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ペンデレツキ, クシシュトフ(1933-2020)

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    ペンデレツキ:ピアノ協奏曲「復活」/交響曲第2番「クリスマス」(ダグラス/ワルシャワ・フィル/ボレイコ)

    ポーランドを代表するレーベルから故クシシュトフ・ペンデレツキに捧げるアルバム。ピアノ協奏曲「復活」は ペンデレツキ自身が"ネオロマンティックな精神から生まれた"と語っており、2001年に起きたアメリカ同時多発テロ事件への思いも込められています。2001年から翌年にかけて初稿が書かれ、2007年に改訂が施されました。バルトークやプロコフィエフを思わせるサウンドと、最終楽章に現れる美しい聖歌の旋律が強い印象を残します。「クリスマス」と題された交響曲第2番は1980年にズービン・メータとニューヨーク・フィルの委嘱で書かれた作品で、クリスマスの聖歌が曲のあちこちに引用されていますが、曲全体としてはショスタコーヴィチに近い激しさを持っています。アンドレイ・ボレイコはサンクトペテルブルク生まれですが父方はポーランド系で、2019/20のシーズンよりワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めています。(2022/12/23 発売)

    レーベル名:CD Accord
    カタログ番号:CDAccordACD299

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    ペンデレツキ:ピアノ協奏曲「復活」/フルート協奏曲(ダグラス/ドゥルゴスツ/ワルシャワ・フィル/ヴィト)

    今回のペンデレツキの新録音は、なんと1986年チャイコフスキー国際コンクールの覇者バリー・ダグラスをソリストに迎えた「ピアノ協奏曲」を中心とした1枚。技巧派として知られる彼が繰り広げる華麗な音色がマッチした、およそペンデレツキの作品とは思えないプロコフィエフやラフマニノフ風の壮大なピアノ協奏曲を聴くことで最近の彼の求める方向性が見えてくるように思えてきます。2001年から2002年にかけて初稿が作曲され、初演はサバリッシュ指揮のフィラディルフィア管、ソリストはエマニュエル・アックスでした。2007年に改編版が作られ、ここでは作曲家自身が指揮するシンシナティ交響楽団とダグラスが演奏を担っています。全体は10の部分からなり、タイトルの「復活」には9.11からの影響も含まれているとのことで、最終部に現れる美しすぎる聖歌を耳にすると不思議な感動が呼び起されることでしょう。1992年のフルート協奏曲はペンデレツキらしさが横溢するものであり、この不定形な音の動きが却って安心できる音楽です。(2013/04/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572696

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    ペンデレツキ:フォノグラミ/ヤコブの目覚め/アナクラシス/デ・ナトゥラ・ソノリス第1番/パルティータ/ホルン協奏曲(ワルシャワ・フィル/ヴィト)

    2008年にペンデレツキ自身の指揮によって日本初演が行われたホルン協奏曲(独奏は名手ヴラトコヴィチ)は、その幾分懐古的な音使いと、ホルンの超絶技巧が相俟って、すぐさま人気作品となり、瞬く間にCDリリースも行われ、多くの人たちが「現代におけるペンデレツキの存在価値」について思いを馳せるきっかけとなりました。このホルン協奏曲は、初演時から幾分の改編を経て、2010年に録音されたもの。当時の熱狂ぶりから一歩離れた冷静な聴き方ができるのではないでしょうか?他の5つの作品は、60年代の“尖ったペンデレツキ”を中心に選曲。ヴィトによる安定感のある演奏は、ペンデレツキ・サウンドの変遷をじっくり味わわせてくれること間違いありません。こてこてのゲンダイオンガクからジャズの影響、インプロヴィゼーション、そしてネオ・ロマンティシズム。ペンデレツキの語法は、まるで流れる水のような柔軟さを持っています。(2012/07/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572482

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    ペンデレツキ:古い様式による3つの小品/セレナード/シンフォニエッタ第1番、第2番/カプリッチョ(ワルシャワ・フィル室内管/ヴィト)

    常に高い評価を受けているヴィトによるペンデレツキ・シリーズです。今作は、彼の約30年間にわたる6つの作品を収録していて、ペンデレツキの多彩な魅力を万遍なく楽しむことができる構成になっています。1963年に書かれた「古い形式による3つの小品」は、もともと映画のために構想された作品で、明らかに後期ロマン派風のバロック作品のバスティーシュです。当時の若い作曲家は前衛的なスタイルを持ちながらも、このような作品を書くことで自らの音楽技法を認めさせたのです。その翌年に書かれた「奇想曲」は明らかに現代に属するもの(それもペンデレツキの最も過激なスタイル)で、各々の楽器がつぶやきつつ、絡み合う様を見事に描いたものです。最近は懐古的な作風へと変化していると言われる彼の音楽ですが、1990年代の作品を聴いてみていただければ、その見解に納得がいくかもしれません。(2012/03/14 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572212

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    ペンデレツキ/ベートーヴェン/バラッバ/レフコヴィッツ:弦楽三重奏曲集(ジャナキ弦楽三重奏団)

    このジャナキ弦楽三重奏団は、2005年初めにロサンゼルスのコルバーン音楽学校の学生によって設立、まもなく第59回コールマン室内楽コンクールで優勝し、BMI財団の賞を獲得、その後は数々の会場、ホールで演奏し力をつけてきた団体です。2007年にカーネギー・ホールのワイル・リサイタル・ホールでニューヨーク・デビュー・リサイタルを行い、こちらも大好評を得ています。新鮮なエネルギーと成熟した音楽性で、ベートーヴェンから現代まで幅広いレパートリーを有し、瑞々しい音楽を聞かせる期待のアンサンブルです。(2013/03/20 発売)

    レーベル名:Yarlung Records
    カタログ番号:YAR62376

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    ペンデレツキ:ポーランド・レクイエム(ワルシャワ・フィル/ヴィト)

    ナチスによるユダヤ人虐待、ワレサ氏率いるグダニスクのストライキといった、ポーランドの歴史・社会に題材を求めて書かれた「ポーランド・レクィエム」は、全曲の完成までに13年以上を要しました。規模の大きさだけでなく、何より内容の凄まじさで、古今東西のレクィエムの中でも特異な作品なのです。テキストは伝統的なラテン語のレクィエムにより、一部ポーランドの聖歌が加わります。基本的には70年代後半からペンデレツキが採用していたネオ・ロマン主義によりながら、前衛的な手法も取り混ぜています。演奏はオール・ポーランド人キャストにより、合唱団の優秀さは特筆すべきもの。今やペンデレツキをまとめて聴くならナクソスです。(2005/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557386-87

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    ペンデレツキ:マニフィカト/カディッシュ(ワルシャワ少年合唱団/ワルシャワ・フィル/ヴィト)

    これまでのNAXOSにおけるペンデレツキ(1933-)作品集のように、このアルバムも収録された2作品の作曲年代が35年を隔てた「スタイルの違い」を際立たせるものとなっています。1960年代におけるヨーロッパの前衛音楽を代表するトーン・クラスター(全ての音を同時に発する混沌とした響き)がふんだんに用いられた「マニフィカト」は、代表作である「ルカ受難曲」の流れを汲むものですが、この曲が書かれた70年代にはすでにトーン・クラスター自体が若干時代遅れになっていて、ペンデレツキも自身の作風を見直す傾向にあったようです。そして少しずつ「ロマン派」に戻っていったペンデレツキは以降驚くほどに聴きやすい音楽を書くようになって行くのです。2009年に書かれた「カディッシュ」はタイトルが示す通りユダヤの祈りの歌であり、ユダヤ人ゲットー(第2次世界大戦時にユダヤ人が強制的に住まわされた居住区)の解放65周年を記念して書かれた作品で、ここではクラスターなどの刺激的な響きがすっかり影をひそめた緩やかで美しい音楽ばかりが存在しています。(2015/06/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572697

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    ペンデレツキ:ルカ受難曲(ワルシャワ・フィル/ヴィト)

    オーディオのボリュームに注意してプレイしてください。冒頭の一撃から、突然に現れる長調の和音で全曲を閉じるまで、正に衝撃の連続の音楽が、聴き手の耳に突き刺さります。ペンデレツキの作曲活動としては比較的初期に書かれた「ルカ受難曲」は、まるで受難曲がこのような現代的な語法で作曲されることを待ち望んでいたのではないかと思われるほど、古今東西の作曲家たちが挑んできたキリスト受難の物語を、はちきれんばかりの切迫感をもって痛切に描きます。シュプレヒコール的な手法も多用し、人間の声の表現力を極限まで利用。当演奏では合唱団の優秀さも特筆すべきものです。(2004/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557149

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    ペンデレツキ:六重奏曲/クラリネット四重奏曲/チェロ・ディヴェルティメント

    前衛の旗手として頭角を現してから現在に至るまで、世界的作曲家として活躍するポーランドのペンデレツキ。20世紀の最終年に書かれた「六重奏曲」は全曲で30分を超える力作で、動的な第1楽章と思索的な第2楽章と共に、作曲者の力量がものの見事に発揮されています。ロストロポーヴィチに献呈された無伴奏チェロのための「ディヴェルティメント」は、当盤では現代音楽得意の世界的チェリスト、ノラスが弾いているのも注目。他の収録曲は、いずれもクラリネットのための作品で、20世紀音楽として貴重なもの。耳がついていかない、なんてことはありません。室内楽ファンに広くお薦めします。(2003/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557052

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    ペンデレツキ:弦楽四重奏曲第1番 - 第4番/クラリネット四重奏曲/弦楽三重奏曲(ボクン/メッコーレ弦楽四重奏団)

    クシシュトフ・ペンデレツキの弦楽四重奏曲を中心に収録した1枚。ペンデレツキは1960年代にはトーン・クラスターを積極的に用いた前衛的な作風を追求していましたが、次第に16世紀音楽などに興味を抱き、1970年代にはスタイルを変化させて、後期ロマン派風の作品を次々と発表しました。このアルバムには1960年代から、2016年までの室内楽作品が収録されており、弦楽四重奏曲第1番ではウェーベルン風の音楽、一転、第4番では抒情的な旋律を味わうことができます。楽章ごとに「Notturno」「Scherzo」「Serenade」「Abschied」とタイトルが付されたクラリネット四重奏曲も優れた作品です。演奏は2007年結成のメッコーレ弦楽四重奏団。数多くの賞を受賞したポーランド有数のアンサンブルです。クラリネット四重奏曲にはポーランドを代表する奏者ヤン・ヤクブ・ボクンも参加しています。(2023/05/12 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5493