グラズノフ, アレクサンドル・コンスタンティノーヴィチ(1865-1936)
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第11回チャイコフスキー国際コンクールで第2位となったチェリスト、リー・ウェイ・クィンのソロで聴くロシアを代表する作曲家たちによる美しいチェロ協奏曲集。とはいっても「協奏曲」と名付けられているのはグラズノフの「コンチェルト・バッラータ」1曲のみ。他の作品にはどれもストーリー性のある洒落た名前が与えられています。チャイコフスキーの有名な「ロココの主題による変奏曲」は彼の友人ヴィルヘルム・フィッツェンハーゲンのために作曲された作品。しかしフィッツェンハーゲンが勝手に改変を加えたことで一悶着ありましたが、結局はこの版の方が出来が良かったようで、現在では堂々と「フィッツェンハーゲン版」が演奏されています。他には明るさの中に一抹の悲しみが宿るリムスキー=コルサコフの「セレナード」、カザルスに捧げられたグラズノフの「コンチェルト・バッラータ」などロシアの広大な大地を思わせる重厚で美しい音楽を聴くことができます。(2019/01/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573860 |
ドイツに生まれ、1771年にサンクトペテルブルクに赴きエカテリーナ大帝の宮廷に使えた作曲家ティッツ。彼は当時のウィーンで流行していた弦楽四重奏曲の形式をロシアに紹介し、この国での伝統の礎を作った功績でも知られています。そのティッツの作品を冒頭に置き、グラズノフの「ノヴェレッテ」と、第2楽章に美しい「アンダンテ・カンタービレ」が含まれたチャイコフスキーの名曲「弦楽四重奏曲第1番」を組み合わせたこの1枚は、まさに“ロシア音楽の宝探し”。古典派の珍しい作品の紹介に力を注ぐカザル弦楽四重奏団ならではの興味深い選曲です。(2017/02/24 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM241 |
12歳でアウアー門下に入ったミルシテインは、1922年ホロヴィッツらとともに「革命の子供達」として演奏活動をソ連国内で活発に行った後、1925年出国、西側諸国に活動の拠点を移しました。フィラデルフィアでアメリカデビューを果たした時、グラズノフの協奏曲を演奏し、それ以降、この曲はミルシテインの最も優れたレパ-トリーと見なされるようになったのでした。アウアー門下のヴァイオリニストの特長である技巧の確かさに加え、ミルシテインはアーティキュレーションの清澄さと、曲に吹き込む独特の息吹に人々は魅了されたと言われます。ドヴォルザークの第3楽章の舞曲的ロンド楽章に、その標がもっとも強く表れています。(2003/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110975 |
近代ヴァイオリン奏法の頂点を極めたのは言うまでもなくハイフェッツですが、同様にチェロに潜む可能性を、楽器としても、音楽表現の媒体としても、史上かつてない領域まで探り、演奏で示したのはフォイアマンでした。両者ともその実力を認め合い、共演も多数行いましたが、二人の音楽的な相性がいかに良かったかは、このブラームスのドッペル協奏曲が何よりの証左となるでしょう。スコットランド幻想曲はRCA盤より14年前の録音で、ハイフェッツが演奏会から一時遠ざかっていた期間に収録されたものです。(2001/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110940 |
ロシア5 人組の一人、ボロディン(1833-1887)の交響曲です。もともとは科学者として活躍していたのですが、ムソルグスキーと知りあい、シューマンの曲を知ってから音楽に興味を持つようになりました。1862 年に着手し、作曲に5 年を費やした第1 番は、どうしてもメンデルスゾーンやシューマンの影響が感じられもしますが、ロシアらしさも存分に感じられる完成度の高いもの。もっと演奏されても良い作品です。1869 年に作曲された第2 番は良く知られた作品で、名演、名盤が凌ぎを削っていますが、この演奏は、かなりすっきりとしたもので、泥臭さを求める人には、ちょっと物足りなさが残るかもしれません。でも、こういうのもいいですよね?さて、1884 年に着想された交響曲第3 番は、完成を見る前にボロディンがこの世を去ってしまいました。残されたスケッチを元にグラズノフが形にしましたが、本来ならば、変奏曲とフィナーレも付け加えられる予定でした。永遠に聴くことができないのが残念です。(2011/09/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572786 |