プーランク, フランシス(1899-1963)
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14歳でデビューし、ロシア音楽やショパンを得意とするミュンヘン在住のピアニスト、エヴァ=マリア・マイ。paladinoレーベルへの3枚目の「プーランク・アルバム」となる1枚です。すでにヴァイオリン・ソナタやフルート・ソナタ、即興曲全曲と“小象ババールの物語”を録音している彼女をフィーチャーするアルバムであるため、全ての曲が「ピアノの演奏者側から見たプーランクのソナタ」と言った位置づけになっています。様々な共演者と軽妙な演奏を繰り広げる彼女のプーランクは、ラヴェル風でもあり、モーツァルト風でもある個性的なスタイルを持っています。(2018/01/26 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0095 |
1940年、友人であるジャン・ド・ブリュノフの絵本「小象ババールの物語(日本でのタイトルは「ぞうのババール」)」を夢中になって読んでいる甥っ子や姪っ子の姿を見て「この物語に音楽をつけてみたらどうだろう」と思ったプーランク(1899-1963)。早速ブリュノフに許諾を取り作曲にとりかかるも(台本はブリュノフが担当)第2次世界大戦のために中断、その間に大きくなってしまった子供たちが催促し、完成したのがこの音楽物語「小象ババールの物語」です。母親を失った小さな象ババールが街に出て、おばあさんに助けてもらい一緒に生活しますが、森が恋しくなったババール。遊びに来た従兄弟(いとこ)たちと森に帰ることに。ちょうど同じ時に象の王様がこの世を去ったため、長老たちは賢いババールを次の王に選定。ステキな奥さんも手に入れたババールが幸せ一杯になったところでお話は終わります。3ヶ国語でのナレーションと、即興曲(第15番:エディット・ピアフ賛も含む)他、楽しいピアノ曲も収録されています。(2016/09/28 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0072 |
もうこれは極上のエンタテーメントの一枚というより他にありません!それぞれにユーモラスで温かく個性的な顔を感じさせる管楽器と、クリスタルのように輝くピアノの音色は百花繚乱に咲き乱れ、音楽の表情はある時は楽しく、またある時は憂いを帯びたりと、千変万化に移ろう豊かさを持っており、まさに愉悦の極みです。お洒落で気の効いた音楽を書くことにかけては右に出るものがないプーランクですが、このように多種多様な楽器の登場する室内楽の分野は、彼の面目躍如といった感があります。演奏の方も各奏者が名人振りを発揮しており、あらためてそれぞれの楽器が豊かに内包している可能性にハッとさせられます。(2000/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553611 |
軽妙洒脱でライトな作風というイメージもあるプーランクですが、当盤収録のソナタを中心とする室内楽曲の数々はかなりハードで重たい内容も持っています。ヴァイオリン・ソナタでのほの暗い激情のほとばしりや、バガテルでのピアノの息もつかせぬ重低音打撃とヴァイオリンの重音奏の連続などにはちょっとした衝撃があります。もちろん、オシャレな要素に事欠くこともなく、クラリネット・ソナタやチェロ・ソナタの第2楽章(ほんの一例、書き切れません!)など、秘術を尽くした甘く美しいメロディーと和声の数々は極上の特級品です。それぞれの楽器の特性の生かし方に関しても文句のつけようがなく、あまりに見事というより他にありません。(2000/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553612 |
まずはプーランクのピアノ作品の中でも、独奏曲よりも本領を発揮しているとの呼び声もある2台、あるいは(1台)4手のための作品をお楽しみください。「仮面舞踏会」や「シテール島への船出」はまさにゴキゲンそのもの! 屈託のない明るさが彼一流の機知の中にふりまかれていて、楽しいことこの上ありません。一方ソナタには、より重厚で壮大なシンフォニックな世界が展開されており、ズシりとした聴き応えがあります。巻末は一転してピアノ抜きの管楽器のみのソナタが収録されていますが、どちらかといえば辛口の味わいとでもいいましょうか(特に木管系の2曲)、少ない音が巧みに寄り合わされ、なかなかにシリアスな仕上がりとなっています。(2000/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553613 |
大好評のプーランクの室内楽曲全集、本巻では声楽付きのものにスポットを当てていますが、器楽、歌曲の両部門に秀でた彼なだけに、出来映えの芳しくないものがあろうはずがありません。「黒人狂詩曲」は彼の初めての作品ですが、そこですら恐るべき早熟さを示し、鮮やかな筆致を見せているのは驚異的です。騒々しいくらいなまでの明るさを伴うものから、悲痛を感じさせるほどの陰鬱さや寂しさを帯びているものまで、そのあり方は様々ですが、ときには官能的ですらある精妙な美しさは常に耳に心地よく響きます。またピアノのアレクサンドル・タローを初めとする演奏陣の舌を巻くほどの名人芸にも脱帽です。(2000/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553614 |
全てのプーランク・ファン必聴、感涙のアルバムの登場です。まずはピアノと語り手のための、題材は有名な「子象ババールの物語」を、語りが仏英2ヶ国語のバージョンで(それぞれ12歳の少年と13歳の少女が語り手を担当)。もっと凄いのは、プーランクの歌曲の中でお洒落度ではベストの「愛の小径」を含む劇付随音楽「レオカディア」が聴けること。これは激レア・アイテムです!同じく劇音楽「城への招待」も録音は多くありません。プーランクの音はエスプリに富んでお洒落で…という常套句がありますが、こんなに素敵な音楽を放っておく手はありませんね。(2001/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553615 |
デンマークからの「プーランク」をお届けいたします。プーランクと言えば、まさに「フランスのエスプリ」を具現化した作曲家であり、その作品は常にお洒落で小粋。輝かしさに溢れています。と、同時に彼の作品に見え隠れする、深刻さと陰鬱さは、曲に深い陰影を与え、その明と暗の両面で聴き手を翻弄します。このアルバムではデンマークの若く意欲的なアンサンブル「ミッドヴェスト」による理想的なプーランクをお聞きいただけます。このアンサンブルは2002年に11人の音楽家によって結成され、多くの賞を受賞しています。様々な楽器の組み合わせが可能で、大抵の室内楽曲を演奏することが可能な柔軟性を持っています。高い芸術性と遊び心を併せもった期待のアンサンブルです。(2012/09/12 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777711-2 |
"軽妙洒脱"と称されるプーランクの室内楽作品の中でも、とりわけ美しいフルート・ソナタと、ヴァイオリン・ソナタ、この2曲を中心に、ピアノのための即興曲と、2台ピアノのためのソナタを組み合わせたアルバムです。作曲家自身のピアノ、ジャン=ピエール・ランパルのフルートによって初演された「フルート・ソナタ」は短いながらも、プーランク(1899-1963)の個性が漲る作品であり、20世紀のフルート・ソナタの最高傑作とも言われています。ヴァイオリン・ソナタは彼の友人であったガルシア・ロルカの思い出のために書かれたもので、この曲には軽妙さはあまり感じられず、特にロルカの詩が添えられた第2楽章からは、涙の雨が降り注ぐかのような悲痛な音楽を聴くことができます。それに引き換え、第15番が有名な「即興曲」(ここでは第15番は演奏されていませんが)は、まさにファンタジーの飛翔であり、自由な感性を楽しめます。2人のアメリカ人ピアニストのために書かれた2台ピアノのためのソナタも、彼の代表作と言えるものです。4人の名手による納得の演奏で。(2015/10/28 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0049 |