タイユフェール, ジェルメーヌ(1892-1983)
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ジュリアード音楽院を卒業後、19歳でアンネ=ゾフィー・ムターやソル・ガベッタも受賞した「Europaischer Forderpreis fur junge Kunstler」を獲得、一躍注目を浴び、現在はチェリスト、作曲家として活躍するイザベル・ゲーヴァイラーと、スイスのピアニスト、フィオナ・ヘンガルトナーが奏でるチェロ作品集。フランスとスイス系の作曲家の作品が選ばれており、民族色の強い「ユダヤ人の生活」、フォーレの歌曲の編曲や有名なシシリエンヌ、堂々たるフランクのソナタの他、ロマンティックな小品が並べられています。ゲーヴァイラーは深みのある低音と張りのある高音を使い分け、作品の持つ魅力を描きだします。(2024/03/29 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM449 |
ドイツ系イタリア人ピアニスト、パトリツィオ・マゾーラによる、凝った選曲でヨーロッパ各地を巡る音楽の旅。チェコスロバキアに生まれスイスで活躍するヤン・ベランの手になるピアノ協奏曲「光の中で息づく」は、ドイツ・ロマン派の詩人ルートヴィヒ・ウーラントの作品からタイトルをとったもの。電子音楽にも傾倒する彼がこの作品で用いた手法は、2つの楽章を28のモジュールに分けてから任意に組み替えなおすというもので、10の27乗を超える数の組み合わせが可能。それらの中からどのヴァージョンがよいか、聴衆がデジタル機器で選択するという、双方向の実験プロジェクトとなっています。今回収録された演奏ではそのブロックを7つまで減らしたヴァージョンを用いており、組み合わせは326通りとのこと。その後はピアノ・ソロのための小品が並びますが、比較的有名な作品に交じり、ファニー・メンデルスゾーンやマリア・シマノフスカといった女性作曲家や、ショパンが最も期待を込めた弟子ながらわずか15歳で夭逝したカルル・フィルチの作品などが含まれる、たいへん興味深い選曲となっています。ラストにはデュレンマットとリエタという、2人のスイスの作曲家へ回帰してプログラムを結びます。(2019/03/15 発売)
レーベル名 | :Orlando Records |
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カタログ番号 | :OR0040 |
ドイツの中堅ピアニスト、フローリアン・ウーリヒが演奏するフランス近現代のピアノとオーケストラのための作品集。これは、2011年から2012年にかけて録音された「フランスのピアノ協奏曲集」(93.302)の続編ともいえる選曲であり、ブーランジェの「幻想曲」など、前作よりも更に珍しい作品が含まれています。フランセの協奏曲は全曲が20分に満たないコンパクトな作品ですが、ピアノが目まぐるしく動き回る楽しい第1楽章、穏やかな第2楽章、コケティッシュな第3楽章、活発な第4楽章と、メリハリのある楽しい構成でできています。「6人組」ただ一人の女性メンバー、タイユフェールのバラードも珍しい作品。美しいピアノのアルペッジョで始まる神秘的な曲です。教育者として名高いナディア・ブーランジェは、活動の初期には作曲も手掛けていましたが、妹リリの才能に勝てないと悟ったとして、1918年にリリが早世した後は、一切作曲をしませんでした。この幻想曲は彼女の残された僅かな作品の一つです。ウーリヒの演奏は、きらめくような音色が特徴的。フランス音楽が持つ微妙なニュアンスも余すことなく表現されています。(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19027CD |