どれもJ.S.バッハの同世代から少し後の世代に属する作曲家たちによって書かれています。どの作品も、ルター派の伝統を汲むプロテスタント教会の礼拝用のカンタータで、これらは華麗なオーケストラの伴奏と、美しいコラール、アリアが持ち味で、演奏される時期も厳密に定められています。コーラスは聖書からの短い引用に基づき、トランペットとティンパニが彩りを添えるという定型に沿って書かれていますが、各々の作曲家の持ち味も生かされており、どれもが実に味わい深く、またキリストの誕生を喜ぶ祝祭的な気分に満たされています。(2016/12/16 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555052-2 |
ドイツでは良く知られているバロック時代の作曲家J.H.ローレ(1716-1785)。彼はマグデブルクのアルトシュタット・ギウナジウムで30年以上カントール職にあり、当時多大なる名声を得ていました。このアルバムは彼の生誕300年を記念して、「マタイ受難曲」の世界初演を記録したものです。この作品は「マタイの福音書」をルターが翻訳したテキストをエヴァンゲリストたちが歌い、その間にソリストが新たに作られた歌詞によるアリアを歌うという、バッハの作品とは基本的に同じ構成をとっています。しかしバッハとは聖書からの引用部分が違い、ローレは「ペテロの否認」から物語を始めているのが面白いところです。演奏はケルン・アカデミーとヴィレンズによる手馴れたもの。この時代の作品を生き生きと描きだしています。(2016/04/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555046-2 |
ドイツのバロック時代の作曲家ローレ(1716-1785)。以前cpoレーベルからはクリスマス・オラトリオがリリースされていますし、Capriccioレーベルからはオペラ作品もリリースされるなど、ドイツ周辺では良く知られた作曲家です。彼の熱心なファンはイギリスの音楽学者チャールズ・バーニーを筆頭に、世界中に数少なからず存在しますが、日本ではほとんど知られることのない人なのが残念なところです。彼のこのモテットは、どの曲もエレガントで美しく、豊富な内容を持っています。教会音楽としてだけでなく、普通に聴いているだけで幸せな気分になれるこのアルバムは、ローレの知名度をあげるために貢献してくれるのではないでしょうか。(2015/01/28 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777778-2 |