シャミナード, セシル(1857-1944)
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【手紙にみる400年の愛の形】モンテヴェルディの有名な「愛の手紙」を軸に、主に男女の間でやり取りされる手紙にまつわる作品を集めたアルバム。歌(ソプラノ域)と、中世から親しまれていたトリプルハープ、そしてテオルボとバロックギターという撥弦楽器のみの伴奏での組み合わせで、初期バロックから現代の委嘱作品までを集めています。歌の切々とした、また情熱的な味わいが生きているのは小編成ならでは。息の合ったアンサンブルで、幅広い年代の作品を緩やかに繋いでいきます。フレスコバルディやストラデッラに続いて、現代的な「ツイッター」(トラック6-12)が違和感なく収まっているのも面白いところ。これは、2016年に亡くなった詩人ミシェル・ビュトールが、ツイッターと同じ140文字(当時)という制限で作ったソネットに、ヴァンサン・ブショが曲を付けたものです。ラストには近代の女流作家シャミナードによる悲しくも親しみやすい作品が収められた、美しい余韻を引くアルバム。(2019/04/26 発売)
レーベル名 | :En Phases |
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カタログ番号 | :ENP006 |
ドイツ系イタリア人ピアニスト、パトリツィオ・マゾーラによる、凝った選曲でヨーロッパ各地を巡る音楽の旅。チェコスロバキアに生まれスイスで活躍するヤン・ベランの手になるピアノ協奏曲「光の中で息づく」は、ドイツ・ロマン派の詩人ルートヴィヒ・ウーラントの作品からタイトルをとったもの。電子音楽にも傾倒する彼がこの作品で用いた手法は、2つの楽章を28のモジュールに分けてから任意に組み替えなおすというもので、10の27乗を超える数の組み合わせが可能。それらの中からどのヴァージョンがよいか、聴衆がデジタル機器で選択するという、双方向の実験プロジェクトとなっています。今回収録された演奏ではそのブロックを7つまで減らしたヴァージョンを用いており、組み合わせは326通りとのこと。その後はピアノ・ソロのための小品が並びますが、比較的有名な作品に交じり、ファニー・メンデルスゾーンやマリア・シマノフスカといった女性作曲家や、ショパンが最も期待を込めた弟子ながらわずか15歳で夭逝したカルル・フィルチの作品などが含まれる、たいへん興味深い選曲となっています。ラストにはデュレンマットとリエタという、2人のスイスの作曲家へ回帰してプログラムを結びます。(2019/03/15 発売)
レーベル名 | :Orlando Records |
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カタログ番号 | :OR0040 |
現在、記録が残存する一番古いクラシック音楽の録音はブラームスのハンガリー舞曲第1番(1889年)と言われています。それから約120年、録音、再生技術は想像もできないほど進歩しました。この技術の発明によって、音楽という「瞬間の芸術」を永遠に残るようになったのです。何という素晴らしいことでしょう。このアルバムには19世紀から20世紀に活躍した作曲家たちが残した自作自演と、彼らの弟子たちの演奏が収められています。文章では表現できない、デリケートな解釈など、実際に聴いてみることで瞬時に理解できるのではないでしょうか。(2010/09/15 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.112054 |