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アメリカン・クラシックス

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    ドーマン:マンドリン協奏曲/ピッコロ協奏曲/コンチェルト・グロッソ/ピアノ・コンチェルティーノ(アヴィタル/カウフマン/アヴニ/メトロポリス・アンサンブル/シル)

    1975年生まれのイスラエルの作曲家ドーマンは、ジュリアード音楽院でコリリアーノに学び博士号を取得、25歳の時に「イスラエルの最も重要な作曲家」として数々の賞を獲得しました。以来、メータ、オルソップ、シモーネ・ヤングなど多くの指揮者たちが彼の作品を演奏するなど、同世代の作曲家たちの中でも抜きんでた存在として知られています。このアルバムで聴ける様々な楽器による協奏曲は、彼が好む「バロック風のイディオム」の中に民族音楽やジャズ、ロックの風味を利かせたもの。明瞭なリズムと揺るぎない低音の上に築かれる哀愁ただようメロディが印象的なマンドリン協奏曲、躍動的かつ流麗なピッコロ協奏曲、多彩な音色がはじけるコンチェルト・グロッソ。快活なピアノ協奏曲と、どれもが印象的で親しみやすい風情を備えています。(2010/03/17 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559620

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    ハリス:交響曲第5番、第6番「ゲティスバーグ」(ボーンマス響/オルソップ)

    オクラホマ出身の作曲家ロイ・ハリスはカリフォルニアで学んだ後、パリに留学しナディア・ブーランジェに師事しました。ルネサンス音楽にも造詣の深かった彼は、アメリカ音楽、特に管弦楽作品の礎を作り、それをゆるぎないものにした事で現在でもとても高く評価されています。この第5番と第6番の交響曲はヨーロッパでの戦争を背景にして書かれたもので、1942年から書き始められた第5番は「偉大なるソ連の英雄的で自由を愛する人々」へ捧げられています。第6番は、4つの楽章のタイトルに「人民の人民による人民のための政治」で知られるリンカーンの有名なゲディスバーグの演説が直接引用されている興味深い作品で、ハリスの国家主義への情熱もそのまま反映された密度の濃いものです。1941年に書かれたアクセレレーションは、楽想の一部が第6番の交響曲へと転用されたこともあり、「もう一つの戦争交響曲」と呼ぶにふさわしい作品です。(2010/03/17 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559609

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    フェトラー:ウォルト・ホイットマンの3つの詩/カプリッチョ/ヴァイオリン協奏曲第2番(ベロフスキー/ブラスケ/アナーバー響/リプスキー)

    1976年、アメリカ建国200年を記念して作曲された「3つの詩」。スクロヴァチェフスキの指揮、ミネソタ管弦楽団によって初演され高く評価された作品です。ウォルター・ホイットマンの詩から喚起された音楽とナレーターによる朗読は私たちに新たな世界を提示してくれます。夜の気分を湛えた暗く静かな最初の曲。激しい叫びを伴う、鋭敏なリズムに支配された恐ろしげな第2曲。そして美しいヴァイオリンのソロに彩られた煌めく光を伴う第3曲と、どれも表情豊かで叙情的な側面を備えた、現代における美しい夜想曲と言えそうです。東ヨーロッパのエキゾチックな雰囲気を持つヴァイオリン協奏曲も夢を見るような甘さを持っています。(2010/02/17 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559606

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    ローレム/陳怡/サンフォード/モラヴェック:21世紀のフルート作品集(ベグラリアン/マーティン/コレット)

    国際的なキャリアを誇るニュージーランド生まれのアメリカ人フルーティスト、マリア・マーティン。このアルバムには彼女のために書かれた8つの作品が収録されています。フルートのレパートリーを拡大させることと、現代音楽の幅広い可能性を聴き手に届けることに熱心な彼女。その姿勢に賛同した作曲家たちの書き起こした多彩な作品。それはジャズ風であったり、また他の曲は中国の民謡からインスピレーションを得ていたりと本当に興味深いものばかりです。現代の作曲家たちの才能を感じつつ、フルートとピアノの奏でる変幻自在な音風景に身を委ねる幸せを味わってみてください。「現代音楽は苦手」という人でも大丈夫。(2010/02/17 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559629

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    W. シューマン:交響曲第6番/戦争時の祈り/ニュー・イングランド三部作(シアトル響/シュワルツ)

    ニューヨーク生まれのW.シューマンは現代アメリカ作曲家のなかでもとりわけ人気が高く、吹奏楽ファンの間でも広く知られている人でもあります。彼は全部で10曲の交響曲を書きましたが(と言っても、最初の2曲は作曲家自身が「無きもの」としているため実質的には8曲です)この1948年に書かれた第6番は単一楽章で書かれながらも、極度に複雑なリズムと暗い色調を備えた取っつきにくいもの。実際、ダラスでの初演は失敗してしまったのですが、その対位法を駆使した作曲技法には驚くべきものがあります。作曲家自身が吹奏楽に編曲した版が良く知られる「ニューヨーク三部作」はもともと18世紀後期のアマチュア作曲家、ウィリアム・ビリングズの書いた讃美歌を基にしたもの。そのせいか、とても聴きやすく愛国心に溢れた曲想になっていて、吹奏楽版も含めて、彼の代表作とも言える作品になっています。1943年に初演された「戦争時の祈り」は題名の通り沈痛で美しい音楽です。(2010/01/27 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559625

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    シェーンフィールド:キャンプの歌/ゲットーの歌/シュワルツ:ルドルフとジャネット(ニーデルロー/パース/ミュージック・オブ・リメンブランス/シェーンフィールド)

    この胸を切り裂くかのような悲痛な2つの歌曲集。どちらもナチスの迫害を生き延びた人々の激情、脆弱な希望、そして絞り出されるかのような幽かなユーモアを織り交ぜたテキストによるものです。2004年11月8日に英語ヴァージョンが世界初演された「キャンプの歌」は2003年のピューリッツァー賞のノミネート作品です。曲自体は、どこかマーラーの「子どもの不思議な角笛」を思わせる素朴でアイロニカルなもの。ちょっと聴いただけでは、どちらかというと明るさが勝っていているような印象を受けますが、「本当に悲しい時には涙も出ない」と言われるように、どの曲にも執拗なまでの生への渇望が込められているのです。2008年5月12日に世界初演された「ゲットーの歌」はユダヤの音楽家&詩人モルデカイ・ゲビルティヒの詩による歌。やはり静かな怒りに燃える、心がずっしり重くなる歌曲集です。(2010/01/27 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559641

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    アダモ:レイト・ビクトリアンズ/オールコットの音楽/天の女王(プーリー/サリヴァン/ラヴァリア/エクリプス室内管/アリメナ)

    「現在最も称賛されるオペラ作曲家」であるアメリカのマーク・アダモの作品集です。彼の音楽には様々な世論が反映され、常に多くの人への問題提起を怠ることがありません。例えば、最初はメゾ・ソプラノの歌曲集として着想された「後期ビクトリア朝時代」も、書き進めていく間に彼の思いが熟していき、一時は書くことができなくなってしまったほどだったと作曲家は語ります。語りと歌による劇音楽に、情熱の作家エミリー・ディキンスンの詩が美しく溶け込んでいます。闘病中のAIDS患者から得た霊感、中世の人々の途切れた記憶、反戦、オールコットの「若草物語」、そして、ハイドンの交響曲「告別」など色々なものから触発された彼の作品は現代人の疲れた心にひとときの安らぎと幽かな疑問を投げかけることでしょう。(2010/01/27 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559258

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    アイヴズ:管弦楽作品集 5 - 独立記念日(7月4日)/ジェネラル・スロッカム/イェール対プリンストンのフットボール・ゲーム(マルモ響/シンクレア)

    あのストラヴィンスキーも傑作と認めたアイヴズの祭日交響曲です。アイヴズが幼年期から構想を練っていたという、アメリカにおける大切な祝日のために書かれた音楽は、「ワシントンの誕生日」(この曲のみ8.559087に収録)「戦没将兵記念日」「独立記念日」「感謝祭」の4つの楽章から出来ています。このアルバムでは、それらの楽章にいくつかの別の作品を組み込み、あたかも別の独立した作品のような一大人間ドラマを作り上げることに成功、アイヴズの観察眼の鋭さと、人間の営みへの大いなる賛歌として、このアルバムの存在感を高めています。(2009/12/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559370

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    ラウリセン:合唱作品集(エローラ・フェスティバル・シンガーズ/エジソン)

    合唱に携わる人なら、この作曲家の名前に馴染みがあることでしょう。現代アメリカで最も素晴らしい合唱作品を書く人として知られるラウリセンの作品集です。「おお、光よりの光」は合唱とオーケストラのための「ルクス・エテルナ」からの抜粋。光と暖かさに覆われた美しく静かな音楽です。それに対して、マドリガルは「炎の歌」は中世の香りを色濃く身に付けた快活なもの。和声もリズムも活気に満ちていて、要求されるハーモニーの難易度も非常に高くなっています。リルケの詩によるも「ばらの歌」は洒脱なシャンソンです。そしてピアノ伴奏を伴う雄大な「真冬の歌」、様々な作曲家たちのクリスマス・ソングの集大成ともいえる「おお、大いなる神秘よ」と、どれも歌うことの喜びに満ちた佳品ばかりです。(2009/12/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559304

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    フアン・リュー:ドラマ・シアター第2番 - 第4番/弦楽四重奏曲第1番「3つの緊張」(ミン・シャオフェン/フューチャー・イン・リヴァース/フアン・リュー)

    1976年生まれのファン・リューはアヴァンギャルドな作曲家であると同時に、指揮者、そして中国国内で広く知られるフォーク&ロック・シンガーでもあります。このアルバムでも極めてユニークな音楽が展開されています。東洋、西洋の様々な楽器を縦横無尽に駆使し、多彩な音を鳴らしまくる「ドラマ・シアター」は、1998年から構想された5つの部分からなる大作です。各々の奏者は楽器をただ演奏するのではなく、歌い、語り、お互いに影響を及ぼさなくてはいけないとされています。しかし、その作品は某教育番組のアニメーションのバックにでも流したらいいかも。と思ってしまうほどの楽しいものです。各々の副題は多くのことを示唆しているので、聴き手は想像力を極限まで働かせなくてはいけません。(2009/12/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559653