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ハンソン, ハワード(1896-1981)

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    ハンソン:交響曲全集 4 - 交響曲第4番、第5番/悲歌/ディエス・ナタリス I (シアトル響/シュワルツ)

    アメリカ音楽界に確固たる地位を築き、作品も評価され、順風満帆の人生を歩んでいたハンソンですが、1943年の父の死にはかなりのショックを受けたようです。その苦悩を乗り越えて書き上げられたのが、この交響曲第4番「レクイエム」。もともと抒情的な彼の作風ですが、ここでは一層ロマン主義に回帰し、深い精神性に満ちた曲を描きだしました。第2楽章以外はレクイエムの典礼文を用いた感動的なもので、交響曲というよりもカンタータとしての色合いが強くなっています。彼はこの作品でピューリッツァー賞も獲得しています。第5番は単一楽章の交響曲で、タイトル通り神聖な雰囲気を醸し出しています。彼が世に出るきっかけとなったクーセヴィツキーのために書かれたエレジーも、深い悲しみを湛えた一遍の叙事詩です。(2012/02/15 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559703

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    ハンソン:交響曲全集 5 - 交響曲第6番、第7番/ルーメン・イン・クリスト(シアトル響/合唱団/シュワルツ)

    「アメリカのロマンティスト」ハワード・ハンソンの最後の2つの交響曲は、彼の作曲のキャリアにふさわしい結論を提示するかのようです。第6番はニューヨーク・フィルの創立185周年のシーズンを記念して委嘱された作品で、レナード・バーンスタインに捧げられています。印象的な3つの音によるモティーフが全曲を支配するロマンティックな作品で、第2楽章の冒頭のスネアドラムは新しい時代の到来を予感させる胸躍る音楽です。ナザレ大学からの委嘱作である「キリストの光」は、ハイドンとヘンデルの主題による変奏曲を書いて欲しいと依頼されたものですが、ハンソンは聖書から「光」についてのテキストを選ぶという独自の作品で応えました。第7番は実質カンタータとも言える美しく印象的な曲。81歳の作品ですが、創作意欲は全く衰えることなく、美しいメロディが次から次へと溢れ出す壮大さが魅力です。時代遅れと評される事も多かった作曲家ですが、自らの作風を貫いた姿勢は天晴というほかありません。(2012/02/15 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559704

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    ハンソン:ピアノ曲集/エロティックな詩曲/最初に(レーベ)

    アメリカ保守楽壇を代表するハワード・ハンソンのちょっと珍しいピアノ曲集です。ピアノを担当するのは知る人ぞ知る技巧派のトーマス・ラベ。本盤でも腕達者振りを大いに発揮しているのも嬉しいところです。さてハンソンの作風ですが、あまりしつこくない、どちらかといえば爽やか系を基調としながら、壮大な音響世界を志向しているのが特徴です。何といっても「エロティックな詩曲」という艶かしいタイトルの曲集が目をひきますが、スクリャービン流のドロドロ官能世界というよりも、なにか健全な青春賛歌といった雰囲気になっているのが、いかにもハンソン流です。またソナタ(ラベにより補筆完成)の音響の大伽藍も爽快です。(2000/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559047

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    ベネット:古いアメリカ舞曲による組曲/ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー(ローンスター・ウィンド・オーケストラ/コーポロン)

    このアルバムは吹奏楽好きの方のみならず、全ての音楽好きにおすすめしたい最強の1枚です。100年に渡るアメリカのウィンド・バンドのレパートリーの中でもとりわけ注目を浴びそうなのが冒頭のジョン・ウィリアムズ編曲「アメリカ国歌」でしょう。そしておなじみベネット、ハンソンの作品が勢揃い。聴きほれること請け合いです。そしてトリを飾るのはもちろんスーザの名曲「ワシントン・ポスト」! ガーシュウインの「ラプソディ・ブルー」も忘れるな!!(2008/08/06 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570968

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    レフラー/ラッグルズ/カウエル/ハンソン:アメリカの管弦楽作品集(アメリカの眺望)(デュピュイ/バスク国立管/トレヴィーノ)

    ロバート・トレヴィーノとバスク国立管弦楽団による2枚目のアルバムは、19世紀から20世紀にかけて活躍した4人のアメリカ人作曲家の作品集。アメリカ生まれのトレヴィーノはこのCDの原盤解説(英語)の中で「ガーシュウィン、コープランド、バーンスタインだけがアメリカ音楽ではない」「多様な文化的背景を持った個人が相互に感化し、影響し、結びつきながら大きな理想を追求してゆくことがアメリカ的」と語り、作風の異なる4人の作曲家を通して、見過ごされがちなアメリカ音楽の側面を伝えます。チャールズ・マーティン・レフラーはベルリンに生まれ、欧州を転々とした後に1882年に渡米し、ボストン交響楽団のヴァイオリン奏者としても活躍しました。「アルザスの作曲家」と自称し、その作風はフランス印象派の流れを感じさせます。メーテルリンクの人形芝居に想を得た「ティンタジールの死」は26分ほどの堂々たる交響詩で、レフラーが好んだヴィオラ・ダモーレが活躍します。評論家のティム・ペイジはこの作品を「リムスキー=コルサコフの『シェエラザード』をフォーレがオーケストレーションし直したものと思えばイメージがつかめるだろう」と評しています。「無調の人」として知られるカール・ラッグルズは、生前は作曲よりも絵を描くことを好んだというエピソードがあります。残された音楽作品は極端に少ないながら、その厳格で突き詰めた作曲技法は近年再評価されています。「エヴォケーション」は4楽章で10分ほどの曲。ラッグルズの特徴である緻密な管弦楽法が示されています。3人目は保守的な新ロマン主義音楽の作曲家ハワード・ハンソン。「夜明け前」は彼の若き日の作品で、今回が世界初録音となります。7分弱の短い曲ですが、リヒャルト・シュトラウスを思わせる壮大な響きで雄大な自然が感じさせます。ヘンリー・カウエルはトーン・クラスターなど実験音楽で知られる人。その先進的な作風は後続世代に大きな影響を与えました。演奏時間20分ほどの「オーケストラのための変奏曲」は後期の作品。実験的な要素は影をひそめているものの、サックスの美しい響きや、ピアノやパーカッションの活躍など、次々と変化する情景が見事です。 (2021/10/08 発売)

    レーベル名:Ondine
    カタログ番号:ODE1396-2