マイアベーア, ジャコモ(1791-1864)
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マイアベーア(1791-1864)の名前には面白い逸話があるのですが、ここではそれは割愛して…。19世紀初頭のオペラ作曲家として彼はダントツの人気を誇っていました。彼の音楽は、ロッシーニに見られる「イタリア歌劇」の様式とモーツァルトを始めとした「ドイツ歌劇」の様式の良いところ取りであり、この豪華絢爛な形式が「グランド・オペラ」の元となり、フランス・オペラやワーグナーに強い影響を与えたことで知られています。1831年に初演された「悪魔のロベール」はパリのオペラ界に強い衝撃を与え、その中でも話題になったのが、この第3幕でのバレエでした。月に照らされた夜の修道院。この墓に眠る罪を犯した尼僧たちが亡霊となって踊る姿は確かに神秘的であり、この場面は、あの大画家ドガもキャンバスに描いていることでも知られています。またショパンもこのオペラに感銘を受け、曲の主題を用いてチェロとピアノための作品を書いています。そんなマイアベーアのバレエ曲。面白くないはずがありません。(2014/04/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573076 |
《悪魔のロベール》や《預言者》をはじめとした数々のオペラで知られる作曲家マイアベーア(1791-1864)は、親密な雰囲気を持つ歌曲を作曲しました。フランス語やイタリア語、ドイツ語など様々な言語を駆使した彼の歌曲は、これまであまり知られていませんが、以前NAXOSからリリースされた第1集(8.572367)に収録された多彩な26曲の歌は、メジャーな作品の影に隠れた名作として、聴き手を楽しませました。この第2集では世界初録音4曲を含む18曲を収録、マイアベーアの30代後半から60代半ばまでの創作の源を探る重要なアルバムになっています。選ばれた詩も様々で、匿名の作家の詩があれば、弁護士、ジャーナリスト、果てはイギリスの作家ウォルター・スコットの詩までと多岐に渡っています。ロマンティックな愛の憧れ、喜び、苦痛から、時には宗教的な主題など曲調も様々。トラック4のクラリネットを伴う作品「羊飼いの歌」はまるでオペラ・アリアのような華やかさを有していたり、トラック12の「あなたの近くに」では朗々と歌うチェロと歌との対話が繰り広げられます。(2016/12/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573696 |
名前は知られているのに、その作品をほとんど聴くことがない作曲家は数多くいますが、マイアベーアもそんな一人。この「エジプトの十字軍」は彼がフランスで成功する足掛かりを作ったオペラで、1824年にフェニーチェ劇場で初演された時は大好評でしたが、1835年に再演されてからは、およそ170年も放置。すっかり忘れられた演目となってしまいました。今回の上演はアメリカの男声ソプラノ、マニアチの活躍と、人気沸騰のソプラノ、チョーフィ、そして名バス、ヴィンコらによる充実の歌手陣を得て、最高の盛り上がりを見せたそうです。4時間近くもの長丁場ですが、ヴィョームの緊迫感溢れる指揮のおかげもあり、一瞬足りとも気をそらすことはできません。(2010/05/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660245-47 |
2014年にcpoレーベルからリリースされた歌劇「バスコ・ダ・ガマ」(777828)は2015年のエコー賞を受賞するなど、高い評価を受けました。今回のマイヤベーア(1791-1864)作品は、彼の歌劇中、最も知られる「ディノーラ」です。とは言え、これまでこの歌劇は、ディノーラの狂気の部分が強調された名歌手マリア・カラスの歌唱ばかりで知られているため、他の歌手たちは取り上げにくい作品だったのではないでしょうか。今回、この難役に挑戦したのはイタリア出身のチョーフィ。演技力には定評のある彼女が創り上げる新しいディノーラ像は、狂気だけでなく、コミカルな面も含めた、これまでの固定観念を完全に打ち破るものです。彼女を取り巻く男声たちも絶妙な歌いぶり。またマッツォーラが指揮するベルリン・ドイツ・オペラ管も充実した響きで歌唱に応えています。(2016/05/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555014-2 |
“新クリティカル・エディション(比較校訂版)使用による《預言者》”16世紀のオランダ。当時は若者が結婚するためには領地の伯爵の許可が必要でした。そのためベルテは婚約者ジャンの母フィデスとともに、オーベルタール伯のもとに向かいますが、伯爵はベルテの美しさに目をつけ、彼女を得るためにフィデスを捉え、ジャンにベルテを差し出すように要求します。絶望したジャンのところに現れたのは3人の僧侶。ジャンに「預言者」として伯爵を倒すようにと伝えますが・・・。「戴冠式行進曲」で知られるマイヤベーアのこの傑作、主役はテノールでもソプラノでもなく、フィデス役のメゾ・ソプラノです。最高の歌手を得るためにマイヤベーアは構想に10年を費やしたため、台本や作曲過程に多くの変遷があり、現在でも決定稿と言えるものはありません。この2017年エッセンでの上演は、最新の「比較校訂版」を用いての演奏。これは19世紀にBrandus社より出版された総譜をもとに様々な研究結果が盛り込まれており、この版を使っての録音は、当アルバムが初となります。(2018/03/16 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC971 |
オペラ作曲家として知られるマイアベーア(1791-1864)の珍しい宗教合唱作品の初録音盤の登場。演奏しているのはドイツの合唱作品の権威、ヘルマン・マックスとライニッシェ・カントライで、ブックレットもヘルマン・マックス自身によるものです。ユダヤの血をひきながらも、イタリア歌劇に強く魅了されたマイアベーアは《悪魔のロベール》など多くの歌劇を発表しましたが、この宗教的な作品は派手さを追求するのではなく、自身の信仰に基づいた真摯な宗教観が反映された、素朴な雰囲気を備えたものです。ヘルマン・マックスはマイアベーアの手紙を研究した上で、これらの作品を深く考察し、魅力的な演奏へと反映させています。(2016/11/23 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555065-2 |
歌劇作曲家として知られるマイアーベーア(1791-1864)のとても美しい歌曲集です。彼はユダヤ系の裕福な銀行家の家に生まれましたが、父方の姓はベーア、母方の姓がマイアーであり、ユダヤのしきたりである「母方尊重」の意図を汲んだのか、祖父の遺産を相続する際に両家の複合姓である「マイアーベーア」と名乗るようになったのだそうです。兄弟には天文学者ヴィルヘルムと劇作家ミヒャエルがおり、コノアルバムのトラック22と25はミヒャエルの詩による歌曲です。フランス語、ドイツ語、イタリア語の言葉の響きの美しさを最大限に引き出した、光輝く愛と祈りの歌をぜひお聴きください。(2011/04/13 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572367 |
ユダヤ系ドイツ人作曲家マイアベーアの最近発見された作品を含む貴重なアルバム。演奏、監修にあたったダリオ・サルヴィはマイアベーアの研究家として知られています。ユダヤ人であったマイアベーアは決してキリスト教のみを信仰していたわけではなく、ユダヤ教にも深い理解を示していたたため、彼の作品には普遍的な神への祈りが含まれています。そのためキリストへの賛美があるだけでなく、様々な要素が入り混じっています。オペラ《イェフタの誓い》は聖書から題材を採った作品。ピアノも交えた美しいアリアが聴きどころです。貧困層の人々救済のために書かれた「2つの宗教詩」、ピアノ伴奏付きの「神への讃歌」、最近まで失われていた「イエス・キリストの模倣からの讃美歌」は中世後期の精神が反映された慎み深い曲。他、彼が生涯に渡って作曲した詩篇など、マイアベーアの宗教的関心が寄せられた珠玉の作品集です。(2019/01/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573907 |
バレエ音楽集(8.573076)で、その華麗な世界の一部を見せてくれたマイヤベーア(1791-1864)。彼はベルリンで生まれるも、主に活躍したのはパリであり、ロッシーニに代表されるイタリア歌劇の様式と、モーツァルトやウェーバーが確立したドイツ歌劇の様式を融合させたものを、パリへ持ち込み、豪華絢爛なグランドオペラを作り上げた人物として尊敬されたのでした。そんなマイアベーア、実は歌劇の作曲能力よりも、その重厚な管弦楽法の扱いの方が高く評価されたようで、彼が紡ぎ出したオーケストラの色彩的な響きは、当時まだ若かったワーグナーさえをも魅了したといわれています。このアルバムでは、そんな彼の歌劇における「歌のない部分」がたっぷり収録されています。確かに、歌がなくても存分に楽しめるものばかり。交響曲や協奏曲を書いても人気を博しただろうな。と想像してしまいます。(2014/06/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573195 |