リスト, フランツ(1811-1886)
Search results:387 件 見つかりました。
「鋼鉄のピアニズム」ロシアの名ピアニスト、ギレリス(1916-1985)は、とりわけベートーヴェンの解釈と演奏に優れ、「ミスター・ベートーヴェン」の異名をとった程でした。しかし、彼はバロックの巨匠ドメニコ・スカルラッティの作品を愛したことでも知られ、1929年の彼の最初の公開コンサートでも、これらの作品がプログラムに入っていたのです。もちろん1947年から始めたヨーロッパの演奏旅行にも、スカルラッティの作品は含まれており、イギリスで行ったコンサートでの名演を知る方も多いのではないでしょうか?完璧なテクニックに加え、決して過剰に陥ることのない感情表現は、間違うことなく、バロック作品にふさわしいものです。一転、リストやショパンでは幻想的であり、また個性的。「ラ・カンパネラ」ではオリジナリティ溢れる味付けを加えているところにも注目です。(2012/08/22 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.111386 |
ロマン派の時代に入り、協奏曲は「競争」曲、すなわちソロイストとオケが、互いに華々しい名人芸でしのぎを削るものへと変化しました。リストを筆頭に、サン=サーンス、グリーグの作品もその系譜に連なるのは指摘するまでもありません。しかしともすればソロイストはオケに対抗せんと、過剰に攻撃的になることもしばしばありました。しかしモイセイヴィッチは協奏曲においても常に悠然と構え、繊細かつ雄大なアプローチを崩していません。細かなフィギュレーションは入念に磨きこまれ、フォルテシモで音が割れるようなことは決してありません。彼のトレードマークとも言える軽妙な指さばきは、「ハンガリー幻想曲」のフリスカの部分やサン=サーンスの2楽章のスケルツォで発揮されています。(2002/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.110683 |
「流れる音、詩的なフレージング、そして天上の美しさを感じさせるメロディの歌わせ方」シンシナティ・エンクァイア紙でその演奏を絶賛された北韓国のピアニスト、ハン・ユーニー。バッカナウアー国際ピアノ・コンクールを始めとした数々のコンクールで入賞を飾り、その将来を嘱望されている彼女のデビューアルバムは、そんな美質を存分に生かした選曲となっています。どの曲にも愛の喜びと憂鬱、そしてそこはかとなく「死の香り」が付き纏い、これらが相俟って、時には清々しく、また妖艶な表情を創りだすのです。トラック12の「エル・ハレオ」は彼女のために書かれた音楽で、この演奏が世界初録音となります。(2014/06/25 発売)
レーベル名 | :Steinway and Sons |
---|---|
カタログ番号 | :Steinway30030 |
【「ピアノの森」で吹き替えを担当したジュリエット・ジュルノー、ソロ・デビュー盤のテーマは「さすらい人」】フランス出身で数々のコンクールに入賞、オペラ・コミック座やリール・オペラ座などでコレペティートルとしても活躍したジュリエット・ジュルノー。日本では、2018年に放送されたアニメ「ピアノの森」でソフィ・オルメッソンの吹き替えピアノを担当したことでも知られる彼女にとって、初めてのリサイタル盤が登場です。「言葉のない”さすらい人”」というテーマからは孤独をイメージするところですが、彼女の表現はむしろ輝かしく、内面に籠るだけではなく外に目を向けたときの美しさや憧憬を感じさせ、「さすらい人」に対する新しい感覚を聴く者に与えてくれるものとなっています。(2023/10/06 発売)
レーベル名 | :Alpha |
---|---|
カタログ番号 | :ALPHA984 |