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バイエルン国立歌劇場自主レーベル、第1弾はペトレンコ指揮 灼熱のマーラー7番!

バイエルン国立歌劇場自主レーベルBSOrec始動。
第1弾はペトレンコ指揮の灼熱のマーラー7番!

グスタフ・マーラー(1860-1911):交響曲第7番 ホ短調「夜の歌」
2021年5月28日 世界同時発売


マーラー:交響曲第7番 ホ短調「夜の歌

【販売情報】
商品番号:NYCX-10223 国内仕様盤・日本語解説付き
定価:3,300円(本体3,000円)

輸入盤:BSOrec0001 オープンプライス



17世紀のバイエルン選帝侯の宮廷歌劇場に起源を持ち、モーツァルトやワーグナーのオペラを初演してきたドイツ屈指の名門、バイエルン国立歌劇場が新レーベルをスタート。その第1弾に選ばれたのは、2013-20年に音楽総監督を務めたキリル・ペトレンコ指揮によるマーラー:交響曲第7番のライヴ録音!
2018年5月28日と29日にミュンヘンで行われた演奏会は、灼熱の完全主義者ペトレンコの下で、超高精度・超高密度、そして凄絶なまでの高揚感で聴衆や評論家を圧倒し、続くロンドン公演でも大喝采を浴びました。船出にふさわしい1枚。

「このマーラー7番はあらゆる点で議論の余地なく最上級だ」・・『ジ・アーツ・デスク』
「素晴らしいバイエルン国立管弦楽団による真に輝かしいマーラー7番」・・・『ザ・ガーディアン』
「バイエルン国立管弦楽団による、息をのむばかりの完璧な演奏」・・・『アーベントツァイトゥング』
「超高解像度のマーラー。CDはいつ出るのか?」・・・『ミュンヘン・メルクール』



バイエルン国立歌劇場


BSOrec バイエルン国立歌劇場自主レーベルへの期待 – 広瀬大介

ドイツ・ミュンヘンの音楽文化を牽引するバイエルン国立歌劇場。客席入場率はつねにドイツのトップを走り、人気歌手が登場するオペラ公演は発売と同時に売り切れてしまう。地元のファンには心から愛され、近年の音楽的な完成度の向上は目覚ましい。前任の音楽監督キリル・ペトレンコによる重量級のオペラ公演は、そのすべてが驚くべき緊張感と集中力に支えられた名演揃いであり、「アカデミー演奏会」と銘打ったオーケストラ公演では、日頃ピットの中にいるオーケストラが、晴れの舞台を満喫する歓びを音楽で十全に表現してみせる。新音楽監督ウラディーミル・ユロフスキとの協力関係がいよいよ始まろうかという折に、新型コロナ禍で思わぬ足踏みを強いられはしたが、両者の協力によって音楽的完成度はさらなる高みへと至るだろう。満を持して登場する独自レーベルによって、その活動がさらに多くのひとに伝わるよう、この歌劇場に「聴く耳」を育ててもらった聴き手のひとりとして、心から願わずにはいられない。

【バイエルン国立歌劇場】
バイエルン国立歌劇場は、17世紀に創設されたバイエルン選帝侯の宮廷歌劇場を起源とし、モーツァルトやワーグナーの歌劇を初演した歴史を持つドイツを代表する名門歌劇場。ハンス・フォン・ビューロー、ブルーノ・ワルター、ハンス・クナッパーツブッシュ、ゲオルグ・ショルティ、クレメンス・クラウス、ルドルフ・ケンペ、ヨーゼフ・カイルベルト、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、キリル・ペトレンコ…といった音楽史上屈指の名指揮者を音楽監督に迎え、錚々たる名歌手たちと築いて来た栄光の歴史を誇ります。

【キリル・ペトレンコ】
キリル・ペトレンコは、シベリアのオムスク生まれ。1990年に家族でオーストリアに移住。同地でピアノと指揮を学びました。マイニンゲン劇場の音楽総監督を経て、2002年にベルリン・コーミッシェ・オーパーの音楽総監督に就任すると一躍注目を集め、欧米諸国を代表する歌劇場とオーケストラに相次いで招かれました。2013年から2020年までバイエルン国立歌劇場音楽総監督を務め、2019年からベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督に就任。


バイエルン国立管弦楽団

●今後のリリース計画(順不同、発売日未定)

オーケストラはすべてバイエルン国立管弦楽団
《CD》
〇ベートーヴェン:交響曲第2番、ブレット・デイーン:テスタメント/ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)、録音:2020年10月
〇シューベルト:交響曲第8番「ザ・グレート」/ズービン・メータ(指揮)、録音:2021年1月 映像作品
〇コルンゴルト:歌劇《死の都》/ヨナス・カウフマン(テノール)、マーリス・ペーターセン(ソプラノ)、キリル・ペトレンコ(指揮)、収録:2019年12月(7月発売予定)
〇アブラハムセン:歌劇《雪の女王》/バーバラ・ハンニガン(ソプラノ)、レイチェル・ウィルソン(メゾ・ソプラノ)、ピーター・ローズ(バス・バリトン)、コルネリウス・マイスター(指揮)、収録:2020年1月
〇ストラヴィンスキー:マヴラ、チャイコフスキー:イオランタ/バイエルン国立歌劇場オペラ・スタジオ、アレフティナ・ヨッフェAlevtina Ioffe(指揮)収録:2019年4月
〇リヒャルト・シュトラウス:ばらの騎士/マーリス・ペーターセン(ソプラノ)、クリストフ・フィシェッサー(バス)、サマンサ・ハンキー(メゾ・ソプラノ)、ヨハネス・マルティン・クレンツレ(バリトン)、カタリーナ・コンラーディ(ソプラノ)、ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)、収録:2021年3月

*バイエルン選帝侯の宮廷歌劇場のオーケストラは、オペラとは別の表現の場を求めて1811年に「音楽アカデミー」の名のもとにシンフォニー・コンサートを開始。バイエルン国立管弦楽団の定期公演が「アカデミー・コンサート」と呼ばれるのはこれに由来し、オーケストラならではの表現の可能性と喜びを献身的に求める楽団の伝統は、一期一会の熱気と集中力に飛んだ演奏会に結実しています。あのカルロス・クライバーがこの楽団に好んで客演したことでも知られます。