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アメリカン・クラシックス

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    シェーンフェルド/スタッキー/ハービソン/バーンスタイン:ヴァイオリン作品集(3つのアメリカのソナタ)(チョーリャン・リン)

    このアルバムに収録された3つのヴァイオリン・ソナタは、全てヴァイオリニスト、チョーリャン・リンがそれぞれの作曲家に作曲を依頼し、彼自身と、今回伴奏を務めるジョン・キムラ・パーカーが初演を行いました。2008年に書かれたシェーンフィールドのソナタは、特徴的なタイトルを持つ4つの楽章で構成された作品。デヴィッド・マークソンの小説「Vanishing Point=消失点」からインスパイアされたという、どこかで聴いたことがあるような旋律がコラージュされた第1楽章から、ヘブライ語の研究者でもある作曲家の特質が表れた、ユダヤの踊りの音楽「Freilach」と題された終楽章まで変幻自在な曲想に彩られています。スタッキーのソナタは、ドビュッシーのソナタから影響を受けたといい、即興的かつ幻想的な雰囲気を湛えた作品。ソナタの形式を気に入っているというハービソンの作品は、各楽章とも明確なタイトルを持つものの、内容は象徴的で、聴き手の想像を刺激します。最後に置かれたバーンスタインの「アーロンのためのカノン」はコープランドの70歳の誕生日を祝した作品。“クレージー・モダン・ミュージック=正気ではない現代音楽”とバーンスタインが称したという短い曲です。(2020/05/15 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559888

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    ドアティ:ディス・ランド・シングズ この地は歌っている - ウディ・ガスリーの人生と時代によるインスピレーション(ソコロフスキー/J. ドアティ/ドッグス・オブ・デザイア/ミラー)

    ボブ・ディランに大きな影響を与えた“ウディ・ガスリー”。ギターとハーモニカを携え、大恐慌時代のアメリカを放浪し、この経験を元に「This land is your land=我が祖国」などの、貧困にあえぐ労働者たちの感情を歌にすることで多くの人々の共感を得たアメリカのフォーク歌手です。グラミー賞受賞作曲家、マイケル・ドアティは、かつてガスリーが放浪したというオクラホマ州とテキサス州の埃っぽい道を、彼のほぼ全ての歌を聴きながらドライブし、独自のトリビュート作品「This Land Sings この地は歌っている」を創り上げました。17曲からなるこの作品は、2人の歌手、アンサンブルとアナウンサーの朗読で構成されており、ガスリーが活躍した時代のラジオ番組を模して書かれています(このアルバムでは朗読部分は省略)。ドアティは、ガスリーの生きた時代の政治的、社会的環境などをテーマに取り上げ、オリジナル・ソングと幕間には器楽を用いた曲を書きました。それらは皮肉っぽく、同時にウィットに富んでいます。(2020/05/15 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559889

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    ガーシュウィン:パリのアメリカ人/バーンスタイン:ソングフェスト(ウルフ・トラップ・オペラ/ナショナル・オーケストラ・インスティテュート・フィル/ジャッド)

    近現代アメリカを代表する3人の作曲家の作品を収録した1枚。冒頭は1920年代のパリの雑多な風景をガーシュウィンが音楽で描いた名作「パリのアメリカ人」。この録音では通常演奏されるF.C=ワトソン改訂版ではなく、2019年にM.クレーグによって新たに発表された比較校訂版が用いられており、ガーシュウィンの最初の構想に近い音を聴くことができます。バーンスタインの「ソングフェスト」はアメリカ建国200年を記念して作曲された歌曲集。ここで使われた13人の詩人の詩にはそれぞれ「創造性、愛、結婚、マイノリティたちが抱える問題」など、多岐に渡るテーマが掲げられており、これらは、バーンスタインの音楽で見事に具現化されました。華やかなトランペットのソロで知られるコープランドの「戸外のための序曲(野外序曲)」は1938年のオーケストラ版が演奏されています。(2020/04/10 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559859

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    M. グールド:シンフォネット第2番 - 第4番/管弦楽のためのスピリチュアルズ(ウィーン放送響/フェイゲン)

    20世紀アメリカを代表する作曲家モートン・グールド。彼はクラシック、クロスオーヴァー、映画音楽などあらゆるジャンルの作品を手掛け、グラミー賞とピューリッツァー賞を受賞するなど、高い評価を受けました。このアルバムには1930年代後半から1940年にかけて作曲された3つのシンフォネットを収録。ジャズやラテンアメリカ伝統のイディオムを駆使したユニークな作品をお楽しみいただけます。「シンフォネット」とはグールド自身の造語であり、彼としては、当時のアメリカで開発された最新家電のような言葉のつもりでしたが、すぐに時代遅れになってしまい大変後悔したと、彼の伝記作家グッドマンが語っています。しかし作品自体はとても楽しいものであり、とりわけ第2番の第2楽章「パヴァーヌ」のブルージー(憂いを帯びたの意)なトランペットの旋律は、現在でも人気を誇っています。また、初演が大失敗したという「オーケストラのためのスピリチュアル」は、ストコフスキーが再演したことで人気を博した作品です。(2020/03/20 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559869

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    ダニエルプール:オラトリオ「イェシュアの受難曲」(カリフォルニア大学ロス・アンゲレス・チェンバー・シンガーズ/バッファロー・フィルハーモニー合唱団&管弦楽団/ファレッタ)

    最初の構想から25年間の長い年月をかけて、ようやく完成を見たというダニエルプールの「イェシュアの受難曲」。物語の題材は聖書の「イエス・キリストの生涯における最後の日のエピソード」であり、歴史の事実を踏まえながら、自身もユダヤの血をひくダニエルプール自身の想像を加え、壮大な作品に作り上げたものです。全体は7つの楽章からなる2つの部分に分かれ、それぞれ4つの福音書(マタイ・ルカ・ヨハネ・マルコ)からテキストが採られ、7人の独唱者、7つの合唱団など、常に「7」に関連付けられています。ジョアン・ファレッタが指揮する美しい音楽は、ダニエルプールが描く苦悩するイエスの姿を通じて、聴き手にさまざまな思いと強いメッセージを届けています。(2020/03/20 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559885-86

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    モラヴェック:聖域の道(ミッチェル/ブライス=デイヴィス/ブルー/メリウェザー/バートン/オラトリオ・ソサエティ・オブ・ニューヨーク/トライトル)

    2016年、ミネソタ・オペラのために書いた歌劇《シャイニング》(スティーヴン・キング原作)が大成功を収めたのち、モラヴェックは再び大規模な声楽曲の作曲に取り掛かりました。台本は同じくマーク・キャンベルが担当。作品のテーマである「アメリカの歴史的なオラトリオ」の題材には「地下鉄道(19世紀アメリカの黒人奴隷たちが、制度から逃げ出す手助けをした組織、逃亡路)の父」と呼ばれたウィリアム・スティルが長年に渡って残した記録から採られており、一時は月に60人もの奴隷たちの逃亡を助けたというスリリングな物語に音楽を載せることで、更に壮大なストーリーとなり聴き手に迫ります。アルバムの最後には、作品についての考察(ナレーション)が添えられており、内容の理解を深める手助けをしています。(2020/01/31 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559884

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    リール:ピアノ作品集 - ピアノ・ソナタ第5番、第10番、第12番/演奏会用練習曲第2番/脳死のためのベートーヴェン(イェンゼン)

    ニュージャージー生まれのポール・リール。もともとは英文学と自然科学の研究者ですが、ロックバーグとクラムの作品に触れて作曲に個人的な興味を持ち、2年間ほど作曲法を学んだ後、12曲のピアノ・ソナタやチェロ・ソナタなど数多くの独創的な作品を発表。作曲家としても高い人気を誇っています。演奏しているジョン・イェンセンは1986年にリールのピアノ協奏曲第1番を初演してから「私の作品の理想的な演奏者である」とリールに言わしめるほどの良き理解者となっています。このアルバムには、3曲のソナタと3曲の小品が収録されており様々な性格の曲を楽しめますが、中でもユニークなのが「脳死のためのベートーヴェン」と題された小品。ベートーヴェンのおなじみの旋律が20曲分、コラージュされたクイズのような作品です。(2020/01/31 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559879

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    グラス:ヴァイオリン協奏曲第2番「アメリカの四季」/ヴァイオリン・ソナタ(プラヴネル/ヴィラ/ベルン室内管/バッハ)

    フィリップ・グラスは、ミニマリズムを取り入れた初期の時代から少しずつ作風を変化させ、多くの音楽家たちとコラボレーションを重ねながら、独自のスタイルを確立させ、80歳を超えた今、『現代アメリカ音楽の象徴的存在』になっています。このアルバムに収録されている「アメリカの四季」はヴァイオリニスト、ロバート・マクダフィーの提案によって作曲された作品で、ヴィヴァルディの「四季」を下敷きにし、チェンバロの音を模したシンセサイザーが良いアクセントとなる18世紀初頭のバロックの精神を取り入れたユニークな出来映えになっています。とはいえ、各楽章に明確な季節が与えられているわけではなく、聴き手は穏やかな海、激しい嵐など様々な風景が喚起される音楽から自由に季節を感じ取ることができます。ヴァイオリン・ソナタは建築家マーティン・マレーの委嘱で書かれた曲。ブラームス、フォーレ、フランクのソナタを意識した回顧的な作風が採用されており、「敢えて不協和音を用いないこと」への挑戦ともいえる作品になっています。(2020/01/31 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559865

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    レイトマン:歌曲集(肉体の中の生命)(チェック/エマーソン/グルーバー/ゴーリシアック/テイラー/アームストロング/スカルラータ/レイトマン)

    ロリ・レイトマンは現代アメリカを代表する声楽曲作曲家の一人。複数の歌劇を始め、合唱曲、250曲以上の歌曲を含む多数の声楽作品を発表しています。様々な詩人や作家の詩を用い、時にはホロコーストの犠牲者の詩を用いて問題提起を行うなど、多彩な作品を発表する彼女、このアルバムでもエリザベス・ビショップ、ポール・セランなどの高名な詩人のテキストを用いた深遠な曲から、彼女の自作の詩を用いた「最初の孫エドワードの2歳の誕生日」のために書いたという「エドワードのための短い歌」などのユニークで個人的な曲まで、ヴァラエティ豊かな作品を披露しています。また、世界初録音の歌曲を多数含むだけではなく、曲想に合わせて最もふさわしい歌手を起用、レイトマン自身もピアノを演奏するなど、現在の彼女の姿をあますことなく伝える2枚組です。(2019/12/27 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559872-73

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    ボストン交響楽団の委嘱作品集 - アンドレス/ネイサン/シェパード/ソンタキス(ネルソンス)

    2011年、名指揮者ジェームズ・レヴァインの代役としてボストン交響楽団を指揮、その後客演を重ねて2014年に楽団の音楽監督に就任したアンドリス・ネルソンス。このアルバムには、彼が就任してから1年以内に様々な作曲家に委嘱したという4つの作品が収録されています。ソンタキスを除く3人の作曲家はボストン交響楽団が主宰する「Tanglewood Music Center(TMC)」の出身者であり、楽団との所縁も深い人たちです。バルトークの《青ひげ公の城》とブラームスの交響曲からインスパイアされたネイサンの作品、ギリシャ出身のソンタキスによるドラマティックな「ソネット」、過去作品との対話から生まれたというアンドレスの「Everything Happens So Much」、カンディンスキーやモンドリアンなど5人の芸術家の作品からインスピレーションを受けたというシェパードの「Express Abstractionism」は様々な楽器の組み合わせから生まれる音のブロックを並べて作り上げたもの。どの曲も個性的で、未来へ連なる先進性を持っています。(2019/11/29 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559874