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アメリカン・クラシックス

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    カリアー:ピアノ作品集 - ピアノ・ソナタ/デパーチャーズ・アンド・アライヴァルズ/スカルラッディ・カデンチェス/ブレインストーム(メルトン)

    作曲家セバスチャン・カリアー(1959-)と言えば、アンネ・ゾフィー・ムターが彼のヴァイオリン協奏曲を世界初演したことで、その名を知っている人も多いことでしょう。権威あるグロマイヤー賞を2007年に受賞した彼の作品はワシントン・ポスト誌でも「抒情的であり、伝統に根ざしているが、全く新しいものにも根ざしている」と絶賛され、多くの愛好家たちの心を捉えています。多彩な曲を書くことでも知られ、このアルバムにも新古典派を思わせる機能的な曲から、極めて抒情的な曲など、どれもこれもが面白い作品ばかりが収録されています。5つの楽章からなる「ピアノ・ソナタ」は彼の学生時代の作品で、大胆、挑戦的でありながら繊細な側面も持ち合わせています。ベートーヴェンやヒンデミットの影響も垣間見えますが、充分に個性的な1曲です。「出発と到着」は、カリアー自身の言葉によると、彼が音楽を作る時に感じる特定の感覚を音にしているのだそうです。6つの部分は全て同じ材料からなり、違った道を通って到達した世界なのだとか。作品ができあがるプロセスが理解できるかもしれません。(2011/06/15 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559638

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    ディロン:ヴァイオリン・ソナタ 「モーション」/15の小品/ファサード/スプリング・パッシング/バッカスのシャコンヌ(ベレン/デイヴィッド・フン/エルナンデス/マンシー)

    作曲家ローレンス・ディロン(1959-)は幼い時に病気で聴力の50%を失いましたが、7歳でピアノ・レッスンを始めると同時に作曲も手がけるようになりました。1985年にジュリアード音楽院で博士号を得てその後幅広く活動しています。このアルバムには9つのヴァイオリン作品が収録されていますが、作曲年代は25年間に渡っていて、彼の作風の変化を感じることができます。1983年に書かれた「ファサード」は「とげの多い」難解な曲を作ることが主流だったこの時代に、敢えてメロディアスな曲を持ってきたという挑戦的なものです。サロンミュージックのようなメロディが突然不協和音に取って変わられる瞬間は聴き手の価値観を根源から揺るがすに違いありません。もちろん発表当時も周囲から反感を買い、一人の教授などは「彼の音楽を絶対に演奏してはならない」と学生たちに命令したのだそうです。反骨精神から生まれたかもしれない曲ですが、今なら全く問題なく受け入れられるのではないでしょうか?2008年の新作も時代を回顧するような懐かしい響きに満ちています。(2011/06/15 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559644

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    打楽器のためのアメリカ作品集 1 (ニューイングランド音楽院パーカッション・アンサンブル/エプステイン)

    現代のアメリカの5人の作曲家による、独創的で変わった音色を持つ打楽器のための作品集です。タワーの「DNA」はパーカッション・クィンテットと、全ての生命体の素材のために書かれています。美しい二重螺旋で描かれる優雅な形をしたデオキシリボ核酸を音で描くとは何と斬新な試みでしょう?サンドラーの「大根引き」はご存知、一茶の「大根引き大根で道を教えけり」の句からインスピレーションを受けています。俳句の持つ凝縮された世界が音で描かれています。マリンバの巧みな音色で森の風景を描く素晴らしい樹木」、死者の魂が現世に戻り、親しい人とはしゃぎまわる様子を描いた「死者の日」、そしてシュラーの大作はハープ、ピアノ、チェレスタと100以上もの打楽器のために書かれた「協奏曲」。本当に多彩な響きをお楽しみいただけることでしょう。(2011/06/15 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559683

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    ウォーリネン:スケルツォ/弦楽四重奏曲第1番/ヴィオラ変奏曲/ピアノ五重奏曲第2番(P. ゼルキン/マーティン/ブレンターノ弦楽四重奏団)(P. ゼルキン)

    ウォーリネン(1938-)の作風は現代的の一言に集約されますが、それらを注意深く聴いてみると、作曲年代によって微妙な変化を感じることができるでしょう。このアルバムに収録された「弦楽四重奏曲第1番」は作曲家の経歴の分岐点となった重要な作品で、セリー風の冷たい肌触りが魅力です。他の3作品は最近に書かれたもので、どちらかと言えば「多くの音が戯れる」ような作品であり、どれも世界初録音となります。NAXOS初登場の名手ピーター・ゼルキンにも注目。圧倒的な技巧を要求される作品を、現代音楽に精通する彼ならではの視点で奏するさまは見事としか言う他ありません。(2011/05/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559694

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    ダニエルプール:前奏曲集第1集、第2集「魔法にかけられた庭」(ワン・シャイン)

    ダニエルプール(1956-)は、日本ではほとんど知られていない作曲家ですが、現代音楽好きの方ならば、10年ほど前に発売されたエレジー(歌手F・フォン・シュターデの父の手紙をテキストにした歌曲集)を記憶されているのではないでしょうか?彼は管弦楽曲から器楽曲まで広範囲に渡る作品を書いていますが、その根源にあるのは、常に「夢と記憶」で、抒情的な作風を貫くことで、現実と空想の世界を自由に行き来するものです。このピアノ曲集も、彼の記憶にある情景が歪曲され、不思議な形として立ち現れます。(2011/05/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559669

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    ヒューイット/カー/ライナグル:18世紀アメリカの序曲集(シンフォニア・フィンランディア/ガロワ)

    1700年の前半のアメリカでは、イギリスの植民地として、ハイドンやシュターミッツら、ヨーロッパの音楽家が各地でコンサートを開いていましたが、1700年の後半に起こった独立戦争を機に、地元の音楽家たち(多数入国していた移民たちも含む)が盛んに音楽を書き始めるようになりました。このアルバムに収められたのはイングランド生まれのカーとヒューイット、スコットランド生まれのライナグルの音楽。彼らの作品はヨーロッパで人気のクラシック音楽をメドレーにしたものが中心ではありますが、新しい物を作ろうという決意に溢れた、活力漲る音楽として高く評価されるものです。これらは音楽学者ファン・ブーア氏による渾身の復元です。(2011/05/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559654

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    ジョンソン:ヤマクロー/レッサー:組曲/ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー(ローゼンバーグ)

    元々は西洋音楽とアフリカ音楽の融合であり、19世紀末のニューオーリンズで一応の誕生を見たとされるジャズ。瞬く間に世界中にブームを巻き起こしたことは誰しもがご存知でしょう。ジャズ・エイジとはアメリカ合衆国の1920年代を表す象徴的な言葉です。F.スコット.フィッツジェラルドが1922年に書いた「ジャズ・エイジの物語」が発端であり、当時のアメリカの享楽的な雰囲気を的確に表現したこの言葉は1929年の世界恐慌まで時代を席巻したのです。1924年にはガーシュウインの「ラプソディ・イン・ブルー」が書かれ、また「ガール・ガーシュウイン」の異名を取ったダナ・シュッスの「ジャズ・ノクターン」のテーマはビング・クロスビーが口ずさんだことで爆発的な人気を得ました。ま、そんなことはおいといて。とにかく楽しんでくださいませ。(2011/04/13 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559647

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    シエッラ:ピアノ三重奏曲第1番 - 第3番/幻想曲、ファンファーレ、アリアと永久運動ファンファーレ、アリアと永久運動(トリオ・アルボス)

    プエルトリコに生まれ、ドイツでリゲティに作曲を学んだシエッラ(1953-)の作品集です。NAXOSからは室内楽作品集(8.559263)と大規模なミサ曲「プロ・パーチェ」(8.559624)が既にリリースされていて、その独特な語り口が秘かな反響を呼んでいる作曲家です。この3つのピアノトリオは1991年から2008年に渡って書かれたもので、作曲家の「その時の感性」をくまなく表現した自信作です。現代的なテイストの中にラテンとジャズの影響がはっきり見てとれるのが特徴で、このアルバムも最初のトラックから衝撃的な音が炸裂します。コープランド生誕100周年の記念行事のために作曲されたトラック8も興味深い音の連続です。(2011/04/13 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559611

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    ドアティ:ルート66/ゴースト・ランチ/サンセット・ストリップ/タイム・マシーン(ボーンマス響/オルソップ/陳美安/ジャクソン)

    今や、世界中で最も注目される作曲家の一人となったマイケル・ドアティ(1954-)。しかし、オルソップは彼の作品を20年以上も前から擁護し、積極的に演奏しています。今回の作品も極めて創造的でユニークです。「ルート66」とは、アメリカ合衆国の国道でイリノイからカリフォルニアを結ぶ重要な道でした。映画、音楽、ポップ・カルチャーにもしばしば登場し、多くの人に愛された道路です。「ゴースト・ランチ」はアメリカの女性画家ジョージア・オキーフにインスパイアされて書かれた作品。彼女は風景、花、そして動物の骨をモティーフとして70年もの間絵画を書き続けた人。そんな特異な画を彷彿させる煽情的な作品です。真夜中の街をドライヴしているような「サンセット・ストリップ」、3人の指揮者による競演「タイム・マシーン」。どれも実験的、かつ興味深い作品ばかりです。(2011/03/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559613

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    ポスト:弦楽四重奏曲第2番、第3番、第4番/仮想のコラールによる幻想曲(ホーソーン弦楽四重奏団)

    アメリカの作曲家、ポストは弦楽四重奏曲を「音楽の表現の頂点である」と語りました。彼の作品はどれも瞑想的な雰囲気と、美しく懐かしい響きを持っています。マルティヌーの作品からインスピレーションを受けた第2番、イラクの戦いを思いながら書かれた第3番、演奏しているホーソーン弦楽四重奏団のヴィオラ奏者ラトヴィックは、退廃音楽の擁護者でもあり、彼の提案に拠って作曲された、マサセッチューセッツの写真家モレルの写真に寄せる第4番。これらの作品の根底には、深い人間愛と平和への祈りが満ちています。またチェコの古いコラールに基づく美しい幻想曲も、切ない祈りが溢れています。(2011/02/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559661