メトネル, ニコライ(1880-1951)
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1983年ヴェネツィアに生まれ、2005年リーズ国際ピアノ・コンクールに入賞。「ミケランジェリの後継者」と称され、マゼールも絶賛し一躍注目を集めたイタリアのピアニスト、アレッサンドロ・タヴェルナが演奏するメトネル作品集。メトネルはラフマニノフの友人であり、ピアノのための作品を数多く残しました。その作品は技巧的でありながら、ロシア的情緒を色濃く映し出したもので、物語性を持つ独創的な作風に拠っています。タヴェルナは作品の持つロマンティシズムに焦点をあて、表情豊かに演奏しています。(2019/06/28 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0142 |
その詩的で憂いを含んだ音楽はラフマニノフと比較され、「近代ロシアの最も偉大な作曲家の一人」とされるニコライ・メトネル(1880-1951)。しかしもし血筋を考えるならば、彼の祖先は、父方、母方ともドイツ人でした。若き頃から才能を発揮し、ピアニスト、作曲家として華々しく活動を始めた矢先に勃発したロシア革命の余波を受け亡命。晩年は祖国の地を踏むことなかったのです。そんな彼のピアノ曲は、最近になって多くの演奏家たちが取り上げるようになり、素晴しい人気を博しています。このスチュワートによるシリーズも価値ある名演です。この第1集では3曲を収録。18歳の作品である「ソナチネ」は、まだチャイコフスキーなどの先人の影響が見られるものの、特徴的なリズムや独創的な楽想が用いられた興味深い作品です。1902年から03年に書かれた劇的で美しい第1番のソナタと、第10番にあたる「回想のソナタ」は、まさにメトネルらしさが横溢する名曲です。(2012/11/21 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP617 |
ロシアの作曲家、ピアニストのニコライ・メトネル(1880-1951)。14曲のピアノ・ソナタをはじめ、3曲のピアノ協奏曲、室内楽曲、声楽曲とその作品ジャンルは多岐に渡り、そのどれもが「思考が感情で飽和する時にインスピレーションがやってきます。そして感情には感覚が吹き込まれています」と彼自身が語ったように、それはどれもが情感溢れる豊かなストーリー性を有しています。ロシアで学び、将来を嘱望されたものの、1917年のロシア革命の折に演奏旅行のため出国、結局、そのまま祖国に戻ることはありませんでした。1925年、一旦パリに住むものの、当時のフランス音楽には馴染めず、1936年にイギリスに移動、定住しこの地で生涯を終えます。激動の人生でありながらも、イギリスでは多くの支援者を得て、彼の作品が次々に録音されるなど、かなり幸福な晩年を送ったようです。このアルバムでは3つの時代の作品を収録。妻の弟アンドレイの死を悼み作曲された「三部作」ソナタ、短いながらも極めて雄弁なソナタ「おとぎ話」、そして最後のソナタである「牧歌」に見られるのどかで美しい曲想には、彼の祖国であるロシアの風景が封じ込められています。(2016/12/16 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP618 |