18世紀クラシックス
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ウィーン生まれの作曲家、ディッタースドルフは極めて多くの作品を残しましたが、ほぼ同時代のハイドンに比すと、その僅かな古臭さのゆえか、無視された存在になりがちです。しかし実のところその作品は、ハイドン顔負けの新奇性が聴くものを驚かせるほど、フレッシュな魅力に溢れています。「感情の戦い」の「狂気」や「憂鬱」といった楽章で半音階的進行を交えながらの暗い響き、「作曲家の錯乱」(凄いタイトル!)冒頭での激しいシンコペーションには、ドッキリするものがあります。一方舞曲調の曲が中心ということもあり、明るい楽章はどれもウキウキするような音楽です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553975 |
このシンフォニア集は、交響曲の歴史の中でも一際重要視されています。オペラの序曲等であった交響曲が、確固たる演奏会用芸術作品として羽ばたいて行く独立宣言が高らかに謳われているからです。楽章の性格付けの明確化、既存のパターンからの脱皮など、円熟に安住しないバッハの情熱が全編にあふれています。さらに強烈なのが和声的な大胆さ!特に、第3番の第1楽章から第2楽章にかけては、低音にBACH音型を使ったり、とんでもない移調を試みたりしています。斬新さと輝きに満ちたC.P.E.バッハの傑作です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553285 |
当時は偉大な父よりも有名だったカール・フィリップ・エマヌエル・バッハは、チェンバロ奏者として名をはせ、作曲家としても多作家で大活躍しました。いわゆる「多感時代」に属する作曲家で、その音楽は感情や情緒の直接的な表出を特徴とします。チェンバロ協奏曲を編曲したこのチェロ協奏曲でも、特に緩徐楽章にその魅力が全開、疾風怒涛の急速楽章も聴かせます。国際的に活躍するイギリスの若き名チェリスト、ヒューの演奏でどうぞ。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553298 |
「狩りのシンフォニア」には、銃声やら獲物を追う犬の声やらが入っています。実はこの効果音はモーツァルト父自身の指示によるもので、立派な「音楽」なのです。(当時の生演奏ではどうしたのだろうか??)モーツァルト父は、この手のアイディア一発屋の側面(他に有名なおもちゃの交響曲等)が有名なために、作曲家としての真の姿が捕らえにくい存在でした。しかし、アルバム後半のシンフォニアを聴けばわかるように、美しい旋律とみずみずしい感性を備えた才人であった事は確かなようです。事実、彼の作品の多くは息子の作と混同されていたのですから。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553347 |