ショスタコーヴィチ, ドミートリー(1906-1975)
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フランス北部、ブリュイエールにあるノワールラック修道院で行われたギヨーム・デ・シャッシーのライヴを収録した注目アルバム。フランスの名ジャズ・ピアニスト、ギヨーム・デ・シャッシーと彼を取り巻くアーティストたちの演奏は、冒頭の「ます」と「キャラバン」の融合から何とも独創的。カレン・ヴルチの清楚な歌声が2つの曲を自在に繋ぎ合わせ、チェロ、クラリネット、ピアノがここに絡むというユニークなアレンジです。他の曲もシューベルトとデューク・エリントン作品を中核にしながら、ジャズや現代音楽、インプロヴィゼーションを織り交ぜ、魅力的な世界を見せてくれます。石造りの修道院の豊かな残響も聴きどころです。(2019/09/13 発売)
レーベル名 | :B Records |
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カタログ番号 | :LBM019 |
【ベルリン・フィルの名手が描く、ヴィオラの奥深い魅力】ベルリン・フィルの首席ヴィオラ奏者、エルサレム出身のアミハイ・グロスによるソロ・アルバムが登場。ピアノを韓国出身の俊英キム・ソヌクが務めていることも注目です。ハンガリーのユダヤ人作曲家エデン・パールトシュ(パールトシュ・エデン)による「イズコール(Yizkor)」は、ヘブライ語の「思い出」から取られたユダヤの祈りの言葉をタイトルとしており、これは現代ではホロコーストの犠牲者たちを追悼する意味合いを持ちます。深い祈りと強い想いを感じさせるこの作品に、グロスは深い共感を寄せた演奏を披露しています。広く親しまれる「アルペジョーネ・ソナタ」では、その特徴であるシューベルトならではの美しい歌謡性を存分に味わうことの出来る、軽やかで歌心溢れる表情を聴かせています。そしてショスタコーヴィチ最後の作品となったヴィオラ・ソナタは、謎の多いこの作品の深淵を覗き込むような奥行きのある表現で魅了します。一般に地味な印象の強いヴィオラですが、その多彩な顔を様々見せて楽器の魅力を存分に味わうことの出来る、名手ならではのアルバムです。(2020/09/25 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA634 |
4人の若き女性奏者たちによって2014年に結成されたチェロ四重奏団「コロフォニシュティンネン」。アンサンブル名は、弦楽器の演奏には不可欠の「松脂=Colophony」から採られており、すなわち、チェロの素晴らしい響きを意味しています。アンサンブルのデビュー・アルバムとなる『女傑の生涯』と題されたこのアルバムは、彼女たちのさまざまなスタイルと表現力を集約した1枚。アンサンブルが得意とするヨハン・シュトラウスの作品から、ユニークな活動で知られるチェリスト、マティアス・バルトロメイ(ウィーン・フィルのチェロ奏者フランツの息子)の新作、そしてアルバム・タイトルでもある、リヒャルト・シュトラウスの名曲のもじりで、シュトラウスの旋律からジャズまで幅広い旋律がコラージュされた曲「女傑の生涯」など、遊び心溢れた作品が並びます。(2020/05/15 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
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カタログ番号 | :Gramola99218 |
多くの作曲家・・・たとえばブラームス・・・がそうであったように、ショスタコーヴィチも、管弦楽作品を書く際に、まず連弾か2台ピアノ演奏版を作っていました。しかしそれらのほとんどは、演奏される機会もなく静かに眠っています。今回TOCCATAレーベルはこれらの作品を全て発掘し実際に音にしてみます。ピアニストとしても天賦の才を有していたショスタコーヴィチの創作の原点を探るシリーズ、まずは「交響曲第9番」から始めます。新しい世界が目の前に広がることでしょう。その他の小品も興味深いものばかり。「ショスタコーヴィチ・マニア」必聴です。(2011/12/21 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0034 |
カナダの名バリトン、ジェラルド・フィンリー。ONDINEにデビュー。彼が選んだのは意外にもショスタコーヴィチの歌曲集でした。とは言え、この「6つのロマンス」はW.ローリー、R.バーンズ、W.シェイクスピアと言ったイギリスの詩人の詞を用いたもので、フィンリーにとっては共感溢れる作品であることは間違いありません。このオーケストラによる伴奏版は最近発見されたもので、本来は室内楽による伴奏パートをショスタコーヴィチ自身がフルオーケストラへと拡大しており、より精緻な音楽を味わえるようになっています。晩年の作品で、晦渋かつ人間味あふれる歌曲として知られる「ミケランジェロ歌曲集」は、ロシア語ではなく原語の「イタリア語」で歌われる珍しいもの。このヴァージョンは世界初録音となります。フィンリーの素晴らしい歌唱を、ショスタコーヴィチのオーソリティ、トーマス・ザンデルリングが見事にサポートしています。(2014/04/23 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1235-2 |
ショスタコーヴィチの「24の前奏曲」はタイトルからわかる通り、ショパンの同名の作品からインスピレーションを受けて作曲されたピアノ独奏曲です。1927年に“ショパン国際ピアノコンクール”に出場したほどの腕前を持つピアニストでもあったショスタコーヴィチにとってこの作品は特別な意味を持つものであり、全曲の初演も完成直後に彼自身が行っています。この曲集をヴァイオリンとピアノ用に編曲を思い立ったのが、「ベートーヴェン弦楽四重奏団」の第1ヴァイオリン奏者で、ショスタコーヴィチの友人でもあったドミトリー・ツィガノフです。彼はまず1937年に4曲、1961年と1963年に15曲を編曲し、軽快で機知に富む魅力的な作品に仕立てました。そして残りの5曲は2000年に女性作曲家アウエルバッハが編曲。全てが揃うことになり、演奏機会も増えています。オイストラフの誕生日のために書かれたソナタは、前奏曲とは対照的な作風を持つ深遠な作品。最終楽章はパッサカリア形式で書かれており、最後は静かに消え入るように終わります。ロシアの名手2人による演奏です。(2018/01/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573753 |
現在は素晴らしい指揮者として活躍している1960年生まれのヤープ・ヴァン・ズヴェーデンですが、彼はもともとジュリアード音楽院で学んだ優れたヴァイオリニストであり、1979年から1995年まではロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサート・マスターを務めていました。このアルバムはそんな時期に録音され、名盤として親しまれた記録を復活させたものです。。ショスタコーヴィチの協奏曲は1947年から1948年にかけて作曲されており、交響曲に匹敵する深い内容を持つもので、有名なジダーノフ批判(ソビエト連邦共産党中央委員会による前衛芸術への抑圧)を避け、公表を差し控えたという経緯があります。第1楽章から唐突に「夜想曲」で始まるという不思議な構成を持ち、全体は思索的でありながらも爆発直前のエネルギーを秘めています。リームの作品は名ヴァイオリニスト、アンネ=ゾフィー・ムターに捧げられた作品で、もちろん彼女の名演も存在しますが、ズヴェーデンの演奏は、また違った立ち位置での解釈で、一つの作品が普遍的な価値を持つ経緯を眺めることができるでしょう。(2013/11/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573271 |
ハンブルク生まれの名ヴァイオリニスト、クリスティアン・テツラフによるONDINEレーベル5枚目の録音は、ショスタコーヴィチ(1906-1975)の2つの協奏曲集です。これまではモーツァルト、シューマン、メンデルスゾーンと、現代曲(ヴィトマン)の演奏で高く評価されていましたが、今回はまさに本領発揮ともいえる鬼気迫るショスタコーヴィチです。第1番の冒頭から異様な緊張感を湛えた説得力ある演奏は、これまでに存在した他の演奏を楽々と凌駕するほどのスケール感を有しています。ヘルシンキ・フィルハーモニーの醸し出す静謐な音にもゾクゾクさせられます。お約束の、第4楽章での喧騒も申し分なし。第2番がこれまた渋い雰囲気を持ち、テツラフは落ち着き払った演奏を聴かせています。(2014/11/26 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1239-2 |