フローベルガー, ヨハン・ヤーコプ(1616-1667)
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フレスコバルディに学び、バッハに高く評価されたというフローベルガー、彼が鍵盤音楽史に与えた影響は絶大で、当盤にも多数収録されている組曲における、舞曲の配列も彼によって確立されたものと言われています。さらに特筆すべきは、彼の十八番ともいえる、瞑想曲やトンボーといったタイトルを冠されたゆったりとした舞曲(アルマンド)の数々です(組曲の場合は第1曲が相当)。タイトルどおり、死者の追悼の意を持つ音楽ですが、自由なリズムと、大胆な和声による情熱的な表現が光り、強烈な印象を残します。何と未来の自らの死のためにも書いてしまっていることからも(1)、彼のこのジャンルに対するこだわりが伝わってきます。(2005/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557472-73 |
バロック初期の鍵盤音楽の大家、フローベルガーの『ウィーン写本第2巻』(1649年9月19日)より、初のクラヴィコード録音によるファンタジアとカンツォン全集が登場。フローベルガーはドイツで生まれ、ローマでフレスコバルディ門下生として学び、その後も様々な場所を旅したコスモポリタン。バッハやスカルラッティにも多大な影響を与えた作曲家です。この録音では、ベルリン楽器博物館が所蔵する南ドイツ製のクラヴィコードをアンドレアス・ヘルメットが2009年に復元した楽器を使用。クラヴィコードはサイズと音量が小さいものの、広いダイナミック・レンジを持ち、ヴィヴラート奏法をマスターすれば微妙なニュアンスを表現できる楽器であり、フローベルガーの対位法的な作品演奏には向いていると言えます。この楽器を操るのはイギリスのオルガニストであり、ロンドン・バロックのメンバーとして活躍するテレンス・チャールストン。400回以上のコンサートに出演する名手です。(2020/05/15 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25204 |
【ダミアン・ギヨンとカフェ・ツィマーマンの共演による哀歌集】古くは13世紀からあり、ルネサンスを経てバロックに入る頃、声楽曲としてのみならず、器楽曲としてもその形式を確立した「ラメント(哀歌・悲歌)」。ここにはオーストリアを中心に活躍したシュメルツァーとビーバー、存命中に大きな名声を得ていたヨハン・クリストフ・バッハ、その弟で大バッハの先妻マリア・バルバラの父でもあるヨハン・ミヒャエル・バッハ、フレスコバルディに学んだ鍵盤音楽の重要作曲家フローベルガー、ドレスデンにおけるシュッツの高弟で後年ハンブルクに移り多くの教会音楽を残したベルンハルトらによる、ラメントの性格を持った作品を収録しています。カフェ・ツィマーマンはこのアルバム制作にあたり、長年共演を重ねてきたダミアン・ギヨンを招き、しっとりとした表現に留まらず、時に波打つような動きを生き生きと歌い上げ、美しくもメリハリのある一枚に仕上げています。バレッティとフリッシュという、グループの中心人物二人それぞれのソロも収められた多彩なプログラムです。(2020/09/11 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA626 |