ヘンデル, ゲオルク・フリードリヒ(1685-1759)
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偉大すぎるカウンターテナー、アルフレッド・デラーへのオマージュ・アルバムです。イギリスに生まれ、地元の教会の聖歌隊で歌っていた彼は、変声期を過ぎた後でも高い声で歌い続け、最終的にカウンターテナーを職業にするようになりました。当時、この声種は一般的でなく、男子のみの権威ある合唱団の中でだけ活躍する場があったのですが、作曲家マイケル・ティペットがデラーを賞賛してことで、その存在が注目され、カストラートに続く、ルネサンス、バロック期の音楽を演奏する際に重用されるようになったのです。このアルバムはカウンターテナー歌手のデラーだけでなく、デラー・コンソートの主宰者としての彼に焦点をあて、その偉大な業績を様々な角度から賛美したものです。(2015/03/25 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25114 |
この"ディドとイアネス"の録音が最初にリリースされた1953年1月、「ついに我々はこのオペラの満足な記録を手に入れた」とグラモフォン誌で称賛されました。特にフラグスタートは「見事な声と完全にコントロールされた歌い方」とあり、他の出演者についても「活発なベリンダを演じたシュヴァルツコップ、充分意地悪な魔女のマンディキアン、内気さを持ち併せた威厳のあるイアネス役のヘムズリー」と評論家はこぞってこの録音を大絶賛したのです。(2007/11/14 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111264 |
【古楽からヴァイルまでこなす新世代、才人集団アルカンジェロとの篤い信頼を感じさせる共演!】アメリカから世界へ活躍の場を大きく広げ、ジャズや近代作品から古楽まで広範な演目で注目を集め、ついに英国さえ席巻しつつある新世代歌手ケイト・リンジー。ヴァイオリンのアリーナ・イブラギモヴァやテノール歌手イェスティン・デイヴィスら、気鋭プレイヤーたちとの共演盤がめだつ英国随一の古楽器集団アルカンジェロとともに、Alphaレーベルから新たに世に問うアルバムのテーマは「捨てられたアリアドネ(イタリア語でアリアンナ)」。恋する男に思いがけないタイミングで捨てられてしまった女性の心情を、3人の巨匠の作例を通じてじっくり解き明かしてゆきます。アリアドネは古代神話に登場するミノス王の娘で、王国の迷路にひそむミノタウロスを彼女の手引きで倒した勇者テーセウスに恋し、ともに国を離れたものの、ナクソス島で思いがけず見捨てられてしまいました。卑怯な勇者への怒りと絶望を巧みに描き出した傑作楽曲は過去少なからず、本盤ではバロック後期のA.スカルラッティ(イタリア)とヘンデル(ドイツ&英国)、そして古典派のハイドン(オーストリア)らの圧倒的な作風の違いを、アルカンジェロのセンス抜群な古楽器演奏とともに堪能できます。当初ピアノひとつで伴奏できるよう作曲されていたハイドン作品が、大がかりな管弦楽伴奏版で聴ける点も見過ごせません。アルカンジェロとの共演でその魅力をさらに引き出されたケイト・リンジーの面目躍如。今後への大きな躍進も垣間見える圧倒的な解釈にご注目ください。(2020/01/31 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA576 |
モード・パウエル(1868~1920)は、アメリカ合衆国のイリノイ州に生まれた女流ヴァイオリニストです。母国で初期教育を受けたのち、ヨーロッパへ留学して、高名なヨーゼフ・ヨアヒムなどにも師事しました。アメリカ生まれの音楽家たちは19世紀後半に続々とヨーロッパに留学、世界的に名を知られるスターも登場するようになりますが、パウエルはまさにその第一世代、最初の人気ヴァイオリニストとなりました。20世紀に輩出した女流ヴァイオリニストの元祖でもありますが、骨太の音楽性でならした人です。(山崎浩太郎)(2001/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110962 |
パウエルの演奏全集、第3巻はいまやめったに耳にすることのない、しかし魅力に満ち溢れた小品の数々が中心です。サン=サーンスの「白鳥」やシベリウスの「悲しきワルツ」などは今もレパートリーに残っていますが、かつてはヴァイオリンのためには膨大な数の小品が書かれ、パウエルを含む演奏史上に名をとどめている大家たちも、それを実に魅力的かつ個性的に弾くことを楽しんだのでした。パウエルの魅力はその特長あるポルタメントと、ときおり意図的に伴奏に対しわずかにずらす発音。彼女は曲に息吹を与えるため、絶妙なタイミングをもってこの効果を用いています。(2002/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110963 |
ドイツ、バイエルン集のキームガウで生まれたメゾ・ソプラノ。ステファニー・イラーニのソロ・アルバムです。1997年にミュンヘンのムジークホッホシューレに入学、004年にツヴィッカウで開催されたロベルト・シューマン国際コンクールで優勝、2006年に優秀賞を得て卒業という、新進気鋭のソプラノです。ドイツ内外で、ピアニストのヘルムート・ドイチュと歌曲のリサイタルを行い、また2005年には、日本の金沢で行われたペーター・シュライアー指揮の「マタイ受難曲」でソリストとして来日もしていた逸材です。これまでに、若干のCD録音がありますが、残念ながら、どれも満足がいくほどに聴き倒せるものはありません。今回の「ラメンティ」と名付けられた1枚は、そんな彼女の魅力を余すことなく伝えるものです。抑制された悲しみに彩られた表現力豊かな歌をサポートするのは、ホフシュテッター。艶やかなオーケストラの音色もご堪能ください。(2011/10/19 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC811 |
後に鍵盤楽器の王者として君臨するピアノが産声をあげた頃、ハープシコード(チェンバロ)はまさにその絶頂期を迎えていました。後期バロックを代表する巨匠3人の手による、ハープシコード作品を収録した当盤は、その最高の果実のダイジェスト版といってよいでしょう。今日ではピアノでも演奏される機会の多い楽曲も含まれていますが、特にオリジナル楽器のファンでなくとも、やはり独特の輝かしい音色を持つ作曲当時の楽器による演奏には、格別の味わいがあります。またバッハの2曲は、今日ではピアノ学習用にもよく用いられる楽曲なので、ピアノ学習者のハープシコード入門としても最適の1枚です。(2002/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554724 |
古代ギリシャ劇場の「Choros」を起源とするとされる「コーラス=合唱」は、ヨーロッパを中心に様々な進化を辿ってきました。グレゴリオ聖歌に見られる1声部のみのモノフォニーが、次第に発展し、壮麗な多声部で歌われる複雑なポリフォニーへと発達し、16世紀に極限に達します。その後はオペラやカンタータ、オラトリオなどに分かれ、聖歌隊はますます機能的になり、使われるテキストもラテン語から、様々な言葉、文章へと変化していきます。18世紀から19世紀には多くの作曲家によって、宗教的な曲だけでなく、世俗的な合唱曲も書かれ、19世紀から20世紀には、更に別のジャンルとも融合し、素晴らしい発展を遂げました。このアルバムは、現代最高の声楽アンサンブル、バイエルン放送合唱団の名演集です。バッハからペルトまで、作曲年代にはおよそ300年の開きがありますが、そのどれもが書かれた時代に即したスタイルに倣い、ヨーロッパの合唱文化の伝統を感じさせる緊密な響きで歌い上げられています。このアルバム収録曲のほとんどを指揮しているペーター・ダイクストラはオランダ出身の指揮者で、若い頃から地元の合唱団を率い、20代でスウェーデン放送合唱団のディレクターを務めたことで注目されました。2005年からバイエルン放送合唱団の芸術監督に就任、名門合唱団を一層レベルアップさせています。最近はオーケストラの指揮者としても活躍。更なる活躍が期待されています。(2016/11/23 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900518 |