アメリカン・クラシックス
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シェーンフィールドの音楽はどこかで聞いたメロディが歪曲され、聴き手をあざ笑うかのように響き渡り、一瞬の内に耳を通り抜けていきます。これを聴いていると、妙な感覚に襲われるのは一体どういう訳なのでしょうか?ここに収録された3つの作品も、どれも親しみ易さの仮面の下に深い闇を抱えているかのようです。名チェリスト、デュ・プレへの賛辞として書かれた「6つの民謡」、"大きなチョコレート・サンデーをぱくつく時に感じる罪悪感(作曲家の弁)"を音で表す「小さな罪」、そして、モーツァルトの「フィガロ」をモティーフにした「リフレクション」。普段聴いている音楽にちょっと飽きてしまった人にオススメです。(2010/07/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559380 |
アルメニア系の父親と、スコットランド系の母親との間に生まれたホヴァネスは、その生涯に400以上も曲を書き、その中には67曲もの交響曲が含まれます。このアルバムは、3つの交響曲を収録。彼の野趣溢れる音楽がじっくり楽しめます。交響国第6番「ナンガ・ヴァルガ」は世界で9番目に高い山の名前を持つ曲です。草木も生えない厳しい山の風景を荒々しく描きだしています。木管楽器のクラスターが印象的です。交響曲第14番も火山の荒々しい風景を描いたもの。交響曲第23番「アニ」は中世アルメニアの首都の名前で、「1001の大聖堂を持つ都市」を意味します。曲の終盤に現れる鐘の音が圧巻です。名指揮者ジョン・バルビローリの未亡人エヴリン(1911-2008)に捧げられたアルバムです。(2010/07/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559385 |
最近活躍中の女性指揮者、ファレッタによるコリリアーノの作品集です。1曲目の「ベルサイユの幽霊」で描かれているのは、かの王妃マリー・アントワネット。幽玄な弦の響きに誘われて、ロッシーニ、ワーグナー、モーツァルトのオペラの一部が幻想的に顔を覗かせます。もう1曲は、おなじみ「レッド・ヴァイオリン」による協奏曲です。映画から派生した音楽で、組曲よりも抽象的な世界を描いています。3世紀に渡って様々な人間関係を見てきた「赤きヴァイオリン」。その悪魔的とも言える存在そのものを描きだした夢幻的な物語を音にしたこの作品は、限りなくロマンティックで情熱的です。ルートヴィヒのすすり泣くような音色は、この悩ましい音楽を存分に表現し尽くしています。(2010/07/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559671 |
第1集(8.559631)、第4集(8.559634)に続く、アメリカの作曲家ロックバーグのピアノ作品集第2集です。彼は長い作曲家生活のほぼ全域でピアノ作品を書いていて、1941年の最初期の変奏曲から、1996~97年の「2台ピアノのための炎の環」まで様々な作風の変遷を経ながら、凝縮された世界を表現し続けました。ここに収録された「12のバガテル」は短いながらも完結した内容を持つ小品の集合体で、以前、ピアニスト、ハーシュがロックバーグに「シェーンベルクとの関連」を指摘したところ、即座に「それは違う」と反論されたという作品です(確かに、使っている12の音が同じであろうとも、その構成や並べ方が変われば全く違う色合いが出ることは間違いありません)。3つの悲しい作品は驚くほど抒情的ですがジャズ風な趣きも垣間見える美しい曲。ソナタ・セリアは着想こそ初期ですが、50年代に改定され、1998年になってようやく発表された力作です。(2010/06/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559632 |
アメリカの女性作曲家、ジュディス・ラング・ザイモントの作品集です。彼女はメンフィスの音楽一家に生まれ、5歳の時からピアノを始め、11歳でジュリアード音楽院のプレカレッジで学びました。すぐに作曲家として頭角を表し、18歳でBMI(ブロードキャスト・ミュージック社)の若い作曲家賞を与えられたのです。彼女の音楽は、ここに収録された4つの管弦楽作品を聴いてもわかるように常に動的かつ、とても抒情的です。強烈な光を放つオーロラを描いた「クロウマ-ノーザンライツ」、6人の偉大なる作曲家の面影(スクリャビン、ブリテン、ラヴェル、ベルク、クリストファー・ラウスおよびローリー・アンダーソン)が交錯する「ゴースト」、彼女のおばに捧げられた弦楽合奏による「エレジー」、そして、モートン・フェルドマンの音楽と共通する極めて静謐な音楽「管弦楽のためのスティルネス」。と、どれもが個性的で独自の美しさがゆらめく作品です。(2010/06/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559619 |
ハリウッド生まれのジュリアン・ワクナーの合唱作品集です。彼は4歳からチェロとピアノを始め、聖トマス聖歌隊の少年聖歌隊員としても活躍しました。1990年にはボストン大学の礼拝堂聖歌隊の指揮者として、バッハから現代音楽までを演奏、ボストンで最も有名な音楽家の一人として称賛されるまでになりました。彼の作品は「大胆で、空気のようだ」とニューヨーク・タイムズで大絶賛。他のメディアでもひっぱりだこです。「多様化した現代音楽に新たな秩序を見出し、調性を与え、自由な創造性を持って音をパレットに載せる」と語るワクナーの作品。どうぞじっくり聴いてみてください。(2010/05/12 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559607 |
この作品は、米国連邦議会から「公民権運動の母」と呼ばれたローザ・パークス夫人に敬意を表して書かれています。1955年にアラバマ州のバスの中で白人に席を譲るのを拒み、人種分離法違反で逮捕され有名になった彼女。この事件をきっかけにモンゴメリー・バス・ボイコット事件が勃発したのです。ロクンベは彼女を含む全ての人々のための祈りの音楽を書きました。これは2組の合唱団、4人のソリスト、そしてフルオーケストラを必要とする大作です。ブルース、ジャズ、アフリカ音楽、そしてゴスペルが随所に使われており、ソリストたちにはそれぞれ役割が与えられています。この録音には曲毎に感じられる聴衆たちの熱い吐息と拍手も洩れなく収録されています。(2010/05/12 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559668 |
NAXOSの人気シリーズ、W.シューマンの交響曲集も今作が最終巻となります。このアルバムのメインは大編成のオーケストラを用いた交響曲第8番です。1962年10月4日にリンカーンセンターでバーンスタイン&ニューヨーク・フィルによって初演された3つの特徴的な楽章からなる作品です。ゆったりとした第1楽章は、過去のいくつかの自作を引用しながら、ハープ、ピアノを含む印象的な音色を交え少しづつ熱を帯び、金管楽器の咆哮によるクライマックスを迎えます。そのまま休みなしで続く第2楽章も、1950年作曲の弦楽四重奏曲第4番のメロディを用た息の長い旋律が歌われます。そして快活な最終楽章が続きます。ここではピアノや打楽器が縦横無尽に活躍し、多彩な音色で耳を楽しませてくれます。彼の素晴らしい管弦楽法を体感する一瞬です。モダンな響きの中にどことなく懐かしさを纏った音楽です。長大な「夜の旅」も陰鬱な音楽ではありますが、やはりどこか郷愁を誘う部分もあり、何とも魅力的な作品です。最後のアイブズの変奏曲の編曲版は原曲ともども有名です。アメリカと銘打たれていますが実はイギリス国歌。それもかなり歪曲されていますけどね・・・。(2010/04/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559651 |
心の内部、そして脳の内部に炎は宿ります。それは太陽系を銀河系を形造る普遍的な炎であり、小惑星、彗星すらも内包しています。それらは大きな軌道に乗り、巨大な螺旋を描きつつ、数百万マイルという想像を絶する距離を横切って流れていきます。そんな風景を心に描いてください。この15曲からなるピアノ・デュオ曲は想像を絶する世界を目の前に見せてくれるかのようです。ある時は煌めき、ある時はぶつかり合い、湧き上がる音の炎を丹念に描いていきます。静かに燃える炎、くるくる回る炎。人間の原始的感覚に直接訴える音楽です。(2010/04/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559631 |