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不詳

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    英国のダンス・バンド集 第1集 オリジナル・レコーディングス (1930-1943)

    「イギリスにもダンス・バンドがあったのか?」などと言うなかれ。ワールド・ワイドな人気という点ではアメリカ勢にかなわないために、復刻CDこそ少ないものの、どうしてどうして自国内において人気を誇った往年のバンドはなかなか魅力的! まったりとしたノーブルなサウンドと歌声が、ノスタルジーをかき立ててくれます。ジャズ畑のバド・パウエルやアニタ・オデイで著名な<バークリー・スクエアのナイチンゲール>は、もともと1940年にイギリスでヒットしたチューンだけあって、当盤所収のビリー・コットン楽団の演奏は最も早い時期の録音にあたるわけですが、そののんびりとしたロマンティックな世界は、格別の味わいに満ちています。(2002/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos Nostalgia
    カタログ番号:8.120603

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    ザ・コメディ・ハーモニスツ「ホィッスル・ホワイル・ユー・ワーク」オリジナル・レコーディングス 1929-1938

    ワイマール共和国時代に花開いたドイツのコーラス・グループの中でピカイチの存在感を誇るのが、ザ・コメディ・ハーモニスツです。コーラス5人にピアノという編成により、ソフィスティケートされたハーモニーと変幻自在のスタイルで、クラシックの名曲や各種ヒット・チューン、そしてドイツ民謡までもモダンかつスウィートに焼き直しちゃうのですから、なんとも驚きです。ヒトラーの台頭により、ユダヤ系のメンバーが抜けた後も活動を続けた彼らですが、当盤には初期のヒットナンバーから、メンバーチェンジ後に吹き込まれた〈ホイッスル・ホワイル・ユー・ワーク〉(「口笛吹いて精出して」の邦題もあり)など、計19曲が収録されています。(2002/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos Nostalgia
    カタログ番号:8.120613

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    ザ・キング・コール ・トリオ「トランスクリプションズ 第3集」 (1939)

    キング・コールのピアノは本当に素晴らしい。「粋」の一言。キング・コールは歌って富と名声を手に入れたのだろうが、ジャズ・ピアノ界は貴重な才能を失ってしまった。ルイ・アームストロングやグラディ・テイトは、歌と楽器が相乗的に本人の芸域を広げたといえるが、キング・コールやジョージ・ベンソンは、歌ったことで、その才能をポップス界に売り渡してしまったかのようだ。ここでの最高作は、インストの「ロゼッタ」。イントロや間奏で味わえる「粋」の精髄。キング・コールのピアノは、おそらく、トミフラとかアル・ヘイグに引き継がれてんですなあ。(2003/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120629

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    1950年のヒット曲集:「ミュージック!ミュージック!ミュージック!」オリジナル・レコーディングス

    冷戦、赤狩り、朝鮮戦争というキーワードが世界に重くのしかかっていた1950年にヒットしたナンバーを集めたアルバムです。20世紀の中間点ともいえるこの年、ジャズ界ではすでにスウィングからバップへと覇権が移り、ヒット曲のサウンドもますます多種多様に枝わかれしていた状態がよく分かります。不朽の名作《モナ・リザ》やショパンの旋律を用いた《ノー・アザー・ラヴ》など、ノスタルジーや感情に強く訴えかける作品がある一方で、フォーク・ソング、カントリー、リズミックなチューンも大ヒット。また、アントン・カラスのチター独奏による映画「第三の男」のテーマも一世を風靡しました。理屈抜きに楽しめる曲が勢ぞろいした一枚です。(2003/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos Nostalgia
    カタログ番号:8.120637

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    ジャン・サブロン:「セ・シ・ボン」オリジナル・レコーディングス 1933-1950

    その甘い囁きで人々に愛されたフレンチ・クルーナーの代表選手ジャン・サブロンならではの魅力を一枚に凝縮したアルバムです。フランスのシャンソン界で初めてマイクロフォンを使ったサブロンは、1930年代半ばにはギターの鬼才ジャンゴ・ラインハルトやヴァイオリンのステファン・グラッペリらと活動。その時期のジャジーで洒脱な名唱に加え、ニューヨークに移り住んでいた時期に親しんだ米国産のヒット・ナンバーを高雅に甘く歌っているあたりも大きな聴きものです。代表曲《セ・シ・ボン》では、「セ・シ・ボンってどういう意味?」と問う女性に「それはね」と答えてから、おもむろに歌いだすなど、サブロン特有の粋な世界が展開されています。(2003/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos Nostalgia
    カタログ番号:8.120641

  • ペギー・リー:「イッツ・ア・グッド・デイ」オリジナル・レコーディングス1941-1950

    (2002/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120642

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    ガイ・ロンバード&ヒズ・ロイヤル・カナディアンズ:「ゲット・アウト・ゾーズ・オールド・レコーズ」オリジナル・レコーディングス1941-1950

    ガイ・ロンバードはカナダ出身のバンドリーダー。弟や妹、義兄弟のケニー・ガードナーを擁したファミリー・バンド的な色彩を備えた楽団を率いて、1920年代にはアメリカに進出し、次々にヒット曲を連発しました。「最もソフトで一番スウィートなジャズメンだ」とも評されたガイ・ロンバードとその楽団の魅力といえば、適度にタイトで、適度にルーズという、まさにダンス・バンドの王道をいくスタイルでしょう。その甘い味わいには、人懐っこさはもちろん、郷愁、哀感、楽天性など、さまざまな隠し味が加わっているのです。〈「第3の男」のテーマ〉や〈ユーモレスク〉など、よく知られたメロディを鮮やかな手際で料理しているあたりも聴きものです。(2002/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos Nostalgia
    カタログ番号:8.120645

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    ジーン・クルーパ:「ワイヤー・ブラッシュ・ストンプ」オリジナル・レコーディングス1935-1940

    最近、どうも小気味よくスウィングするドラマーに出会えない。発端は、デニス・チェンバースなどの「千手観音系」ドラマーの跋扈にあるのではないか。勿論、デジョネットなんかはいいんだけどさ。時々彼にも違和感を覚えることがある。と思っていたら、ジーン・クルーパ。いいですねえ。ドラム主導型のバンドであり、選曲であり、演奏でありながら、全然うるさくはない。こういうドラムは、もう居なくなってしまったのかな。という訳で、スウィングとはこういうものだ、という感覚を味わいたくなったら、まずはこのあたりから、どうですかそしたらモダン期には、ケニー・クラーク、エド・シグペン、マックス・ローチあたりですかね。(2003/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120657

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    アン・シェルトン:「フールズ・ラッシュ・イン(恋は愚かというけれど):ジ・アーリー・イヤーズ」オリジナル・レコーディングス 1940-1941

    1923年11月10日にサウス・ロンドンで生まれたアン・シェルトンは、12歳で歌手としてのキャリアをスタート。17歳の時に、バート・アンブローズのオーディションを受け、彼の楽団のヴォーカリストになり(前任者は、当シリーズでもリリース済みのヴェラ・リンでした)、ディスクやラジオを通じて、大人気を博することになります。その大きな特徴は、包容力に富んだ深々とした色合いのコントラルトの声質を持ちながら、歌詞の発音や歌い回しが明晰であるという点でしょう。BBC放送を通じて、彼女の味わいに満ちた歌声が、ドイツ軍の脅威にさらされていたロンドンや北アフリカ戦線で息をひそめていた多くの人々の心を癒したことでも知られています。(2003/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos Nostalgia
    カタログ番号:8.120663

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    ドリス・デイ:「イッツ・マジック」ジ・アーリー・イヤーズ オリジナル・レコーディングス1947-1950

    《ケ・セラ・セラ》や《先生のお気に入り》といった大ヒット・ナンバーや、アンドレ・プレヴィンと組んだ小粋なデュオ・アルバムなどを通じて高名なドリス・デイの若き日の快唱を集めたアルバムの登場です。ちょっぴりハスキーだけど、とってもフレッシュで愛らしい彼女の魅力が満喫できることでしょう。当盤吹き込み時のドリスは、20代半ばという若さだったわけですが、すでにバツ2だったことを考えると、この初々しさが匂い立つような歌唱スタイルは、まさに天性のものだといえそうです。《イッツ・マジック》やハリー・ジェイムスのトランペットが冴えわたる《君を想いて》等で耳にできる、甘みを含んだ訴えかけるような味わいも実に見事です。(2003/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos Nostalgia
    カタログ番号:8.120669