シュターミッツ, ヨハン(1717-1757)
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現在のようなバルブ機構が付いたトランペットが出現したのは、およそ1815年頃。それまでは、円筒形の直管にベル(朝顔)が付いただけのシンプルな楽器=ナチュラル・トランペットでした。もちろん楽器として様々な改良が加えられていましたが、基本的に奏でることができるのは倍音のみで正確な音階を奏でることは難しく、主に軍楽隊のファンファーレに用いられていました。バロック期になってようやく簡単なメロディが演奏できる楽器も現れはじめ、このアルバムに収録されている作品はどれも、その頃のナチュラル・トランペットのために書かれたもの。ニ長調という調性が多いのは、一番楽器の特性が活かしやすいという理由によります。このアルバムの演奏者は1976年、ハンガリー生まれのトランペット奏者クリスティアン・コヴァーツ。フランツ・リスト音楽院でトランペットと教会音楽を学び、スコラ・カントルム・バシリエンシスでツィンク(音孔を持つコルネット)の奏法を学び、修士号を取得した古楽トランペット奏法のプロフェッショナルです。彼はクラリオンと呼ばれる巻管の長いバロック・トランペットを用い、卓越した技術による滑らかな旋律を奏で、オーケストラと雄弁な対話を聴かせます。(2020/03/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555144-2 |
フランス=アルメニアの女性ヴァイオリニスト、シュシャヌ・シラノシアンによる興味深い1枚。バロックの作品と現代の作品が絶妙なバランスを持って並ぶという構成、そして美しい音色。彼女は2台のヴァイオリン…ジュゼッペ&アントニオ・ガリアーニ(こちらはガット弦、バロックスケール)と、ジュゼッペ・グァルネリ(こちらはモダン)を使い分け、様々な時代を自由に行き来して、時代の制約をさっぱりと取り払い、ひたすら「音楽」を追求しています。ルクレールのソナタ以外は、全て初録音となります。斬新な才能に拍手!(2014/10/22 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC885 |