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バラダ, レオナルド(1933-)

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    バラダ:ゲルニカ/交響曲第4番「ローザンヌ」/サパタ/カザルスへのオマージュ(バルセロナ響&カタルーニャ管/マス・コンデ)

    当シリーズで既に御馴染みのバラダ、当盤には同国スペインの偉大な芸術上の先達である、3人のパブロの関連した作品が集まっています。「ゲルニカ」はもちろんピカソの反戦的作品として名高い名作で、本曲はヴェトナム戦争への抗議の意が込められたものです。聴いて特に楽しいのは「サラサーテをたたえて」で、この大ヴァイオリニストの名作「サパテアード」が自由に変容させられており、独特の和声、対位法感覚が大変に面白く、ポルタメントの効果的な用法も印象的です。「サパタ」も自在な引用が目立ち、特に「メキシカン・ハット・ダンス」によるお祭り騒ぎとなっている「結婚式の踊り」は、楽しさの極みです。(2004/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557342

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    バラダ:交響曲第5番「アメリカン」/プラハ・シンフォニエッタ/ディヴェルティメント(セビーリャ王立響/クレスポ)

    ナクソスで人気上昇中のバラダによる、オモシロ作品がまたまた登場です。交響曲第5番「アメリカン」は、短三度の響きを中心にして、アメリカを描いたもので、第1楽章は、9.11同時テロの悲惨な地獄絵で幕を開け、第2楽章の黒人霊歌風の癒しの歌をつなぎとして、第3楽章の陽気なウエスタン音楽に至るという、暗黒から光明、絶望から希望へ展開される、ポジティヴな力にみなぎった曲です。その他モーツァルト風?の「プラハ・シンフォニエッタ」や、特殊奏法を多用し、弦楽合奏という編成の様々な可能性が探求される、ディヴェルティメント集なども、それぞれの面白さを十二分に発揮しています。(2006/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557749

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    バラダ:交響曲第6番/3つのチェロと管弦楽のための協奏曲/鋼鉄交響曲(ロペス=コボス/イェンセン)

    一部のファンの間では、バラダの音楽は「ロマンティックな前衛」とみなされているのだそうです。しかし、これまでの彼の作品を一瞥すると(例えば「交響的悲劇"無"」…8.557343など)どちらかといえば、ひたすら刺激的な音に満ちているように思うのですがどうでしょう?それは、彼の音楽には様々な主題があり、それは時には死であり、創造であり、自然を模倣したり、神への抗いであったりと、目が回るほどのアイデアに満ちているためだと思われます。このアルバムに収録された3つの作品も、そんな曲ばかりです。交響曲第6番は「スペイン市民戦争の罪のない犠牲者に捧げる」とバラダ自身が語るように、国の無慈悲な戦いと、それに巻き込まれた人々の悲劇を描いたものです。2つの派閥の戦いは、どちらもが勝者であり、また敗者だったのです。「ドイツ協奏曲」はここで演奏している3人のチェリスト及びベルリン放送交響楽団に捧げられた作品で、やはり戦争に関連付けられた内容を持っています。3人のチェリストたちは、時に個人として、時にチームとしてオーケストラに立ち向かわなくてはいけません。「鋼鉄交響曲」は、彼が訪れたピッツバーグ周辺にある工場のパワーに魅せられ書いた曲だそうですが、あのモソロフの「鉄工場」のようなあからさまな音の模倣ではなく、もっと洗練された方法を用いているのだそうです。なんと「正式な始まり」を持たない曲のため、最初はチューニングとおぼしき音が聞こえてきてびっくりです。(2015/01/28 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573298

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    バラダ:室内オペラ「ハングマン、ハングマン!」/欲望の街(カーネギー・メロン現代音楽アンサンブル/ピアース)

    バルセロナ生まれで作曲をコープランドやパーシケッティに師事したバラダが、80年代以降に書いた2つの漫画チックな"トラジ・コメディ"をお届けします。かつてのアヴァンギャルドな作風から離れ、乾いた、諧謔的な楽想が面白いったらありゃしない、音楽だけでも十分に楽しめます。前作の後日談にあたる「欲望の街」では、やり手ビジネスマンになった主人公のカウボーイが日本皇室の使者と自動車を巡る取引を繰り広げる場面が要注目。「ハングマン、ハングマン!」では結局、街に大金をもたらす人物となり死刑執行を免れた主人公、最期は射殺され冷凍保存、更に後日談がありそうな結末を迎えます。(2002/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557090

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    バラダ:シンフォニア・エン・ネグロ/二重協奏曲/コロンブス(アビュール/リュナ/マラガ・フィル/コロメル)

    アメリカの偉大な人物「マーティン・ルーサー・キング」。キング牧師の名で知られるアフリカ系アメリカ人公民権運動の指導者であり、1964年にはノーベル平和賞を受賞した人です。作曲家バラダ(1933-)は友人の紹介で1967年にキング牧師に会い、その思想と行動に強烈な印象を受けました。しかしその1年後、牧師が暗殺されるというニュースを知ったバラダはすぐに「黒人たちの解放」をモティーフにした作品を書き、偉人への思い出に捧げたのです。曲は民俗的であり前衛的で、バラダ自身の「平和への祈り」も内包された音楽です。メキシコ民謡を使った「二重協奏曲」はバラダの作品にしては、のどかな音楽。オペラ「コロンブス」からの抜粋である「管弦楽のための映像」は、これだけでも楽しめますが、機会があったら全曲(8.660237-38)にも耳を傾けてみてください。(2014/01/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573047

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    バラダ:チェロ協奏曲第2番/4つのギターのための協奏曲/管弦楽のためのセレブラシオ(M. ザンデルリンク/ピアース)

    当シリーズではもう御馴染みのバラダによる、現代音楽に民俗的要素を巧みに取り込んだ、フレッシュな感覚溢れるオーケストラ作品集です。チェロ協奏曲「ニューオリンズ」は、その名の通りジャズが色濃く反映された作品で、独奏チェロがポルタメントも豊かに、極めて濃厚な黒人霊歌風の「歌」を披露します。また4つのギターのための協奏曲では、4台のギターが全て余すところなくフルに生かされており、様々な仕掛けに事欠かないオーケストラと、絶妙の絡み合いを聴かせてくれます。パッサカリアもまた力作で、各楽器がそれぞれ同時に色々な楽想を展開しながらも全体が調和を持っている、独特の遠近法的感覚がユニークです。(2003/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557049

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    バラダ:ナレーター、合唱、管弦楽とテープのための交響的悲劇「無」/エボニー幻想曲(マドリード州立管/エンシナール)

    20世紀スペインに生まれた作曲家バラダは、若い頃からアマチュア合唱団に所属し、合唱という表現媒体への限りない愛着を育みました。作曲家としても合唱の表現力を最大限に生かす作品を書き、その代表的成果が当盤の2曲です。「無」のテキストは、フランスの詩人ジャン・パリが自作言語を含む複数の言語で、愛する者の死に対する抗議を表現したもの。バラダの音楽は、テープ使用も含め合唱と管弦楽の激しい音響でテキストに呼応し、聴き手に怒涛のごとく押し寄せます。「エボニー幻想曲」はスピリチュアルを素材に自由に展開させるという、興味深いもの。激しい音楽を好む方に是非お薦めします。 (2005/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557343

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    バラダ:ピアノ、管楽器と打楽器のための協奏曲/チェロ協奏曲/ヴィオラ協奏曲(グラーフ/プレモ/ピライ/カーネギー・メロン・ウィンド・アンサンブル)

    常に刺激的な作品を供給するバルセロナ生まれの作曲家レオナルド・バラダ(1933-)。このアルバムでは彼が電子音楽に興味を抱いていた1960年代の作品から、2000年代のヴィオラ協奏曲まで、幅広く興味深い作品が網羅されています。「クンブレス」はカーネギー・メロン大学のシンフォニー・バンドによる委嘱作で、バラダがジュリアードの学生だった頃に取り組んでいたトーン・クラスター(色んな音を同時に発する和音のようなもの、音の固まり)の要素も交えた問題作。この曲に敢えて「交響曲」と名づけたバラダの意図も面白いものです。同じくカーネギー・メロン大学の同窓会から委嘱されたユニークな「協奏曲」の冒頭部分は「ピンポン」からヒントを得たもの。「チェロの協奏曲」はカタロニア出身のチェリスト、ガスパール・カサドから委嘱された作品で、新古典派風の要素を持っています。ごく最近の作品である「ヴィオラ協奏曲」はまたもや不可解な音に彩られた作品ですが、根底にはカタロニア民謡が仕込まれているのです。「10の楽器のためのソナタ」も、まるで刑事ドラマのサウンド・トラックのような音の羅列が続きますが、彼自身によれば「ソナタという言葉には音片という意味がある」ということで、やはり一筋縄ではいかない音楽と言えるでしょう。(2015/08/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573064

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    バラダ:ピアノ作品全集(アモロス)

    単なる「現代音楽家」として一括りにしてしまうには、あまりにももったいないカタルーニャ生まれの作曲家レオナルド・バラダ。これまでにNAXOSレーベルに10枚以上の録音がありますが、そのどれもが奇怪で奇妙な音に溢れているのです。今回のピアノ作品も、その例に漏れることなく極めて刺激的で挑戦的な音に満ちた作品が目いっぱい並びます。第1曲目の「ショパンのバラードによる?」では、千切れたショパンのかけらのようなものを探しているうちに、見たこともない異世界へ迷い込むこと必至。「プレルディス・オブスティナント」は名ピアニスト、アリシア・デ・ラローチャのために書かれた作品で、ピアノがどれほどまでに創造的な力を発揮できるか?を命題とした5つの部分で構成されています。彼女は何度もこの曲を演奏したのですが、ついに録音することがなかったため、このアルバムが世界初録音となります。他の作品も興味深いものばかり。ここでピアノを演奏するアモロスに献呈された「ミニ=ミニチュアー」も凝縮された世界を描き出しています。(2012/02/15 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572594

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    バラダ:ピアノ協奏曲第3番/コンチェルト・マジコ(バルセロナ響&カタルーニャ管/セレブリエール)

    スペインの民族音楽と所謂クラシック音楽とのおつきあいの例は枚挙に暇ありませんが、その歴史に新たな1ページを付け加える、バラダの思いっきり個性的な協奏的作品3曲です。バリバリの前衛風というわけではなく、相当露骨に民族音楽的要素を取り込んでるのですが、かといって陳腐な異国趣味にに堕するどころか、いまだかつてない新鮮な音楽が生まれています。どの曲も粒ぞろいの出来栄えでそれぞれに独奏楽器の特色が生かされていて大変面白いのですが、やはりイチオシはギターをフィーチャーしたコンチェルト・マジコでしょう。情熱的なフラメンコギターと複雑に書き込まれたオーケストラパートの融合は、想像を超えるカッコよさです。(2001/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555039