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18世紀クラシックス

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    カンナビヒ:交響曲第47番 - 第52番(ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア/グロット)

    ウィーン古典派を生んだ18世紀の音楽には、どれを聴いても同じに聴こえる欠点があります(かなりの愛好家にとってさえ!)。カンナビヒ作品も、旋律にモーツァルトほどの才能が無いため、一度聴いただけだと平凡な印象かもしれません。そこで止めては勿体無い、反復鑑賞なさってみて下さい!管弦楽の色彩を熟知した上での職人芸。1や10など幸せ一杯の弾む冒頭、18のエレガンスなど特に忘れ難く、モーツァルトに「自分の知る最高の指揮者」と言わしめた才能に病みつきになるかも。チェリビダッケの弟子による入念な指揮も、最高の人選と言えるでしょう。(2000/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554340

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    ヴァンハル:交響曲集 1 (ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア/グロット)

    現代では注目度が低いヴァンハルは、農家出身にも拘らず18世紀のウィーンで特に人気の高い作曲家に昇りつめました。特定のパトロンや音楽の公職という後ろ盾無しに作曲だけで生計を立てた(交響曲人気が衰退したと見るや即、教会音楽の作曲に切り替えるという如才なさ)、当時としては初めての有名作曲家かもしれないという位置づけを聞けば、興味をかきたてられるというもの。そして音楽を聴けば、質の高さに驚かされます。彼のベスト曲の一つ、当盤のニ長調の交響曲など、同時代のハイドンやモーツァルトも真っ青です。幻の巨匠チェリビダッケの弟子、グロットの指揮で。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554341

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    J. シュターミッツ:交響曲集 2 (ニュージーランド室内管/アームストロング)

    ハイドンやモーツァルトが突然現れたのではなく、バロックと古典派の時代を繋いだキーマンがボヘミア出身のヨハン・シュターミッツ。バイオリンのヴィルトゥオーゾとしてマンハイム宮廷で活躍、長寿は得られなかったものの、作曲家としても第3楽章にメヌエットを置く全四楽章形式の交響曲にこだわった重要人物です。聴き手を驚かすようなドラマ性は控え、エレガントで耳に心地よい旋律が売り物、モーツァルトの初期の交響曲を愛する貴方ならおさえておいて損はありません。「ニ長調」はパストラーレで始まるのが変わり種です。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554447

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    クラウス:交響曲集 2 (スウェーデン室内管/スンドクヴィスト)

    「スウェーデンのモーツァルト」の異名が先行している感の強かったクラウスですが、ナクソスがリリースした交響曲第1集は世界中の音楽ジャーナリスト達から激賞されました。音楽の驚くべき質の高さが、正しく提示されたのです。この第2集でも独自の輝きは相変わらずで、例えば冒頭1の序奏部、ホ短調で始まりハ短調を経てハ長調に至る設計は、当時としては大胆。イ長調7の提示部で長調と短調が行き来する様は不思議な感触を与えます。収録の4曲中3曲が初録音、スウェーデンの演奏家の手で、忘れられていた18世紀音楽が今ここに甦ります。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554472

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    ホフマン:ヴァイオリン協奏曲集(ヒュー/マカスラン/ノーザン室内管/ウォード)

    いくら素敵な作品でも、マイナーというレッテルを張られた作曲家の一流作品は、メジャー作曲家の二流作品と比べて、演奏頻度・評価の上でも損な役回りをさせられやすい存在です。が、そんな風潮に大いにノーを突き付けるのが当盤です。特にヴァイオリンとチェロの2つの楽器をソロとするト長調協奏曲は名作いえるでしょう。健康的で屈託のない楽想が過度に凝り過ぎない、といっても躍動感満点で、十分聴きごたえのあるソロのかけ合いの中で伸びやかに奏でられる音楽には、純粋な愉悦感が溢れています。毒気の多い音楽に慣れ過ぎてしまった貴方にこそ、是非お薦めの一枚です。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554233

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    C. シュターミッツ:クラリネット協奏曲集 2 (ベルケシュ/ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア)

    交響曲の開祖として有名なヨハンを父に持つカール・シュターミッツ。彼も18世紀には音楽家として大成功を収めましたが、巨額の借金も背負い、死後には楽譜の売り上げが返済に充てられたという逸話があります。名バイオリニストの彼も、皮肉にも作曲家としては、この分野では梁明期となるクラリネット協奏曲(特に第11番)が今日も有名です。快速快適な両端楽章、それに挟まれたオペラティックですらある緩徐楽章、立派過ぎる管弦楽の伴奏部分などが鑑賞ポイント。日本でも後進の指導ですっかりお馴染みになったハンガリーのベルケシュの演奏で。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554339

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    カンナビヒ:交響曲第59番、第63番、第64番、第67番、第68番(ルーカス・コンソート/ルーカス)

    他人の悪口では天下一品のあのモーツァルトがマンハイムを訪れた際、何と彼は当地のオーケストラと指揮者を褒めたそうな。その指揮者が誰あろうカンナビヒでした。現在では忘れられている彼は作曲家としても70曲にも達する交響曲を作曲したのです。当盤の冒頭を聴けば、18世紀の音楽が好きな貴方ならやめられなくなるでしょう。ベートーヴェンばりの力強さ、イタリア留学体験が生きる美しいメロディ…。ハイドンやモーツァルトと時代がモロに重なったのは不運でした。ドイツ物に定評のあるバンベルク響のメンバーから成る室内管弦楽団の演奏も抜群です。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553960

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    ディッタースドルフ:シンフォニア集(ファイローニ管/グロット)

    ハイドンやモーツァルトと同じ時代に活躍し、同じように交響曲(シンフォニア)を量産したディッタースドルフ、やや貧乏クジの忘却された存在になりがちですが、ちゃんと優れた曲も残していて、この盤ではト短調シンフォニアが特に要注目です。ト短調交響曲というと、モーツァルトの2曲と意識、無意識に比較してしまうのはどうしようもないところですが、さすがに第40番(大ト短調)にはやや旗色が悪いにしても、なかなかどうして立派な作品です。両端楽章の疾走感や展開部での転調の連続など聴かせどころはしっかりしており、第25番(小ト短調)には優に匹敵するのでは!?(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553974

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    ディッタースドルフ:3つの標題シンフォニア(ファイローニ管/グロット)

    ウィーン生まれの作曲家、ディッタースドルフは極めて多くの作品を残しましたが、ほぼ同時代のハイドンに比すと、その僅かな古臭さのゆえか、無視された存在になりがちです。しかし実のところその作品は、ハイドン顔負けの新奇性が聴くものを驚かせるほど、フレッシュな魅力に溢れています。「感情の戦い」の「狂気」や「憂鬱」といった楽章で半音階的進行を交えながらの暗い響き、「作曲家の錯乱」(凄いタイトル!)冒頭での激しいシンコペーションには、ドッキリするものがあります。一方舞曲調の曲が中心ということもあり、明るい楽章はどれもウキウキするような音楽です。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553975

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    J. シュターミッツ:交響曲集 1 (ニュージーランド室内管/アームストロング)

    ちゃんと練習をし、編成も大きくして近代オーケストラの基礎を作ったマンハイム宮廷学団を統率した人物が、J.シュターミッツです。彼はこの優秀な楽団のために、近代交響曲の祖ともいえる作品を生みだし、クレッシェンド効果、「打ち上げ花火」音形、など数々の表現を開発しました。「交響曲は全4楽章」という慣習も彼が元祖と言われます。黎明期の生気あふれる交響曲の輝きは今日も色褪せません。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553194