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ベルリオーズ, エクトル(1803-1869)

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    ベルリオーズ/ドビュッシー/ラヴェル/ストラヴィンスキー:管弦楽作品集(バーデン・バーデン&フライブルク南西ドイツ放送響/カンブルラン)

    1999年から2011年までバーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団の常任指揮者を務めたシルヴァン・カンブルランの75歳を記念して、SWRのアーカイヴから初出音源多数を含む10枚組ボックスが登場。20世紀音楽ファン必聴と言えそうな内容です。【これらを聴かずして、20世紀音楽は語れない。そう言いたくなるような充実したセット】読響の常任指揮者を長らく務め、オーケストラのサウンドを一新したシルヴァン・カンブルラン。彼がバーデン=バーデン・フライブルクSWR放送響(南西ドイツ放送響)の常任指揮者に就いていた期間を含む、1992年から2016年までの録音が10枚組のセットになった(バルトークのヴィオラ協奏曲のみザールブリュッケン放送響)。ベルリオーズからメシアンまで、彼がもっとも得意としたレパートリーが一望の下に俯瞰できる構成だ。その6割程度が初出音源というのも嬉しい。とりわけ20世紀の音楽を十八番にしていたカンブルラン。この時代ならではの、晦渋だったり、いかつい雰囲気をもった音楽を優雅に、色彩豊かに表現するのが彼の持ち味だ。たとえば、鉛色のイメージに染められがちなシェーンベルクやベルクの作品から、鮮やかな極彩色やほのかに薫る官能性を引き出してくれる。ウェーベルン「大オーケストラのための6つの小品」とドビュッシー「6つの古代の墓碑銘」を互い違いに組み合わせ、両者を違和感なく溶け込ませることができるのはカンブルランだけだろう。バルトークの「中国の不思議な役人」やヤナーチェクの「シンフォニエッタ」では驚異的な見通しの良さで作品の精緻さを浮き彫りにしつつ、陰影豊かな表現で魅了する。ストラヴィンスキーの「春の祭典」も暴力的なところなく、エレガントなサウンドが愉悦を誘ってくれるほどだ。また、アイヴズの問題作である交響曲第4番は、あちこちに飛び散らかる様々な要素をデリケートに積み重ね、一つの大いなる流れを作り出す。いずれも、かつてない完成度を誇る演奏だ。ドビュッシーやラヴェルなどのフランス音楽は、その音色の乾湿を使い分け、適切に整えられたバランスによって音が過不足なく空間を満たすようなデザイン感覚が見事。曲のすみずみまで、しなやかな響きで聴かせるのだ。優秀なドイツの放送オーケストラが、さらに明晰さを際立てる演奏をしているのも頼もしい。ベルリオーズの序曲集では抒情性と運動性を巧みに交代させ、めくるめく興奮を導く。また、デュティユーならではの深さと鋭さをもった音楽も、そうしたベルリオーズの延長線上にあることをカンブルランの演奏は教えてくれよう。そして、彼のライフワークともいえるメシアンの作品。サイケデリックといいたくなるほどに色彩による楽園を燦然と築く。これらを聴かずして、20世紀音楽は語れない。そう言いたくなるような充実したセットになった。                                               鈴木淳史(音楽評論)【カンブルラン氏の75歳記念ボックスに寄せて】私共のオーケストラ(元バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団) の常任指揮者にカンブルラン氏が就任されたのは1999年のシーズンでした。それ以来2011年夏迄、本当に長年に亘り優れた功績を残されました。カンブルラン氏の元ではラモーから刷り上がったばかりの現代曲まで、2世紀半を超える幅広いレパートリーを学ぶことが出来ました。その上マエストロのパートナーでいらした 故ジェラール・モルティエ氏のお招きで、ザルツブルク音楽祭、ルール・トリエンナーレ、マドリード等、斬新なプログラムでヨーロッパ各地を公演出来たのは、かけがえのない経験と思い出になりました。マドリードでのオペラ公演、メシアンの《アッシジの聖フランチェスコ》は4時間に亘る大作です。現地での練習の日々の間にカンブルラン氏は肩を痛めてしまわれた事もありましたが、氏の強靭な意志と情熱で、プレミエも、続く4回の公演も盛況に終わりました。カンブルラン氏は、楽団員を非常に大切に思って接して下さっているように、事あるごとに感じられました。例えば録音中にトーンマイスターからクレームが入ると、自分の責任とばかりに対応されるので、楽団員は次の撮り直しテイクには「今度こそ!」という気持ちにさせられたものです。個人的な想い出は、たぶん氏が読売交響楽団に就任された頃だったと思いますが、演奏旅行中に列車待ちのホームで突然話しかけられ、「こんなに無駄話の無いオーケストラは初めてだ!」としきりに読響の規律正しさに感心されるので、日本人として誇らしい一方で、我がオーケストラのお喋り好きの顔が次々と浮かんできて苦笑したものでした。又ある時に私がうっかり頭を怪我して欠席した翌日、ドナウエッシンゲン現代音楽祭のゲネプロに直行したところ、プローべ中に目が合った途端、大層込み入った指揮の最中にもかかわらず、「大丈夫?」とばかりに片手を頭に当てる仕草をなさり、私はそれこそ目が釘づけになってしまいました。いつもユーモアたっぷりの氏の語調は今でも団員の間に引き継がれ、似たようなシチュエーションの場で懐かしく飛び出してきます。2012年2月の日本公演前に、東日本大震災の復興支援募金をドイツ各地の公演で集めておりましたら、カンブルラン氏は既に常任指揮者から離れていらしたにもかかわらず、多額な寄付をして下さったことも忘れられません。どうぞこれからも永くお元気で、益々のご活躍を切に願っております。                                        南西ドイツ放送交響楽団ヴィオラ奏者 中閑光子(2023/10/13 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19135CD

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    ベルリオーズ/ドビュッシー/ラヴェル:テノールのための作品集(ボストリッジ/シアトル響/モルロー)

    リュドヴィク・モルローが振るシアトル交響楽団の最新録音は名テノール、イアン・ボストリッジを独唱者に迎えたフランス歌曲集。ボストリッジは2004年にもドビュッシーやフォーレ、プーランクなどのフランス歌曲を録音していましたが、今回はベルリオーズの「夏の夜」やラヴェルの「シェエラザード」など、どちらかというとドラマティックな作品が選ばれています。作品を徹底的に研究し、独自の解釈を施すことで知られるボストリッジ、今回も作品の文学性を追求し、劇的な表情で巧みな発声で全曲を歌っています。女声で歌われることの多い「夏の夜」やシェエラザードがとても新鮮に耳に残ります。ドビュッシーの「ボードレールの5つ」の歌は、ピアノ・パートをジョン・アダムスがオーケストラ用に編曲したヴァージョンを用い、原曲よりも更に色彩的な響きが追求されています。(2019/02/22 発売)

    レーベル名:Seattle Symphony Media
    カタログ番号:SSM1021

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    ベルリオーズ:夏の夜/ショーソン:愛と海の詩/デュカス:バレエ音楽「ラ・ペリ」(リール国立管/カサドシュ)

    近代フランスを代表する、2つの管弦楽伴奏付きの歌曲集である「愛と海の詩」と「夏の夜」。これらは、声楽曲を愛好する方に、是非お聴きいただきたい逸品です。ベルリオーズの「夏の夜」は、彼らしいゴージャスなオーケストレーションの力が歌曲というジャンルでも発揮された傑作。ショーソンの「愛と海の詩」も管弦楽を巧みに操縦し、えも言われぬ香気を漂わせています。両曲に挟まれたデュカスのバレエ音楽「ラ・ペリ」がまた、嬉しい贈り物。しばしば演奏されるファンファーレも良いですが、バレエ音楽の本体がこれほどまでに美しい音楽であることは、殆ど気付かれずにいるのです。(2005/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557274

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    ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」Op. 24(スロヴァキア・フィル合唱団/リール国立管/カサドシュ)

    父親から医学を勉強するためにパリに送り込まれたのに、作曲を学んでしまった若き日のベルリオーズが読み耽ったのが、フランス語訳「ファウスト」でした。40歳を超え、彼はようやくオペラに仕立て上げます。それがこの「ファウストの劫罰」。アリアや合唱の聴かせどころも多いのに加え、超有名管弦楽曲「ハンガリー行進曲」や、やはり管弦楽だけで演奏されることがある「妖精の踊り」や「鬼火のメヌエット」も名場面。管弦楽を操る天才ベルリオーズならではと言えるでしょう。この名曲を、フランス人指揮者カザドシュがフランスのオーケストラを振ったライヴ録音でお届けします。(2006/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.660116-17

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    ベスト・オブ・ベルリオーズ

    ベートーヴェンの後に続く作曲家は、偉大な先人を乗りこえるのに大変だったでしょう。しかしベルリオーズは、並はずれて強烈な表現意欲で先人とは明らかに違う要素を音楽に加えてくれました。交響曲の新たな時代を拓いた「幻想交響曲」、「第九」の跡を継ぐ大規模合唱付き交響曲「ロメオとジュリエット」、誰も思い付かなかったビオラ独奏付き交響曲「イタリアのハロルド」、楽想のカッコ良さは天下一品の「ラコッツィー行進曲」、オペラの数々など。歴史を転換させる天才とはどういうものか、ベルリオーズを聞けばわかります。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.556678

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    悪魔とデート(レイミー/ミュンヘン放送管/ルーデル)

    西洋の宗教観や世界観に深く根ざした「悪魔」的な題材は、あらゆる分野の西洋芸術においてインスピレーションの源泉となってきました。音楽の分野においては、それ以前の時代と比べ、より具象的な感情表現を盛り込ようになったことや、ゲーテの名作「ファウスト」からの影響などにより、19世紀ロマン派以降、多くの「悪魔系」作品が誕生することとなりました。当盤では、そういった中からオーケストラ曲と、最も悪魔に相応しく、深く低い声であるバスによるアリアの数々をセレクトしてみました。不気味だったり、怪しげに魅力的だったり、コミカルだったりと、七変化を見せる悪魔とのデートをお楽しみください。(2002/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555355

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    ベルリオーズ:レクイエム(ゲッダ/ケルン放送響/ミトロプーロス)(1956)

    (2012/06/20 発売)

    レーベル名:ICA Classics
    カタログ番号:ICAC5075

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    ポンキエッリ/ヴェルディ/ボーイト/プッチーニ/チレア/グノー/マスネ/ベルリオーズ:テノールのためのオペラ・アリア集(バルガス)

    世界中のオペラハウスで喝采を浴びている名テノール、ラモン・ヴァルガス。生地のメキシコでデビュー以来、着々と実力を伸ばし、現在では40作以上のレパートリーを擁するリリック・テナーとして素晴らしい実績をあげています。ここでは「2人のフォスカリ」など新しいレパートリーも披露。美しさの中に陰影を感じさせる表情豊かな歌唱が魅力的です。(2013/06/19 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5165

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    マギー・テイト - 声の肖像(1932-1948)

    マギー・テイト(1888-1976)はイングランド中部のウルバーハンプトンに生まれたイギリス人ソプラノですが、1904年からパリで名歌手ジャン・ド・レシュケに学び、08年にはドビュッシーに認められて《ペレアスとメリザンド》のヒロインを歌うなど、フランス歌曲や歌劇の名歌手としても活躍した人です。結婚により21年に引退しましたが、離婚後30年に復帰、55年まで活動を続けました。ここには復帰後の32年から48年までのSP録音がマーストンの覆刻により収められており、コルトーの伴奏による有名なドビュッシー歌曲の録音も含まれています。(山崎浩太郎)(2003/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110757-58

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    マスネ:歌劇「マノン」(ロス・アンヘレス/ルゲ/ボルテール/パリ・オペラ・コミック座管/モントゥー)(1950)

    (2008/03/05 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111268-70