レスピーギ, オットリーノ(1879-1936)
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若きイタリアのソプラノ、ロザ・フェオーラは2010年のプラシド・ドミンゴ国際オペラ・コンクールで第2位を獲得、国際的な注目を集めています。同時に「聴衆賞」と「サルスエラ賞」も獲得していますから、いかにコンクールの場でも光る存在であったのかは想像に難くありません。2008年にサンタ・チェチーリアで開催されたマスター・クラスでレナータ・スコット、アンナ・ヴァンディ、チェーザレ・スカルトンの薫陶を受け、ケント・ナガノが指揮する「ランスへの旅」のコリーナ役でオペラ・デビューを飾った彼女は、モーツァルトやヴェルディなど着々とレパートリーを増やしながらキャリアを積んでいます。このアルバムはそんな彼女が歌うレスピーギやリストを中心とした、ダンテ、ペトラルカのソネットを題材にした歌曲を収録したもの。言葉の響きを大切にした集中力溢れる見事な歌唱を披露してます。(2016/01/27 発売)
レーベル名 | :Opus Arte |
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カタログ番号 | :OACD9039D |
まずはお約束のバッハ編曲、「半音階的幻想曲とフーガ」です。ブゾーニ先生には申し訳ないですが、数多くのピアノ独奏用編曲での恰幅のよさと比べると、やや珍なる仕上がりのようです。幻想曲での両楽器の掛け合い、フーガの最後の盛り上げなど、特にチェロが高音域で頑張るほどにナイスな脱力感が・・・。変奏曲はブゾーニが、「らしさ」を次第に発揮するようになった頃の作品、音楽的語彙が豊富で、素晴らしい演奏効果があります。もっと演奏されてよい作品といえましょう。「忘れられたワルツ」は名編曲、原曲のもつ浮遊感を、低音楽器を使って表現しているのは、素晴らしい逆転の発想です。(2004/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555691 |
そんな疑問を感じた方ぜひ聴いてみてください。恐らくこの作品は、ソプラノ歌手マリア・ルイジア・ボルシが自身の真価を問うものなのだと思うのです。あまりにも美しくあまりにも切ない歌。本来は弦楽四重奏とメゾ・ソプラノのための作品ですが、ここではオーケストラの伴奏に載って切々と歌われます。音の一つ一つに意味があるようなこの静かな叫びの意味を知りたくて、テキストを読み込んでみたくなりました。元々は英語の詩をイタリア語に翻訳した文章…最初はよくある男女の物語だと思いました。気の弱い男が憧れの女性に思いを告げ、嬉しい返事をもらい、そのまま夕暮れの道を歩み、一夜を共にする…なるほど、タイトルの「日没」はそこから来ているのだな。しかし物語は一転します。その内容を知った時、この曲をもう一度繰り返して聴いてみたくなりました。そんな強い訴求力を持つ歌を歌うこの歌手。日本にも度々来日して、聴衆を魅了している若手です。本当に素晴らしい歌い手の登場です。もちろん全ての曲が極上です。(2014/10/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573412 |
この一枚では、管楽器の大活躍する3曲に注目してみましょう。まずはヴィヴァルディのオーボエ協奏曲です。単純ながらもオーボエ独特の音色を生かし切った哀切な歌には、感動的なものがあります。対照的にホンワカ路線では、モーツァルトがセレナードで見せる天才ぶりが光ります。多種多様な音色を持つ楽器が何と巧みに組み合わされ、温かく楽しい音楽を紡ぎ出してることでしょうか。そしてトドメがこれまた泣きの入ったブラームスのクラリネット五重奏曲です。晩年の彼らしい渋さを基調としながらも、いかにもロマン派らしい感情の高まりをみせ、聴くものの胸に迫ります。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556615 |
20世紀の偉大なる作曲家3人のあまり知られていないヴァイオリン・ソナタを3曲集めたアルバムです。ラヴェルのソナタは厳粛な美と悦楽のブルースの幸せな出会いの歌。彼の最後の室内楽曲として知られます。レスピーギの作品はこんなにも素晴らしいのに、必要以上に軽視されてしまっています。グラナドスの単一楽章のソナタはスペインの民俗音楽とロマン派音楽の美しき融合です。演奏しているサイスはオランダ出身の若手女性奏者。2005年ロン・ティボー国際コンクールの覇者です。しなやかな音楽性が魅力的です。(2010/02/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572093 |