スメタナ, ベドジフ(1824-1884)
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ハープの響きをたっぷりと楽しむ1枚です。オリジナルの作品から編曲まで様々な曲が用意されています。シュポアやラインベルガーのオリジナル作品の、まるで妖精の羽のような繊細な美しさはもちろんのこと、彼女自身の編曲によるラヴェルの「なき王女のためのパヴァーヌ」やトルネチェク編曲のスメタナ「モルダウ」、そしてアルバムタイトルのレスピーギ作品などの、ハープで演奏することなど想像もできないような曲まで、何ともヴァラエティに富んだこれらの編曲は、人々がハープという楽器に対して抱いているイメージを根底から覆すような驚きに満ちています。ここでハープを演奏しているマリア・グラーフはカラヤンやチェリビダッケからも信頼されていたミュンヘン生まれの世界的ハープ奏者で、1997年からベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学のハープ科教授も務めています。(2014/12/24 発売)
レーベル名 | :Rondeau Production |
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カタログ番号 | :ROP6093 |
どうしても歴史の影にかくれがちだった20世紀初頭の女性ピアニストたち。彼女たちは、どれほど素晴らしい才能を有していたとしても、「ピアニスト」として認められることは難しかったのはご存知の通りです。このシリーズを通して聴くことができる彼女たちの名演は、ほんの片鱗ではありますが、どれも驚くほどに素晴らしく、他多様性に満ちています。30歳の若さでこの世を去った伝説的名手タマルキーナの豪快で力強いショパンや、ほとんど音源の残っていない1913年生まれのフックソーヴァのしっとりした演奏など、このアルバムを聴いているだけで、野に咲く花々を一輪ずつ眺めるような楽しさがあります。(2012/07/18 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111218 |
イギリスのレコード会社HMVは、30年代にはオーストリアのウィーンに出張して多くのオーケストラ作品やオペラ抜粋を録音していますが、かれらが33年にウィーンを訪れたプラハ国民劇場のアンサンブルを起用して録音したのが、この《売られた花嫁》全曲です。指揮のオタカル・オストルチル(1879~1935)は、1920年から死去の35年にターリヒに交代するまで、この歌劇場の音楽監督をつとめたチェコの名匠です。ステレオ初期の時代まではドイツ語訳で外国には親しまれていただけに、この時代のオリジナル歌詞による録音は貴重です。(山崎浩太郎)(2001/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110098-99 |
昨年来日、颯爽とした姿と高い音楽性で聴衆を魅了した指揮者ダレル・アン。レパートリーも幅広く、これまでNAXOSからはデュティユーの交響曲と中国の作曲家、周龍と陳怡の作品集、マイアベーア、オッフェンバックの序曲集など、珍しい作品の録音をリリースしています。今回彼が取り組んだのは、やはり珍しいスメタナの「祝典交響曲」。1854年、当時のボヘミアを支配していたオーストリア=ハンガリー帝国の皇帝フランツ=ヨーゼフ1世の婚礼が挙行された際、スメタナはこれを祝して交響曲を作曲し献呈しようと目論みました。しかし残念なことに「(被支配民族である)ボヘミア人の作品は婚礼にふさわしくない」と却下されてしまい、また、作品中に頻繁に現れる「皇帝賛歌」はボヘミアの人々の共感を得ることができず、結局、スメタナは作品をしまい込んでしまいます。しかし1881年に作品を改訂、スメタナの唯一の交響曲として作品はようやくカタログに残ることになりました。若き作曲家の意欲溢れる華やかな交響曲をどうぞお楽しみください。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573672 |
19世紀、チェコ「国民楽派」を発展させ、チェコ音楽の発展に尽力したスメタナ。彼はベルリオーズやリストから影響を受けた「交響詩」の形式を好み、代表作「わが祖国」の他にいくつものストーリー性のある作品を書きました。このアルバムに収録された3曲の交響詩は、スメタナが30代の時に滞在したスウェーデンで完成されたもの。当時の彼は創作活動の絶頂期を迎えており、シェークスピアの戯曲から触発された「リチャード三世」、シラーの戯曲による「ヴァレンシュタインの陣営」、デンマークの詩人エーレンスレーヤーによる、ヴァイキングの悲劇が基になった「ハーコン・ヤルル」なども、短期間のうちに一気呵成に書かれています。劇的なストーリーを克明に描き出していくスメタナの才能が存分に発揮された聴きどころの多い作品です。(2019/01/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573597 |
スメタナのピアノ三重奏曲は、4才の愛娘を失った悲しみが反映された作品といわれていますが、まさに涙が出るほどの大傑作です。全楽章を支配する主要主題が、緊張感溢れるヴァイオリンのG線上でのモノローグで開始され、半音階的和声が目立つ第1楽章、厳粛なトリオを持つ第2楽章スケルツォの充実ぶりもさることながら、大変美しい副主題を持つ第3楽章、とりわけ悲嘆と希望が絶妙に交錯する終結部には感動を禁じ得ません。併録のスークやノヴァークもまたほどよい感傷と民族的要素、そして自在な楽器の取り扱いに彩られた素敵な「ロマン派らしい短調作品」です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553415 |